じげんじ|曹洞宗|旗下山
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楽しみ方秩父札所十三番 慈眼寺のお参りの記録一覧
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秩父市街の賑わいの中に佇む慈眼寺を訪れました。重厚な黒門の山門をくぐると、先ほどまでの喧騒が消え、しっとりと落ち着いた境内の空気に包まれます。
山門の先に広がる桜の木には、可愛らしいサクランボが実っていました。「自由に食べてよい」との温かいお言葉に甘えて一口いただくと、その瑞々しい甘酸っぱさが、巡礼の歩みを進める体と心に心地よく染み渡りました。
また、こちらの境内でひときわ存在感を放つのが「一切経蔵」です。中の輪蔵形式の経庫を回すことで、収められた一切経をすべて読んだのと同じ功徳が得られるとされていますが、その重厚さは想像以上。一人では到底動かず、数人で力を合わせてようやく回り出すその重みに、経典の積み重ねられた歴史の深さを実感する貴重な体験となりました。
拝受した御朱印には、本尊「聖観世音」の美しい揮毫に加え、午年総開帳の記念印が誇らしげに押されています。美味しいサクランボの記憶とともに、五感を満たしてくれる素敵な参拝となりました。


【旗下山(きかざん)慈眼寺(じげんじ)】
本尊:聖観音
宗派:曹洞宗
開山:東雄朔法
御詠歌:御手に持つ 蓮のははき 残りなく 浮世の塵を はけの下寺
秩父札所三十四観音霊場 第13番札所。

【本堂】

【観音霊験記による縁起:火災の利益】
日本武尊の東征のとき、この地に御旗を立てました。このため「旗の下」といわれますが、近年の研究では、旧観音堂は段丘地の落ち込んだ低地に位置しており、崖の下の意味の「はけの下」と呼ばれていたのが、日本武尊の伝説によって「旗の下」になったと考えられています。
この寺には、数多くの霊験が伝えられていますが、観音の霊験で火災から九死に一生を得た物語があります。この門前の大宮町の高野氏の娘が江戸に嫁ぎ、明暦の大火に遭いました。10万人以上が亡くなったこの火災のなかで、観音の霊験により命を永らえたと伝わります。







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