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とうしょうだいじ|律宗

唐招提寺のお参りの記録一覧(4ページ目)
奈良県 西ノ京駅

惣一郎
惣一郎
2021年04月28日(水)
1269投稿

唐招提寺は、奈良県奈良市にある律宗の総本山の寺院。本尊は廬舎那仏(国宝)。中国・唐出身の僧・鑑真が開基となって建立し、晩年を過ごした寺院。当寺と鑑真について描いた井上靖著の小説『天平の甍』(1957年)で広く知られるようになった。ユネスコの世界遺産に「古都奈良の文化財」の構成資産の1つとして登録されている。また境内は<国の史跡>に指定されているほか、建物だと金堂、講堂、鼓楼、経蔵、宝蔵が国宝、仏像だと御影堂安置の鑑真和上坐像、金堂安置の廬舎那仏坐像、千手観音立像、薬師如来立像などが国宝に指定されている。礼堂、旧一乗院など、国指定の重要文化財も多数ある。

創建は奈良時代中期・天平年間の759年。平安時代には一時荒廃したが、鎌倉時代中期の1244年に四条天皇から崇敬された律宗の高僧・覚盛により再興。伽藍は覚盛を継いだ証玄が整備した。その後、鎌倉末期には後醍醐天皇の庇護を受けた。
南北朝時代、戦国時代には再び衰退したが、江戸時代中期、当寺で学んだ護持院隆光を通じ5代将軍徳川綱吉と生母・桂昌院の帰依を受け、1698年には戒壇院が再興された。
江戸時代後期に火災に遭うも、明治時代、昭和時代と再び整備が行われた。

当寺は、近鉄橿原線・西ノ京駅の東側の、700m北方にある。境内南側の南大門から境内に入るが、全てのエリアが有料拝観(1,000円)。境内は広いが伽藍はコンパクトにまとまっている。だが、伽藍以外の庭園も綺麗なので、ただ歩き回るだけでも楽しめる。

参拝時は週末の午前中で、参拝者は自分以外にはぱらぱらいる程度だった。

唐招提寺の山門

境内の南端中央にある<南大門>。

唐招提寺の山門

南大門の扁額と、奥に見える<金堂>。扁額は板切れみたいで地味な見た目。

唐招提寺の建物その他

南大門の左端にある<拝観案内所>。

唐招提寺の建物その他

<南大門>から見た<金堂>。広い参道が気持ち良い。

唐招提寺の建物その他

境内入ってすぐ左側にある<世界遺産記念碑>。

唐招提寺の本殿

国宝<金堂>全景。奈良時代建立の寺院金堂として現存唯一のもの。寄棟造、本瓦葺。大棟の左右両端に鴟尾(しび)を飾る。正面7間、側面4間。

唐招提寺の本殿

<金堂>正面。堂内には、中央に本尊の国宝<廬舎那仏坐像>、右に国宝<薬師如来立像>、左に国宝<千手観音立像>、本尊の手前左右に国宝<梵天・帝釈天立像>、須弥壇の四隅に国宝<四天王立像>を安置。

唐招提寺の建物その他

金堂の右側から伽藍を望む。左から順に<鼓楼(ころう)>、<礼堂(らいどう)>、<経蔵(きょうぞう)>。

唐招提寺の建物その他

まず右奥から。国宝<宝蔵>(左)と国宝<経蔵>(右)。いずれも奈良時代建立、寄棟造、本瓦葺。<経蔵>は唐招提寺建立以前の新田部親王邸の米倉を改造したもので、唐招提寺最古の建物、日本最古の校倉。<宝蔵>は唐招提寺創建と合わせて建立され、<経蔵>よりも一回り大きい。

唐招提寺の建物その他

宝蔵の奥にある、<新宝蔵>への道。当日休館中。

唐招提寺の建物その他

ひとつながりの建物で、手前が<礼堂>、奥が<東室(ひがしむろ)>。鎌倉時代建立、入母屋造、本瓦葺。いずれも国指定の重要文化財。<礼堂>は鼓楼に安置された仏舎利を礼拝するための堂、<東室>は僧坊。

唐招提寺の建物その他

国宝<鼓楼>。奈良時代建立、入母屋造、本瓦葺。現在は鑑真和上の仏舎利を奉安しているため「舎利殿」とも。

唐招提寺の建物その他

<金堂>の真裏に並行して建つ、国宝<講堂>。奈良時代建立、入母屋造、本瓦葺。平城京の東朝集殿(ひがしちょうしゅうでん)を移築・改造したもの。

唐招提寺の建物その他

<講堂>の右奥にある<開山堂>。<鑑真大和上御身代り像>を祀る。

唐招提寺の建物その他

<開山堂>の近くにある<松尾芭蕉句碑>。

唐招提寺の建物その他

境内北側中央にある<御影堂>は絶賛工事中。国指定の重要文化財。エリアが立入禁止なので<中興堂>や<地蔵堂>も合わせて参観できず。残念...

唐招提寺の庭園

<御影堂>の参道挟んで反対側にある<北原白秋歌碑>。

唐招提寺の建物その他

境内北側東端にある<鑑真和上御廟>に向かう。味のある長い塀が続く。

唐招提寺の山門

御廟入口の門。

唐招提寺の建物その他

御廟までまっすぐの道が伸び、その両側にまっすぐな高木が立ち並ぶ。

唐招提寺の自然

地面の苔がとにかく美しい。

唐招提寺の建物その他

<開山御廟>は池の上の浮島にあって、橋を渡って辿り着く。

唐招提寺の建物その他

境内北側西端に移って、<醍醐井戸>。

唐招提寺の建物その他

<醍醐井戸>のそばにある白藤の花が満開。美しい!

唐招提寺の建物その他

<講堂>を挟んで<鼓楼>の対称位置にある<鐘楼>。後ろの林の場所は<東室>の対称位置にあって<西室>の跡地。

唐招提寺の建物その他

境内の西端にある<戒壇>の入口。

唐招提寺の建物その他

<戒壇>は僧になるための授戒が行われる場所。3段の石段のみが鎌倉時代のもの。

唐招提寺の建物その他

<金堂>手前、左側(西側)にある<会津八一歌碑>。

唐招提寺の建物その他

<金堂>手前、右側(東側)にある売店。御朱印はこちら。

唐招提寺の建物その他

売店の奥の立入禁止区域にある神社。境内図に描かれているものの名称は記載なし。けっこう大きくて立派だが、鎮守社かな?

唐招提寺の建物その他

最後に、売店近くから<金堂>を望む。

唐招提寺の建物その他

境内を出て<南大門>の通り。木立含め雰囲気が良い。門前町はお店が少ない。

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ごへいさんぺいやえきゅうべえ
ごへいさんぺいやえきゅうべえ
2022年07月03日(日)
160投稿

奈良国立博物館正倉院展へ行く旅行の途中で立ち寄り、参拝。
ただ、薬師寺参拝で予定より時間を食ってしまい、閉山直前だったため、あまり回れず。

唐招提寺の建物その他

金堂。江戸の大修理の際、屋根の四隅に鬼飾りの彫刻が入っていたことが判明しており、小学生向け図書「すみ鬼逃げた」は、その実話が元の創作物語。

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