こくほう だいほうじ|天台宗|一乗山
国宝 大法寺
公式長野県 別所温泉駅
9時~17時(4月~10月) 9時~16時(11月~3月)
2023年01月23日(月) 〜
防災設備工事に伴い、1月23日から2月28日まで、三重塔 への参拝を制限することとなりました。
観音堂参拝は通常通りとなります。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどお願い申し上げます。
各種授与品につきまして郵送での対応を承ります。
https://daihouji.official.ec
We appreciate your kind understanding the three-story-pagoda at #Daihouji-temple is going to be closed from Jan 23 to Feb 28 due to construction. Kannondo conMail order e open during the period.
For Mail order please visit
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【信濃國 古刹巡り】
大法寺(だいほうじ)は、長野県小県郡青木村にある天台宗の寺院。山号は一乗山。本尊は釈迦如来。三重塔は国宝、木造十一面観音及び脇侍普賢菩薩立像、厨子及び須弥壇が国指定の重要文化財。
寺伝によると、飛鳥時代の大宝年間(701年~704年)に、藤原鎌足の子・定恵によって創建されている(時代矛盾あり)。その後、大同年間(801年~810年)に坂上田村麻呂の祈願により、当時の天台宗座主・義真によって再興された。平安時代には周辺の牧場関係者の崇敬を受け、鎌倉時代には周辺の地頭、特に浦野氏、北条氏の崇敬を集めた。江戸時代には、戸隠の勧修院の末寺となって、天台修験による山岳仏教の寺院として繁栄した。
当寺は、上田電鉄別所線・別所温泉駅の北北西3kmあまり、道のり5kmの山の南斜面にある。山の下まで数百mの坂の細道が伸びているのは旧参道かな。境内入口から細い階段を登るとすぐ有料拝観エリアになるが、建物としては三重塔と観音堂のみ。国宝の三重塔はさすがの見応えで、周りの庭園も綺麗にされており、これだけでも満足度は大きい。観音堂内の国重文の須弥壇などには解説もたくさんあって、こちらもじっくり楽しめる。トータルで満足度が非常に高い。
今回は、三重塔が国宝であることから参拝することに。参拝時は休日の午後で、自分たち以外にも数組参拝者が訪れていた。
境内南端入口全景。細い道を登ってきた突き当りにある。
階段右側の<手水盤>。浮かべた青いモミジがきれい。
階段を登り切ったところからの眺め。
すぐ右側が<拝観案内所>。御朱印はこちら。
参道の突き当りにある<観音堂>。本尊の木造十一面観音立像および脇侍の普賢菩薩立像はともにカツラ材の一木造で平安時代10世紀の作。ともに国指定の重要文化財。
<観音堂>正面。扁額には「開運大悲閣」とある。(o^―^o)
<観音堂>内部。厨子は禅宗様で室町時代の作。須弥壇は鎌倉時代の作。厨子、須弥壇ともに国指定の重要文化財。
厨子の上部に、日本最古の木製の鯱(しゃちほこ)があるというので覗き込んで見るが、なかなかよく見えない...(^_^;)
少し離れたところから<観音堂>全景。屋根は茅葺屋根風銅板葺かな。
境内のいろんな場所に石仏が佇んでいる。
観音堂の左手に進むと、いよいよ<国宝・三重塔>が現れる。
鎌倉時代崩壊の年、1333年に建立された和様の三重塔。
二重、三重に比して初重が大きいのが特徴。二重、三重で組物を三手先という最も正規な組み方をしているのに対し、初重は簡便な二手先にしたためその分平面が大きくなっているとのこと。この手法は他では奈良の興福寺三重塔でしか見られない珍しいものとのこと。
初重の下に掛かる扁額。「照庭」と書いてあるのかな?
ずいぶん装飾(彫刻)が少ないかなと思っていたら、実はこれがこの三重塔の特徴のようで、建立当時は中央では装飾を加えず、地方ほど崩れが見られ、当三重塔が中央の工匠が造営した証左であるとのこと。なるほど。。。
三重塔から見た、南側の景色。見えるのは上田市西部の市街地かな。
<三重塔>全景。高さは18.5m。別名は「見返りの塔」。
三重塔の近くにある石碑。
帰途に就き、階段を下る時もついつい写真を撮ってしまう。なかなかフォトジェニック。(o^―^o)
拝観案内所脇の石仏群。
境内を出たところ、公道脇にもたくさんの石仏が並んでいる。
境内入口のすぐ南側、公道の反対側に<寺務所>がある。
最後に、三重塔と観音堂を画角に収めてみる。見応え十分のいいお寺。(^▽^)/
大法寺三重塔は、そのあまりの美し姿をついふり返り眺めてしまうことから、いつしか「見返りの塔」と呼ばれ親しまれてきた。(大法寺公式サイトより)
一度は眺めてみたい見返りの塔。
でもしばらくはお参りできそうにもなく、写経を納経して納経印をいただきました。
こちらでは写経を納経すると4種類の御朱印から選べます。
書置きならば季節限定御朱印も選べますが、御朱印帳を送ってお書き入れをお願いすることもできます。
私はお書き入れをしていただこうと思いました。
さらにこちらには、見返りの塔をあしらった素敵な御朱印帳もあります。
そこで今回は御朱印帳もお願いして、そちらにお書き入れをしていただくことにしました。
般若心経を1巻納経することで、複数の御朱印を拝受できます。
そこで私は、お寺の名前の御朱印と、写経を奉納されるという十一面観音菩薩様の御朱印を拝受しました。
こちら大法寺には現存する日本最古の鯱もあるそうです。
そちらもぜひ、いつか拝観したいと願っています。
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