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いぐさはちまんぐう

井草八幡宮のお参りの記録一覧
東京都 上石神井駅

ヒナメリ
ヒナメリ
2025年07月30日(水) 11時38分58秒
474投稿

台風の影響でしょうか、空には入道雲がかかっているものの、全体としては晴れ間が広がり、風もわずかに吹いているように感じられました。しかし、その風はまるで意志を持たないかのように、体感的な涼しさをもたらすには至らず、暑さという自然の猛威に対しては無力な存在に思えました。むしろ、容赦という言葉そのものがこの日だけ世界から消え失せてしまったかのような、極めて厳しい炎天の下に私は立っていたのです。

照り返す地面の熱は足元からも体をじわじわと蝕んでいきます。そんな中でたどり着いた手水舎は、まさに救いの場のように見えました。手と口をそっと清めるその一連の所作のなかで、水が指先に触れた瞬間の感覚は、まさに雪解けの谷から湧き出たばかりの清流のよう。心地よい冷たさが、指先から腕、そして胸の内へと広がっていくように感じられたのです。

この水はもちろん、身体を冷やすためのものではありません。清め、整えるための神聖な水です。だからこそ、この涼やかさと清冽な感覚を、たとえ一時のものに過ぎなくとも、できる限り深く記憶に刻んでおきたい——そんな思いが自然と湧き上がってきました。

その清らかな余韻を胸に抱きつつ、私は静かに拝殿へと向かい、深く一礼してから参拝いたしました。熱気に包まれた境内で、ひときわ澄んだ水の感触を心に携えながらの参拝は、いつも以上に特別で、深く、そして静謐なひとときとなりました。

井草八幡宮(東京都)
井草八幡宮(東京都)

木が傷みます

井草八幡宮(東京都)
井草八幡宮(東京都)
井草八幡宮(東京都)
井草八幡宮(東京都)

文華伝

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半七
半七
2024年11月09日(土) 20時57分08秒
206投稿

所用の帰りに参拝。こんな都心なのに大きくて静かな境内。

井草八幡宮(東京都)

大きな社標

井草八幡宮(東京都)

鳥居に続く長い参道

井草八幡宮(東京都)

立派な楼門

井草八幡宮(東京都)

秋晴れに本殿

井草八幡宮(東京都)

忠実にしるされた本殿

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平野慎一
平野慎一
2025年05月20日(火) 22時50分07秒
449投稿

 青梅街道の喧騒を一歩離れると、そこには時がゆるやかに流れる異界が広がっていた。立派な社叢が参道をすっぽりと覆い、真夏でも涼を感じさせるほど。街の喧噪を忘れさせるこの深い緑こそが、長くこの地に息づいてきた神域の息吹なのだろう。

 この地にはかつて春日社が祀られていたという。源頼朝が戦勝祈願に訪れた折、干ばつに見舞われ一行は水に困った。頼朝自らが弓で地面を穿ち、七度目にようやく湧き出した清水に「遅野井」と名をつけたという逸話が伝わる。この湧水はやがて善福寺川の源流となり、地名としても残された。以来、この地には八幡宮が奉斎されるようになったそうだ。

 参道を進むと、朱塗りの楼門が目を惹く。木漏れ日に映えるその姿は、訪れる者に一瞬の静寂と敬意を促す。楼門をくぐると視界が開け、左右に美しい回廊が広がる。神門の先、回廊に囲まれるようにして鎮座する御社殿は、重厚でありながらもどこか凛とした佇まい。見上げれば屋根の反りに細やかな意匠がほどこされ、長い歳月が培った風格が漂う。

 なお、参拝の際には駐車場に注意が必要だ。青梅街道沿いにある北駐車場は現在閉鎖されており、裏手の南駐車場を利用するのが正解。周辺には案内板も少ないため、事前の地図確認をおすすめしたい。

 季節の移ろいの中で、静かに歴史と向き合える場所。風が揺らす木々の音に耳を澄ませば、遅野井に湧いた水音が聞こえてくるような気がする――そんな時間が、ここにはある。

井草八幡宮(東京都)

社号標

井草八幡宮(東京都)

大灯籠に北鳥居

井草八幡宮(東京都)

北参道

井草八幡宮(東京都)

楼門

井草八幡宮(東京都)

境内より楼門を望む

井草八幡宮(東京都)

神門

井草八幡宮(東京都)

回廊

井草八幡宮(東京都)

回廊

井草八幡宮(東京都)

扁額

井草八幡宮(東京都)

拝殿

井草八幡宮(東京都)

拝殿

井草八幡宮(東京都)

祓戸神社

井草八幡宮(東京都)

三宮神社

井草八幡宮(東京都)

三谷稲荷神社

井草八幡宮(東京都)

三峯神社

井草八幡宮(東京都)

新町稲荷神社

井草八幡宮(東京都)

浅間神社

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misa
misa
2024年08月18日(日) 06時33分18秒
256投稿

大きい鳥居って、ほんとに感動する
厳かですね

そして、駐車場がひろいっ
駐車場があるのって結構重要(うんうん

井草八幡宮の御朱印
井草八幡宮(東京都)
井草八幡宮(東京都)
井草八幡宮(東京都)
井草八幡宮(東京都)
井草八幡宮(東京都)
井草八幡宮(東京都)

御神木、触れる状況であれば必ず抱きついてます(笑)パワー感じますよねー

井草八幡宮(東京都)

あまりにも格好良くて、つい買っちゃいました♪♪

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ヒナメリ
ヒナメリ
2025年08月27日(水) 23時41分59秒
474投稿

東京都杉並区善福寺に鎮座する井草八幡宮。初めて訪れた際、車窓から目に飛び込んできたのは、圧倒的な存在感を放つ鮮やかな朱色の大鳥居でした。思わず息を呑んだその光景は、今でも鮮明に記憶に残っています。鳥居の大きさもさることながら、境内の広大さもまた印象的です。

鳥居をくぐり、神門までゆっくり歩みを進めると、およそ五分ほどの道のり。参道には木々が立ち並び、都心にいることを忘れるほど落ち着いた空気が漂います。青梅街道からほど近いにもかかわらず、境内に足を踏み入れた途端、外の喧騒から切り離されたような静けさに包まれ、自然と心が鎮まっていきます。創建は九百年以上前と伝えられ、長い歴史の重みを感じさせます。

御祭神は八幡大神と応神天皇。古来より武運長久や安産祈願の神として厚く信仰され、今も地域の守護神として親しまれています。また、この地は縄文時代の遺跡が発掘される場所でもあり、太古から人々が暮らし祈りを捧げてきた土地であることがうかがえます。

大鳥居をくぐり、長い参道を抜けて神門へと至る時間そのものが、参拝をより厳かな体験へと導いてくれるのです。都心近くの杉並にありながら、静寂と自然、そして歴史の重みを併せ持つ特別な神社です。都会の喧騒を離れ、心にゆとりを取り戻させてくれる、そんな場所だといえるでしょう。

井草八幡宮(東京都)
井草八幡宮(東京都)
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