東大寺 法華堂（三月堂）の御朱印・御朱印帳

奈良県 近鉄奈良駅

不空羂索観音様をお参りしました。
間近で拝見する観音さまは、大迫力でした。
何回かお会いしているはずですが、圧倒されました。

【奈良県 奈良市】
東大寺の法華堂です。忘れてしまうくらいの数年ぶりです。
仏像の迫力に圧倒されたことを覚えていますが、やはり今回も圧倒されました。
奈良時代の中でも、最も多くの仏像が拝観できる素晴らしいお寺です。
こうなりますと、不謹慎ですが「信仰より文化財」的に拝んでしまいます。

東大寺法華堂（三月堂）

#東大寺 #法華堂 #三月堂

お堂のご本尊は不空羂索観音。

#不空羂索観音

梵語でアモーガパーシャ。真言は「オン　アボキャ・ビジャヤ　ウン　パッタ」と「オン　ハンドマ・ダラ・アボキャ・ジャヤニ　ソロ　ソロ　ソワカ」の2通りを見かける。種子はモウ。六観音のうち人道を救済するのは不空羂索観音またはジュンテイ観音とされる。
胎蔵マンダラの心臓部をなす中台八葉院に向かって左、蓮華部（れんげぶ）院というブロックの、中央を占める如意輪観音に向かって左にいる。

不空はムダにならないという意味で、羂索（けんさく、けんじゃく）とは狩に使う投げ縄のこと。百発百中の縄で衆生を救済するニュアンスらしい。いま風に言えばマスターボールを持っているようなものだ。
僕は思いっ切り勘違いしたが、左右の腕からふわんと垂らしているのは、羂索ではなく条帛（じょうはく）というらしい。羂索は輪っかにして握っている。尊名の由来になっている持物なのに、視覚的にはぜんぜん目立たない。

額に縦に開いた第3の目がある。これと、身にまとう鹿皮、そして羂索は、シヴァ神の影響ともいう。別の本によれば、トライデントを手にすることもあるそうだ。確かここ東大寺法華堂の像は持っていなかったと思う。なぜシヴァとの関連を指摘する本はトライデントに触れなかったのか、不思議だ。

最後に三月堂。
こちらだけ空気が済んでいて穏やかな雰囲気を感じました☺️(ただ人が少なかっただけ？？)

本尊の不空羂索観音像をはじめ10体の仏像（いずれも国宝）が並んでいます。
堂内には荘厳な空気が流れており、俗世間のことを忘れることができる素晴らしい空間でした。