とうだいじ ねんぶつどう|華厳宗大本山東大寺境内御堂
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東大寺 念仏堂の御朱印・御朱印帳
| 限定 | - | ||
|---|---|---|---|
| 御朱印帳 | |||
| 参拝時間 | 8:15〜16:30 | ||
| 電話番号 | 0742-22-5511(東大寺寺務所) | ||
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#東大寺 #念仏堂
地蔵菩薩を祀る。再訪時お堂に上げて頂いたが、暗くてエンマ王の像があるか分からなかった。
#閻魔王
悟東あすかさんによれば、エンマ王には妃が3尊いる。日本仏像大全書にも、エンマ王三后という用語が見える。エンマ王の妃として僕が知っているのも、ちょうど3尊だ。全員、胎蔵マンダラに姿を見せる。
1尊めは夜摩女(やまにょ)。梵語でヤミー。インド神話の本でヤマの妃と紹介されるのは、大抵彼女だ。
ヤミーはジャムナ川の女神でもある。ジャムナ川はガンジス川、サラスヴァティー川と共に現在もトリヴェニー(三大聖河)と呼ばれ神聖視される。ガンジスとサラスヴァティーも女神で表現され、それぞれガンガー、サラスヴァティーという。サラスヴァティーは日本でいう弁才天のこと。学問的にはジャムナはガンジスの支流という扱いで、アラーハーバードという都市で合流する。
2尊めは遮文荼。エンマ王または大黒天の眷属で、7尊の女神から構成される七母天のリーダー。
梵語でチャームンダー。インド神話伝説辞典によれば、彼女はドゥルガーの化身でヤマの妃。
密教大辞典によると、シャモンダは大自在天妃の忿怒身である突迦またはヤマ女と同体だと演密鈔という書物に書かれていて、突迦はドゥルガーの音写であると。
3尊めは黒闇天女。吉祥天の妹で、曼荼羅図典や梵和大辞典にはドゥルガーの別名とある。


#東大寺 #念仏堂
ご本尊という表現は見ないが、地蔵菩薩を祀る。
#地蔵菩薩
かさ地蔵の昔話があるから、たぶん日本人の大半にとって、お地蔵さまは最初に名前を知ることになる仏様だと思う。物語にもあるように、道ばたにもあちこち立っているからその意味でも親しみ深い。
だが彼、当のインドでは極めて地味な存在だったそうだ。
地蔵菩薩は胎蔵マンダラにおいて、地蔵院というブロックの主尊。僕は曼荼羅図典で彼の図像を見た時、「……誰……?」となった。
そこには見慣れた坊主頭で錫杖を持った仏様の姿は無く、旗みたいなのを掲げるフサフサの青年が描かれていた。言ってみれば、観音さまやモンジュさまみたいな、一般的なボサツだ。同名の別の仏様か、さもなくばイラストを挿し違えたのかと思った。
お地蔵さまは、東アジアに来てから大化けしたらしい。地獄はもちろんのこと、六道全ての生き物を救うという信仰が新たに生まれ、人気に火がついた。親しみやすいくりくり頭にイメチェンしたのもこの頃。
インドだと星供養でするような、悪星退散・善星皆来を祈る修法の本尊だったそうだ。
ところで、最近出たすごい真言という本には、上述した胎蔵マンダラにおける姿に基づいて、悟東あすかさんが描き下ろしたイラストが載っている。

東大寺 念仏堂の御朱印・御朱印帳コレクション全48枚
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