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眞久寺の日常(45回目)北海道旭川駅

どんな自己啓発書よりブッダの言葉!①【不定期更新】

投稿日:2021年05月20日(木)

 最近、巷には色々な自己啓発書が溢れていますが、どんな自己啓発書より安価で、しかも人生に役立つ、生きる道しるべとなる言葉が凝縮されているものがあります。

 それが、ブッダ(お釈迦さま)の言葉です。

 ブッダが残された言葉は2000年以上前に語られた内容なのに、今でも私たちの心にグサグサ刺さる切れ味鋭いお言葉がたくさん残されています。その中でも私が好きな「ブッダのことば」を、不定期で皆さまにご紹介していきたいと思います。



【ブッダのことば(中村元訳)】

 頭髪が白くなったからとて〈長老〉なのではない。ただ年をとっただけならば「空しく老いぼれた人」と言われる。

 誠あり、徳あり、慈しみがあって傷(そこ)なわず、つつしみあり、みずからととのえ、汚れを除き、気を付けている人こそ「長老」と呼ばれる。


中村元訳『ブッダの真理のことば 感興のことば』四十六頁
『ダンマパダ』第十九章 二六〇・二六一番より



【お釈迦さまのことば(拙僧意訳)】

 年長者だからといって無条件に尊敬されるわけではない。
 
 ただ漫然と日々を過ごして年を重ねただけならば「空しく老いぼれた人」になるだけだ。


【拙僧解説】

 日本においては、古来より儒教の影響を受けて年長者は敬うものだと教わります。もちろんそれは大切な文化ですが、相手より年上なのだから自分の方が偉いのだと勘違いしてしまうことは、大きな問題です。

 年長者は人生経験が多い分、それだけ自分を戒めることができ、周囲に対しては施しをし、誠意をもって行動することができるため、敬意を払われるのです。そうした意識を持たずにただ漫然と年を重ねただけならば「空しく老いぼれた人」になるだけで、人から敬われるどころではないのです。

 「年下のくせに」と文句を言う前に、自分の未熟さを反省し、謙虚な心を持ち、何事からも学ぶ姿勢で日々を大切に過ごすことが重要なのです。
 
 ボーっと生きていると、お釈迦様に叱られますよ!
眞久寺(北海道)
拙僧の解説が、真言宗智山派の機関紙『宗報』に掲載されました。

すてき

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