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賣豆紀神社ではいただけません
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惣一郎
惣一郎
2021年11月22日(月)
1269投稿

賣豆紀神社(めつき~)は、島根県松江市雑賀町にある神社。式内社で、旧社格は県社。主祭神は下照姫命(したてるひめ;大国主命の第三姫神)、配祀神は大山咋命、木花佐久夜比賣命。松江市南部(松南地区)の総産土神。

創建は不詳。奈良時代の733年に編纂された『出雲國風土記』に記載されている。また平安時代の927年に編纂された『延喜式神明帳』に記載のある「出雲國 意宇郡 賣豆紀神社 小」に比定されている。古くは現在地から100mほど離れた地にあって安産の神として信仰されていたが、社殿老朽化のため江戸時代前期の1667年に現在地に遷座した。歴代松江藩主の内室懐妊のとき霊験を受けられ、病気平癒の守護に預かったと伝わる。明治時代に入り、近代社格制度の下、郷社となり、1899年に松江藩祖・松平直政公が伊勢神宮の御分霊を奉斎した「伊勢宮」を合殿した。大正時代になると、県社に昇格した。

当社は、JR山陰本線・松江駅の南方1km、国道9号線の南方500mの、住宅街を抜けた緩やかな丘陵地にある。入口鳥居から階段を登ったところにある境内はコンパクトで、いかにも街中の住宅街の神社といったところ。限られた境内地に見どころが多く詰まっている感じ。社殿を含め造りが新しいので、若者世代の受けも良さそう。

今回は、出雲國の式内社、島根県の旧県社ということで参拝することに。参拝時は週末の午後で、自分たち以外には参拝者はいなかった。

※当社では御朱印は通常授与所で拝受できるようだが、不在の場合は宮司さんの電話連絡先が書いてある。自分の場合、境内隣の宮司さん宅で拝受した。

賣豆紀神社の鳥居

境内西端入口にある<鳥居>と<社号標>。

賣豆紀神社の鳥居

入口の<鳥居>。社号標は古そうだが、鳥居や後ろの階段は新しそう。

賣豆紀神社の手水

階段の麓の右側にある<手水舎>。

賣豆紀神社の山門

階段を登り、上に見える<神門>を目指す。

賣豆紀神社の山門

しっかりした大きさのある<神門>。

賣豆紀神社の本殿

神門から<社殿>を望む。

賣豆紀神社の本殿

<拝殿>遠景。

賣豆紀神社の狛犬

左側の<狛犬>と<燈籠>。狛犬は出雲でよく見られる「構え獅子型」。

賣豆紀神社の狛犬

右側の<狛犬>と<燈籠>。燈籠の屋根は古そうで味がある。

賣豆紀神社の狛犬

参道途中にある<子宝犬>。松平綱近朝臣の内室懐妊の際、当社大神に祈願し霊験があって以降、朝野を問わず信仰を集めている。

賣豆紀神社の本殿

<拝殿>全景。ライトブルーグリーンの屋根やダークブラウンの躯体はシックだが、意外と新しそう。

賣豆紀神社の本殿

<拝殿>正面。彫刻は少な目だが、出雲の神社ならではの太く凛々しい注連縄と、社号を期した提燈が見た目を引き締めている。

賣豆紀神社の本殿

<賣豆紀神社>の扁額。

賣豆紀神社の建物その他

拝殿正面左側は授与所になっている。宮司さん不在の際の電話番号も記されている。(親切!^^)

賣豆紀神社の建物その他

当社の見どころの一つ<狛犬燈籠>。

賣豆紀神社の末社

社殿の右側にある境内社。

賣豆紀神社の本殿

拝殿後ろの<本殿>。やや細身でスマートな造形。

賣豆紀神社の狛犬

屋根付きで保存されている、大正時代1924年製の<狛犬>。

賣豆紀神社の自然

写真左側は御神木のタブの木。樹齢350年。中央には<天照大神・大己貴命>と書かれた石柱。右側は<遥拝所>。

賣豆紀神社(島根県)

境内にある新しい建物。

賣豆紀神社の本殿

ふたたび拝殿後ろの<本殿>。

賣豆紀神社の神楽

こちらは<神輿庫>。

賣豆紀神社の本殿

最後に<社殿>全景。バランスの良い造形で美しい。(^▽^)/

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須勢理毘売
須勢理毘売
2024年11月24日(日)
170投稿

主祭神として「下照比賣命」を祀った大社造変態の本殿を持つ神社です。創建年代は不明でしたが、延喜式では賣豆紀神社、出雲国風土記には賣豆貴社、雲陽誌には賣豆紀社の名で記載されている古社になります。
もともとは近くの賣豆紀脇という山畑に鎮座されていましたが、荒廃が進み1667年に現在の場所へ遷座されたそうです。

鎮座地は住宅街の奥まった場所になり、道路は対向車とすれ違うことが出来ないぐらいの狭さで、ひやひやしながら車の運転をしました。駐車場も狭かったのですが、その一方で境内は広くて時間をかけて参拝しました。
立派な拝殿や本殿で素敵でしたが、境内には変わった灯篭がありました。四頭の狛犬が担いでいる灯篭です。唐獅子灯籠といわれるそうで、祈願の際は狛犬へ直接銀紙を貼り、成就した時には金紙を貼って報謝する習わしがあるそうです。

ここの神社も神在月に全国の神さまたちが立ち寄る神社として神在祭が行われます。なんでも、神在月に佐太神社に集まった神さまたちがこの神社を通りかかったときに美しい女神がいると目を付けられたためだとか。なかなかファンタジーなエピソードですね。

あ!そうそう、ここの神社の扁額も若槻禮次郎が書いたものでした。

賣豆紀神社(島根県)

参道と鳥居

賣豆紀神社(島根県)

手水舎

賣豆紀神社(島根県)

随神門

賣豆紀神社(島根県)

拝殿

賣豆紀神社(島根県)

拝殿向拝

賣豆紀神社(島根県)

本殿

賣豆紀神社(島根県)

本殿

賣豆紀神社(島根県)

社殿全景

賣豆紀神社(島根県)

唐獅子灯籠

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賣豆紀神社の基本情報

住所島根県松江市雑賀町1663
行き方
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名称賣豆紀神社
読み方めづきじんじゃ
御朱印あり

限定御朱印なし

詳細情報

ご祭神下照比賣命
体験御朱印
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