えのきりゅうおう/えのきじぞうそん
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千日前の商店街にある、お地蔵さんと神社。
なんばのオリエンタルホテルの北側。喫煙所の後ろにお地蔵さん、神社の順で並ぶ。
自転車たくさん停まってて、駐車不可。入れん。
先、榎地蔵尊の方。
写真でわかる範囲の小さな祠に、中にお地蔵さん。
小さいながらも結構綺麗にされており、横に点検表が貼っている。
19時〜翌朝7時までの点検表で1時間ないし2時間毎に点検の担当者押印されている。かなりの頻度の点検だ、横のホテルが管理してる様子。
で、榎龍王の方。
向きは道路に面していない感じに、東側に古そうな木造鳥居。
鳥居をくぐり拝殿。かなり新しそうで木の良い香りがする。
横に月例祭の案内と由緒書きあり。
昔はこの地には「榎神社」があったそうです。
けど、明治にこの辺の区画整理で神社取り壊そうで、境内の榎の木を切ろうとしたら職人が事故ってあら大変。神官に相談したら「それ白蛇宿っとるからお祓せなあかんで」って言われて「榎龍王」として祀ったのが始まりだそうです。
邪魔だから神社壊しちゃおう!って考えるのに、事故とかあると助けて神さま〜なんだね。
お祭りは難波八坂神社さんが執り行ってくれるそうです。
横から
お地蔵さんの方
神社の方
千日前商店街のほうから
千日前榎木龍王は、2018年9月の台風21号により本殿の屋根などが破損したため修復中です。
修復工事の間は難波八阪神社に奉安されていると書かれていました。
工事の完了は10月ごろを目処にしているそうです。
夫が4月に出張先でお参りしました。
<鳥居>
<手水>
<本殿>修復中の案内が立っています。
<由緒書>
<修復工事についての案内板>
大阪千日前にある小社2社です。
立て看板には「明治初期に区画整理で榎神社の境内の大きな榎を切り倒そうとすると、そのたたりが職人にふりかかり、白蛇を祀ったら祓われた」と書かれてあります。
大阪の繁華街の中に埋もれるように残っていました。
この小社はかつてここにあった榎神社の残り社です。
これを退かせることが出来ない理由がここにあります。
こっからはホラーかも。苦手な方は読まないでください。
「千日前」と言う名前は「大坂夏の陣」で多数の犠牲者が出たことにより、この地で千日間読経をあげていたという事からつけられた名前であるという事を聞いた事があります。
当時ここは大阪の墓場だったからでもあります。
江戸時代になりここに処刑場が設けられました。「黒門」と言う地名が残っていますがその名前が処刑場の門そのものだったんです。
明治の区画整理で処刑場は無くなり、墓は迎仏と共に天王寺にある市設南霊園へ移されました。しかしながら墓は移動しても罪人を埋めた土饅頭の遺骨はやはりあるもので、戦後の焦土と化した町の土地開発中に遺骨も掘り出されたという話も聞きます。
そして、戦後の大火災事件、「千日前デパートの火事」が起こりました。
そこからこの付近の怪談話が始まりました。今もタクシーは深夜にここで客待ちはしません。ここは眠らない町なのでお客様も多いはずなのに絶対に客を拾わないと聞きました。そして以前からあった飲食店には馴染みの客の亡霊が出没するのは1軒や2軒ではありません。皆さん、「悪させいへんし、馴染み客やから放っておいたって」と言われるそうです。この地は過去からの因縁で生きているものとそうでは無いものが行き交う土地。
そんな土地で今もなお過去を静かに語り継いでいる二社なのです。
名称 | 榎龍王/榎地蔵尊 |
---|---|
読み方 | えのきりゅうおう/えのきじぞうそん |
詳細情報
ご祭神 | 白蛇,地蔵尊 |
---|---|
創建時代 | 江戸時代 |
ご由緒 | 江戸時代、ここは大阪の処刑場であった。その処刑場にあった大榎の下にあった神社であったが、明治になって区画整理のために大榎は切り倒され現在この二つが残っている。 |
体験 | 伝説 |
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