薬仙寺の御朱印・御朱印帳

兵庫県 和田岬駅

兵庫七福神めぐり。直書きの御朱印をいただきました。

時宗　醫(医)王山　薬仙寺

天平18年(746年)行基による開山と伝えられています。
承元元年（1207年）に法然上人が讃岐に配流される際、こちらに立ち寄り、民衆を教化されたとのこと。
元々は天台宗だったようですが、延文年間（1356年～1360年）に京の霊山国阿（時宗8世）が中興し、時宗に改宗しています。

また元弘の変(1333年）の時、隠岐島に流されていた後醍醐天皇が、京に還幸の途中、兵庫津の福厳寺で病床に臥した。薬仙寺住職が、この井戸に湧いた水を天皇に献上したところ、天皇の病はたちまち癒えたという。

さらに、この薬仙寺にて、日本で最初の施餓鬼会が行われたと伝えられており、境内にはその碑が建てられていました。

萱の御所跡碑は、後白河法皇が平清盛に幽閉された場所で、元はここから北東約100メートルの地にあったそうで、昭和29年の新川運河拡張工事に際して、薬仙寺に石碑が移されたとのこと。

御朱印をいただこうかと思ったのですが、この日は何か取材があったのか、境内でカメラを持った方などがいらっしゃり、忙しそうにされていたため断念しました。
また別の機会に伺いたいと思います。

神戸市兵庫区今出在家町4-1-14

[福原西国三十三観音１番札所]
[兵庫七福神　寿老人]

境内に一歩入ると、視界が開けてすごく開放的です。
敷地の塀に沿っていろいろな歴史的な遺物があり、とてもためになります。
はるか古から、現代まで、思いを馳せることができます。