【本日（6/19）豊橋空襲 追悼の日】

愛知県豊橋市は、かつて「軍都」と称されていました。明治17年（1884）「歩兵第18聯隊（れんたい）」明治41年（1908）「第15師団」が設置され、大正14年（1925）師団廃止後に教導学校、後に予備士官学校。昭和18年（1943）大崎島に海軍飛行場、昭和19年（1944）大清水陸軍飛行場などが置かれていました。

太平洋戦争末期、日本本土空襲の被害が各地で激しくなる中、昭和20年（1945）6月19日深夜〜20日未明にかけて、アメリカ軍のB29爆撃機136機が豊橋市街地の上空に飛来し、約1万5千発もの焼夷弾が投下されました。一夜にして市街地の90％が焼け野原となり、624名の方が亡くなられました。重傷者229名、軽傷者117名の方が戦災被害を受け、家屋の被害も凄まじく全戸数の70％が焼失し、罹災人口は全人口の50％に及びました。この空襲に関連して千名以上の方が亡くなられる大きな被害となりました。

▷世界各地で戦争被害が拡大する中、自分達が暮している町でも、わずか77年前大きな戦災被害がありました。この出来事を忘れず平和を求める祈りの心を持ち続ける大切さを改めて感じます。