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眞久寺の日常(37回目)北海道旭川駅

謹賀新年 新型コロナと薬師如来

投稿日:2021年01月01日(金)
 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。本年も何卒よろしくお願い致します。

 さて昨年から続くコロナ禍の影響で、皆さまも不安と緊張感を強いられる日々をお過ごしの事と存じます。歴史的に見ても疫病は定期的に蔓延し、多くの人々を苦しめてきました。そのため、日本においても古くから病気平癒の御利益がある薬師如来が広く信仰され、四国八十八箇所霊場においては薬師如来をご本尊とする寺院が全体の4分の1にあたる22箇寺もあるほどです。その薬師如来の功徳を説いた『薬師瑠璃光如来本願功徳経』というお経があるのですが、その中に大変興味深い一説がありますので、皆さまにご紹介したいと思います。

 朝嚼歯木。澡漱清浄。
 朝は歯木を噛み、食事の際に手を洗いうがいをし、清浄にして…

 「歯木(しぼく)」とは、古代インドで使われていた歯と舌を掃除する木製の道具で、歯ブラシの原型となったものです。「朝には歯を磨いて、食事の際には手を洗ってうがいをし、清潔にする。」今では当たり前のことですが、病魔を遠ざける方法として古代の経典に記されているのです。

 ちなみに、西洋医学において手を洗うことの重要性が認知されたのは何と19世紀になってからです。ハンガリー出身のイグナッツ・フィリップ・ゼンメルワイス医師が1847年に手の消毒が感染症を予防するということを発見するまで、西洋医学では手を洗うことは大事にされていなかったのですね。

 日本においては手洗い・うがいは昔から知られる風邪予防の習慣でしたが、実は古代インドから続く病気の予防法なのです。コロナ禍が長引き、気が緩みがちになってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、どうか病気予防の気持ちを持ち続けてお過ごし頂きますよう、お願い申し上げます。
眞久寺の本殿
令和3年元朝の様子

すてき

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