瑞巌寺のお参りの記録(2回目)
宮城県松島海岸駅

五大堂のお参りをすませてから　瑞巌寺に向かいました。
帰りの飛行機の時間までまだけっこう時間がありますが　お買い物の時間などを確保するためには　本日のお参りはこちらで終了です。
寺社巡り的には残念ですが　これも家族旅行ですので仕方なし。
メインストリートは晩秋ですがすごい人です。
外国の方も多く　お店は賑わっています。さすが松島。
大きな石柱から参道に入り　提灯が下げられた総門をくぐります。
ここから参拝受付までは200ｍほどあると思うほど長いのですが　側道に洞窟遺跡群がありますので　そちらを見ながら歩きました。
西国三十三観音巡拝所にもなっていて　和傘の飾りもありました。
一部紅葉も残っていました。
参拝受付で　夜間特別拝観の看板を見かけたのですが　今夜は飛行機に乗っているので無理ですね　もったいない。
国宝の庫裡に上がり　本堂のお庭や裏庭を楽しませていただきました。
建物の中は撮影禁止ですので　写真はありません。
写真がないと忘れちゃうんですよね。残念ながら歳です。
古い建物で　鴬張りの床が良い音を立てます。
伊達政宗公が復興されたお寺で　天皇を招き入れる予定もあったとのことで　本堂と庫裡が国宝に指定されています。
歴史のある建物に入ると　その時代に戻るわけではないですが　その時代の雰囲気を味わうことができるのでたまりません。
本当に素敵なお寺です。
１泊２日でそれほど寺社巡りできたわけではありませんが　十分満喫させていただきました。
宮城県には絶対にまた来ます。
ホトカミユーザーの皆様　宮城県情報を楽しみにしております。

ネット情報です。
山号は松島青龍山　宗旨宗派は臨済宗臨済宗妙心寺派　寺格は関東祈祷所　ご本尊は聖観音菩薩　創建年は（伝）天長5年（828年）　開山は円仁　開基は（伝）淳和天皇　中興年は臨済改宗：正元元年（1259年）　瑞巌寺竣工は慶長14年（1609年）　中興 臨済改宗は北条時頼　中興開山は法身性西　瑞巌寺竣工は伊達政宗　中興開山は雲居希膺　札所等は奥州三十三観音霊場6番・三陸三十三観音霊場番外・四寺廻廊です。

天台宗延福寺
平安時代の延福寺については　南北朝時代か室町時代初期の成立と思われる『天台記』が記すだけで　確かなことはわからない。
それによれば　延福寺は天長5年（828年） 淳和天皇の勅願寺として慈覚大師円仁が開山した天台宗の寺であったという。
平安時代の延福寺は現在の瑞巌寺とは別の場所にあり　その位置は不明である。
臨済宗円福寺
臨済宗円福寺は将軍家が保護する寺社である関東御祈祷所に指定された。
更に北条氏の保護を得て最初五山・十刹に次ぐ諸山のうちに数えられ　後に関東十刹に昇った。
しかし　火災によって戦国時代の終わりには廃墟同然にまで衰退した。
天正6年（1573年)頃　93世実堂の代から臨済宗妙心寺派に属した。
臨済宗瑞巌寺
瑞巌寺は仙台藩の歴代藩主である伊達氏が大神主となって保護し隆盛を極めた。
この間　それまで瑞巌寺とは別個に存在した五大堂も瑞巌寺の管理下に入った。
政宗の隠し砦という説があり　政宗が徳川家康（江戸幕府）を滅ぼして天下を奪い取ったあかつきには　瑞巌寺に天皇を招き入れる予定であり　その証拠である天皇が座すための間である上上の段の間が存在する。
しかし　1868年の明治維新の際の戊辰戦争で仙台藩を盟主とする奥羽越列藩同盟（東武天皇を擁立した仙台朝廷）が明治天皇を擁立した薩長同盟を中心とする明治新政府に敗れると　同年　新政府は神仏分離令を発令し　これをきっかけとして廃仏毀釈運動が起こった。
瑞巌寺は明治政府に所領を没収され　収入を失った瑞巌寺は付属の建物の多く荒廃して失われた。
しかし　1876年（明治9年）に明治天皇東北巡幸の際に下賜金があり　その後徐々に財政難を脱していった。