とうなんいん|金峯山修験本宗
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巽(たつみ)の方角に小堂を設け、一山の安泰と興隆を祈念したとされています。「巽」とは東南の方角のことで、東南院は、金峯山寺より東南に位置する、金峯山寺を守ってきた寺院なのです。と、いうことです。

東南院


山門

本堂

多宝塔
江戸初期に建立されたもので、和歌山県海南市の野上八幡にあったものです。しかし、昭和12年、和歌山の松長定一氏の寄進によって東南院に移築されました。普通、塔内の柱は丸柱を使いますが、この多宝塔内陣の柱は八角柱で、珍しい例とされています。

庫裡

歴史
当院の開基も、修験の吉野山にふさわしく、役行者という伝承をもっているので、千三百年の歴史があるわけです。奈良や比叡山など古い霊地霊山には、東南院あるいは東南寺という名の、寺院があるのが普通ですが、これは、開基または始祖といわれる人が、その霊地を開くときに、中心になる伽藍を立てると同時に、そこから巽(東南)の方角に当たる所に寺を建て、一山の興隆を祈願するということが行われていました。これで党員が吉野山で占める位置が、了解できるかと思います。
当院は本堂、多宝塔、庫裡、客殿からなっていますが、多宝塔は明治初年まで、紀州野上の八幡宮の境内にあったものを、昭和十二年に当院へ移築したもので、正面の鰐口には永禄七年(1564)の銘があり、鎌倉期の作と伝える大日如来・毘沙門天・不動明王などが祀られています。
なお当院は宿坊といって、一般の寺とは違う一面があります。昔吉野山には数多くの宿坊がありましたが、これは吉野山から大峰山へ参る、大勢の修験行者が参篭するところできびしい修行の中でのしばしの憩いの場となっていました。
写真












| 名称 | 東南院 |
|---|---|
| 読み方 | とうなんいん |
| 御朱印 | あり |
| 限定御朱印 | なし |
| 電話番号 | 0746-32-3005 お問い合わせの際は「ホトカミを見た」とお伝えいただければ幸いです。 |
巡礼の詳細情報
| 役行者霊蹟札所 第8番 |
|---|
詳細情報
| ご本尊 | 役行者 |
|---|---|
| 宗旨・宗派 | 金峯山修験本宗 |
| 開山・開基 | 役行者 |
| 文化財 | 木造大日如来坐像(県指定文化財) |
| ご由緒 | 当院の開基も、修験の吉野山にふさわしく、役行者という伝承をもっているので、千三百年の歴史があるわけです。奈良や比叡山など古い霊地霊山には、東南院あるいは東南寺という名の、寺院があるのが普通ですが、これは、開基または始祖といわれる人が、その霊地を開くときに、中心になる伽藍を立てると同時に、そこから巽(東南)の方角に当たる所に寺を建て、一山の興隆を祈願するということが行われていました。これで党員が吉野山で占める位置が、了解できるかと思います。
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| 体験 | 御朱印宿坊札所・七福神巡り |
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