すがわらてんまんぐう
菅原天満宮(菅原神社)
奈良県 尼ケ辻駅
授与所/9:00~16:00
菅原道真が何処で生まれたかの話はあちこちにあり、ここでもその話があります。
生まれたか否かは別として、実はここは菅原を祀る神社としては最古となります。
菅原氏の前身、土師氏によって建てられた神社ですのでとても古いです。
丁度梅の季節に行きましたので盆梅展が催されていて130品種200鉢と言う梅を見てきました。
ここが古いという証拠のように思えるゆるキャラっぽい牛の像があちこちにあってなかなか楽しめました。
こっからは歴史(笑)
ここは元は土師氏(古墳祭祀・埴輪提案者で製作者)の所領でした。
結構この古代豪族は力があったようであちこちに所領地を持っています。
恐らく、古墳に関わり合いがあるので点在しているのかもしれません。
現にここの近くには「尼ヶ辻駅」からも見える垂仁天皇陵がありますし、菅原東遺跡埴輪窯跡群が傍にあります。
ここの地名は菅原町と言いますが道真ゆかりだからと言うのではなく、この辺一帯にスゲと呼ばれる草が自生していた事からスゲ原と言われ菅原と漢字で書かれました。
土師氏は後に菅原姓を名乗りますが(ほかにも分枝しているので別名もある)この土地の名前を使ったのかもしれません。
ですので土地名が先です。
近くにある喜光寺は別名「菅原寺」と呼ばれ、「霊亀元年(西暦七一五年)行基菩薩の創建にて菅原家の代寺でもある。同寺の東南院にて行基菩薩が入寂された。聖武天皇の行幸された時、阿弥陀仏が光を放ったとされ、以来喜光寺の号を賜ったと伝えられる。また今の金堂は大仏殿のひながたといわれる」と説明されています。
菅原天満宮遺跡天神堀 「この池は菅原院の一部にして、相伝菅伸の遺跡であり、古くから菅原道真公の産湯の池と伝えられております。島の中にある碑には、星霜年を経て古くなり、神の盛なるを託し、その先祖を敬うことにより徳を載き、荒れた岸に石垣を摘もうとしたところ、その趣旨は四方に伝わり瞬く間に完成した。神徳は、月日が下界を照らす様なもので敬わない人はいないだ ろう。神をたたえ、この碑を立て記念とする」
菅原東遺跡埴輪窯跡群 埴輪を焼いた窯跡
屋根にもいっぱい梅~
ゆるキャラっぽい牛(笑)
菅原家一系三神を祀る日本最古の天満宮です。
その後、菅原道真公がこの地で出生したと言われています。
道真公の没後は全国各地に道真公を祀る神社が設立され、世に道真公を天満大自在天神と崇め奉るにいたりました。
その中にあって、菅原家発祥及び生誕の地である菅原天満宮と、終焉の地である太宰府天満宮及び京都の北野天満宮は最も重要な神社とされています。
喜光寺https://hotokami.jp/area/nara/Hmgtk/Hmgtktk/Drgz/13219/201951/
のすぐ近くに鎮座していて、歩いてもすぐでした。
境内はさほど大きくはないですが、感慨深くお参りさせていただきました。
鳥居
略記
手水舎
摂社
拝殿
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