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お花見が楽しめる神社仏閣8選

最終更新:2020年03月26日(木)
公開:2019年03月13日(水)

寒くて長かった冬が過ぎ、日差しがだんだん暖かくなってくると、何だか気持ちもウキウキしてきますね。

春になると、入学や進学や就職など、新しい生活が始まる方も多いと思いますが、自然界も、また新たな生命のサイクルが始まります。

日本には古くから、春になると山から神様が降りてきて、田や畑へ恵みをもたらしてくれる、と考える風習があります。

なかでも春に満開の花を咲かせる桜は、山から降りてきた神様がやどるところ、と考えられたそうです。

お花見はその神様がやどる桜から、新しい生命のパワーをいただいて、新しい自分のエネルギーにさせてもらうためのおまつり、ともいえます。

今回は全国のお寺や神社の中から「桜の名所」を選んでみました。

また今回は、いつもホトカミに投稿してくださる皆様の、すてきなコメントもご紹介させていただきました。

お寺や神社にお参りしながら、桜の花からも春のパワーをいただいて、春からの新生活を、元気にスタートしてください。

この記事の書き手
ホトカミライター

重久 直子


宿坊に泊まって、朝のお勤めを体験するのがお気に入り。イケメンの仏像を愛で、イケボのお坊さんのお経や神主さんの祝詞(のりと)を聞くのが密かな楽しみ。

    目次

  1. 金刀比羅宮(香川県)
  2. 瑠璃光寺(山口県)
  3. 仁和寺(京都府)
  4. 比叡山延暦寺(滋賀県)
  5. 妙了寺(山梨県)
  6. 鶴岡八幡宮(神奈川県)
  7. 鹽竈神社(宮城県)
  8. 中尊寺(岩手県)


1.金刀比羅宮(開花予想時期:3月下旬 ~ 4月上旬)



「こんぴらさん」の名で親しまれる海の守護神、大物主神(おおものぬしのかみ)をおまつりしています。

大物主神は、大国主神(おおくにぬしのみこと・出雲大社の神様)の和魂神(にぎみたまのかみ・※1)といわれ、この瀬戸内海を見下ろす交通の要所を中心に、中国四国地方をおさめました。

五穀豊穣(ごこくほうじょう)、産業と文化の発展、平安をおまもりする神様として、大変あつく信仰されています。

特に江戸時代は、伊勢神宮をおまいりする「伊勢参り」と並び、「金毘羅参り」が大流行。全国から大勢の人が参拝に訪れました。

境内には3500本以上の桜があり、表参道の「桜馬場」(さくらのばば)は、特に有名な桜の名所です。

毎年4月10日の「桜花祭」(おうかさい)では、冠に桜の花を差した神主と、桜の枝を手に持った巫女が、大門から御本宮まで優雅に参進します。

※1・和魂神(にぎみたまのかみ)…神様は強くて荒々しい「荒魂(あらたま)」と、平和と繁栄をもたらす「和魂(にきたま)」の両方の側面があると考えられています。

すてきなホトカミさんのコメント


四国に来たら、やっぱり金毘羅様にもお詣りしなくては!ということで、四国遍路の途中、お詣りさせていただきました。
参道のうどん屋さん。看板娘のおばぁちゃんに声かけられたら、入るしかないですよね。
 
こんぴら歌舞伎を見に行ったついでに参拝。奥書院にある伊藤若沖の障壁画『花丸図』もいつか見てみたい!
 
金刀比羅宮の、笑顔元気くんご朱印帳です。琴陵容世宮司のデザインによるものです。

金刀比羅宮|ホトカミ
金刀比羅宮|公式HP
住所:香川県仲多度郡琴平町892-1
祭神:《主》大物主神、《相殿》崇徳天皇

2.瑠璃光寺(開花予想時期:3月中旬 ~ 4月上旬)



今から1400年前の室町時代、この地をおさめる大内氏(※2)が、「応仁の乱」で荒れ果てた京の都から、多くの公家や文化人をこの地に招きました。

山口は大内文化が全盛期を迎え、西の京と呼ばれるほどに繁栄しました。その栄華を今に伝えるのが、この瑠璃光寺(るりこうじ)です。

特に国宝の五重塔は、大内文化の最高傑作といわれ、京都の醍醐寺(だいごし)、奈良の法隆寺とならび、「日本三名塔」に選ばれています。
ソメイヨシノに彩られた桜山を背景に建つ五重塔を、是非堪能してください。

※2・大内氏…平安時代後期より山口を中心に栄えた名族。最盛期の大内義隆の頃には山陽・山陰・北九州の6か国を支配した。

すてきなホトカミさんのコメント

 
池のほとりにたつ五重塔の偉容にとにかく圧倒されました。重厚で美しいの一言です。国宝の凄みをまざまざと感じたお寺でした。
 
健康長寿を願う薬師如来が本尊ですので、体の健康にまつわるものが置いてあります。(略)枕流亭という、西郷隆盛や小松帯刀ら維新志士に関連する建物も現存しており、小さな資料館になっています。(略)毛利家ファンにおすすめしたいのが、此処に毛利敬親公を始めとする三代の墓所があること。(略)大内氏、吉川氏、毛利家、幕末と挙げましたが、近場に雪舟の最期の地と言われる場所も存在するとの事です

瑠璃光寺|ホトカミ
住所:山口県山口市香山町7-1
本尊:薬師瑠璃光如来
宗派:曹洞宗

3.仁和寺(開花予想時期:4月上旬 ~ 4月中旬)



千年の歴史と平安時代の空気を感じる、高い格式を誇る旧門跡寺院(きゅうもんせきじいん・※3)。

広大な境内を歩いていると、咲き誇るソメイヨシノや枝垂れ桜の美しさにも目を奪われますが、中でも有名なのが、樹高2mほどの御室桜(おむろざくら)。

すぐ目の前で愛らしい御室桜が楽しめます。

※3・ 門跡寺院…皇族が住職を務めるお寺。仁和寺は888年、宇多天皇によって創建され、「御室御所」と呼ばれた。

すてきなホトカミさんのコメント

 
世界遺産。金堂やお庭も素晴らしいが、とにかく御室桜が美しい。
 
兼好法師『徒然草』でお馴染みの仁和寺。境内は広く、遅咲きの白桜『御室桜』を有する。時代劇の撮影でよく使われているお寺でもある。
 
迫力の仁王像。何度みても感服。(略)個人的に好きなのは大師堂。お香の薫りの中、ゆっくり自分と向かい合える。贅沢な時間。


ホトカミが仁和寺の瀬川門跡にインタビューした記事はコチラ →
『世界遺産・仁和寺、瀬川門跡に聞く「最新テクノロジーで1000年の歴史を世界へ」』

仁和寺|ホトカミ
仁和寺|公式HP
住所:京都府京都市右京区御室大内33
宗派:真言宗
本尊:阿弥陀如来

4.比叡山延暦寺(開花予想時期:4月下旬 ~ 5月上旬)



今から1200年前、伝教大師最澄によって開かれ、日本仏教の母山といわれる比叡山延暦寺。

古くから信仰の山として崇められる比叡山にあり、円仁(えんにん)・円珍(えんちん)といった高僧や、
法然(ほうねん)・栄西(えいさい)・親鸞(しんらん)・道元(どうげん)・日蓮(にちれん)といった、各宗派の開祖を輩出したことでも知られています。

比叡山ドライブウェイや奥比叡ドライブウェイに、約1000本の八重桜やソメイヨシノが植えられています。

すてきなホトカミさんのコメント

 
奥比叡から西塔、東塔、横川、ガーデンミュージアムと、日本の歴史+絶景を満喫。 日本の仏教の故郷である比叡山をたっぷり満喫できました。心が洗われます。
京都観光もいいですが、ここからの琵琶湖は最高です。もちろん根本中堂はじめ、多くの歴史建造物には目を見張ります。

 
大判の御朱印帳で、仏具と寺紋「天台宗菊輪宝」が描かれています。肌触りが良くて気にいっています

比叡山延暦寺|ホトカミ
比叡山延暦寺|公式HP
住所:滋賀県大津市坂本本町4220
宗派:天台宗
本尊:薬師如来

5.妙了寺(開花予想時期:3月下旬~4月上旬)



日蓮宗の総本山、身延山久遠寺(みのぶさんくおんじ)に継ぐ規模のお寺。
裏身延(うらみのぶ)と尊敬されてきた、大変古い由緒のあるお寺です。

境内の桜は「妙了寺の桜」として知られ、ソメイヨシノ、エドザクラ、イトザクラが30本ほどあります。
なかでも樹齢100年を超えるシダレザクラの美しさは圧巻です。

すてきなホトカミさんのコメント

 
桜がきれいなお寺なので満開の今、伺いました。通称 裏身延と呼ばれている日蓮宗のお寺のようです。

妙了寺|ホトカミ
住所:山梨県南アルプス市上市之瀬724
宗派:日蓮宗

6.鶴岡八幡宮(開花予想時期:3月下旬~4月中旬)



平安時代の中頃、奥州を平定した源義家(みなもとのよしいえ・注4)が、出陣前に必勝を祈願した源氏の氏神・石清水八幡宮を、由比ヶ浜におまつりしたのが始まりです。

その後、義家の子孫にあたる源頼朝が、鎌倉幕府をつくるにあたって、現在の鶴岡八幡宮を創建しました。
以来、武士の精神のよりどころ、国家鎮護(こっかちんご)の神として、あつく信仰されています。

源平池を囲むようにして咲く桜は、水面に移る姿も美しく、大島桜(おおしまざくら)などが咲き誇る白旗神社(しらはたじんじゃ)や、旗上弁財天社(はたあげべんざいてんしゃ)から眺める景色はまた格別です。

注4・源義家…八幡太郎義家とたたえられた平安時代の名将。「前九年の役」や「後三年の役」などで活躍、東国に源氏の基盤を作り、武家の棟梁(とうりょう)と呼ばれた。源頼朝や足利尊氏などの祖先。

すてきなホトカミさんのコメント

 
平日でしたが観光客や修学旅行生などでとても賑わっていました! 鶴岡八幡宮オリジナルの筆と固形墨がお守りなどとともにあり、魅力的でした。

 
湘南の由比ヶ浜から行くと、正門鳥居にたどり着くまで、大鳥居が三つ程あり、参道には古都鎌倉の土産屋などが多くあり、風情のある景観!
近場には、行列必須な佐可井の穴子丼や、小町通りにはオシャレな民芸品やカフェも多数!

 
とにかく御朱印帳が可愛くて、御朱印の鳩が向き合う「八」の書体も、ダントツで好きな神社です。

鶴岡八幡宮|ホトカミ
鶴岡八幡宮|公式HP
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
祭神:祭神:応神天皇、比売神、神功皇后

7.鹽竈神社(開花予想時期:4月中旬~5月上旬)



奈良時代、鹽竈(しおがま)神社の西南5kmのところに国府の多賀城(たがじょう)がおかれ、鹽竈神社は東北地方をまもる神として、あつく信仰されました。

境内に咲く天然記念物のシオガマザクラは、5月上旬が見頃。

第73代堀河天皇(ほりかわてんのう・1079‐ 1107年)の御製(注5)にもうたわれ、平安時代から鹽竈神社の境内で咲いていたと伝わります。

「あけくれに さぞな愛でみむ鹽竈の 桜の本に 海人のかくれや  ― 堀河天皇御製」

サトザクラ系ヤエザクラのシオガマザクラは、花をつける茎が短く、小さな花が密集しているので、枝にピンクの手まりが付いているように見えます。

27本あるシオガマザクラのほかにも、ソメイヨシノや八重咲のシダレザクラなど、200本あまりが境内を彩ります。

注5・御製…天皇が詠まれた和歌

すてきなホトカミさんのコメント

 
陸奥国一宮 鹽竈神社・志波彦神社に参拝してきました。宮城県の一の宮、素晴らしかったです。

 
東北の震災から半年程経ち、宮城の友人のところへ遊びに行った際に「ここは絶対寄れ!」と連れて行ってくれた神社。

 
東神門までソメイヨシノと枝垂桜が交互にならんでいます。東神門は東参道から上っていくとここに出ます。

鹽竈神社|ホトカミ
鹽竈神社|公式HP
住所:宮城県塩竃市一森山1-1
祭神:《主祭神》塩土老翁神、《左宮》武甕槌神、《右宮》経津主神

8.中尊寺(開花予想時期:4月下旬~5月上旬)



中尊寺は嘉祥3年(850)、比叡山延暦寺の高僧、慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって開かれ、12世紀に奥州藤原氏初代の藤原清衡(ふじわらのきよひら)によって発展しました。

仏教を深く信仰した清衡は、東北で起きた「前九年の役」や「後三年の役」で亡くなったすべての人々の霊を鎮め、この平泉に、仏の教えによる平和で理想的な社会を実現しようとしました。

境内を彩る桜はソメイヨシノが中心。 月見坂(つきみざか)、金色堂(こんじきどう)、東物見台(ひがしものみだい)、大池跡など、いたるところで美しい桜が楽しめます。

すてきなホトカミさんのコメント

 
以前から伺いたいと願っていました。願えば叶う。
広い敷地に沢山のパワーがあり、大切な歴史を拝観できました。芭蕉の句にある金色堂は素晴らしい!。

 
奥州藤原氏の最盛期が見られる場所で、世界文化遺産にも登録されています。(略)
極楽浄土を夢見たかつての権力者が作った贅沢な御堂になっています。

 
『六道の 道の巷に 待てよ君 遅れ先立ち 習いありとも』
『後の世も またその後の世も 廻り合へ 染む紫の雲の上まで』
こちらはかの有名な源義経主従の辞世の句です。(略)この二人の偉人の終焉の地とされている平泉。(略)今回は平泉中尊寺へお邪魔させて貰いました。

中尊寺|ホトカミ
中尊寺|公式HP
住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉字衣関202
本尊:阿弥陀如来
宗派:天台宗

お花見も楽しめる神社やお寺とともに、ホトカミに投稿していただいた皆様のすてきなコメントもご紹介させていただきました。

どのコメントも、美しい桜に感動している様子、「お寺や神社が大好き!」という熱い想いが伝わってくるものばかりでした。

神社やお寺にお参りに行って、きれいな桜や花が咲いていたら、またホトカミに投稿してくださいね。

ホトカミはこれからも、皆さんのお参りライフがさらにすてきなものになることを願っています。

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