かわさきだいし(へいけんじ)|真言宗智山派
川崎大師(平間寺)
神奈川県 川崎大師駅
関東八十八ヵ所霊場・特別霊場 川崎大師 平間寺
関東三十六不動霊場・川崎大師 不動堂です。
この日は、妙音寺に続いてこちらのお寺です。
今更、語る迄も無い程、有名お寺ですね。
ただ、やっぱり参拝客は少ないです。
お参りをした日は『大般若経転読会修行』が催されていましたので、
いくらか多かったかも知れません。
この転読会ですが、ちょっと驚きの体験でした。
お寺のHP〜
大般若経とは600巻にもおよぶ唐の玄奘三蔵(三蔵法師)訳の大部の経典です。
大般若経転読会では、12人の僧侶が各50巻を1巻ずつ扇をひろげるがごとく空中にかざし、声高らかに経題が転読されます。
読経の中、太鼓の音と僧侶の転読、経典が片側から反対側に流れるように移る音。
厳かな舞台を見ている様でした。
妙音寺に行く電車に乗っている最中に、この転読会がある事に気付き、急遽、追加の参拝。
何も食べていなくて、お腹が空いたので『珈琲茶房 餅陣 住吉』で『くずもちサンデー』。
お土産に『住吉屋総本店』の『久寿餅&麩まんじゅう』を買いました。
久寿餅を何年か振りに食べました。
(ご存知の方も多いかと思いますが、関西風の葛粉に砂糖を入れて練った葛餅と違って、
こちらは小麦粉から精製したデンプンを乳酸菌で発酵させた物です。
独特の酸味や食感があります。)
この日のお参りはこちらで終了です。
『大山門』
『大本堂』
『八角五重塔』
『仲見世』
『珈琲茶房 餅陣 住吉』
『くずもちサンデー』
ソフトクリームはマザー牧場の物だそうです。
『住吉屋総本店』の『久寿餅と麩まんじゅう』
川崎市の川崎大師・平間寺にお参りしました。2月に入って空いているかと思いきや、週末ということもあってか、混み合っていました。境内に立ち並ぶ露店もお客さんでにぎわっていました。
ご朱印は大本堂、不動堂、薬師殿、自動車交通安全祈祷殿の4カ所でいただきました。「弘法大師諡号壱千百年」の印が押されています。「諡号(しごう)」は貴人の死語に贈られるおくりなのことです。真言宗の開祖、空海が醍醐天皇から「弘法大師」のおくりなを贈られて1100年に当たる、ということのようです。
川崎大師にはもう何度もお参りしていますが、「奇跡の銀杏(いちょう)」と名付けられた霊木があるのを初めて知りました。第二次大戦中の空襲で幹の大半が焼けながら、戦後、奇跡的に蘇生したのだそうです。戦争があったことを今に伝える生き証人です。
広い境内を歩き回って疲れたら、お勧めは信徒会館です。広いロビーで座って休憩できます。お釈迦さまの修行や涅槃のシーンをモチーフにした大きなステンドグラスもあります。夏場は冷房も効いています。
今回は、少し離れた場所にある自動車交通安全祈祷殿にも、初めて足を伸ばしてみました。薬師堂とともに、特徴的なインド風の建築様式です。
行き帰りに乗った京浜急行大師線の電車には、干支のネズミのイラストのヘッドマークが付いていました。
薬師殿
自動車交通安全祈祷殿
平間寺(へいけんじ)は、神奈川県川崎市川崎区にある真言宗智山派の大本山。山号は金剛山、院号は金乗院。本尊は弘法大師。関東八十八カ所霊場・特別霊場、玉川八十八カ所霊場1番札所、東海三十三観音霊場33番札所。「川崎大師」「厄除弘法大師」という名称で広く知られている。
創建は平安時代後期に、平間兼乗(ひらまかねのり)という漁師が海から大師像を引き上げ、高野山の尊賢上人が諸国游化で当地を訪れ、兼乗の霊験を聞き寺院を建立したのが始まり。その後、尊賢上人が鳥羽上皇の后・美福門院のために、平間寺で災厄消除と皇子降誕の祈祷をしたところ、まもなく皇子(のちの近衛天皇)が生まれ、その近衛天皇から平間寺は勅願寺とされたとのこと。
当寺は、京急線・川崎大師駅から徒歩5分ほどの場所にある。駅からずっと参道商店街があって店がずらっと並んでいる。
参拝時は週末の午後、コロナ禍にもかかわらずかなり多くの参拝者がいて、参道も境内もごった返していた。参拝は<密>回避のために警備員によってコントロールされていて、並ぶものの順調。境内には今どき珍しく、たくさんの屋台が立ち並んでいた。自分のバイクについて話し掛けてきた地元のおじいさんによると、この日の参拝者は普段の週末よりも少ないとのこと。って、これ以上混んだら<密>確定でしょう...汗
川崎大師駅からは、参道商店街がコの字に形成されていて、一度駅から西向きに離れていき(表参道)、折り返して東向きに境内に向かう(大師仲見世通り)街の作りになっている。
いよいよ境内の入口<大山門>。1977年建立。寺標とともに。
大師仲見世通りからの眺め。大きな山門に五重塔。インパクトと十分。これだけで、観光地としても合格!という感じ。
大山門をくぐると、真正面に<大本堂>。1964年建立。本尊・厄除弘法大師を祀る。毎日早朝から護摩が行われている。
大山門くぐって、すぐ右手に巨大な<お水屋>。
大本堂の右手に、巨大な<護持志納金受付所・お護摩受付所>。その左手、大本堂寄りのところに授与所。御朱印はこちら。
大山門から大本堂に向かう途中左手にある<経蔵>。目の前に<献香所>。
参拝所。密集防止のために10~15人単位で案内される。
お水屋の裏手にある<聖徳太子堂>。
聖徳大師堂の左隣にある<清瀧権現堂>。京都の醍醐寺から勧請した清瀧権現を祀る。
大本堂向かって左手前にある<お札場>近くから見た<六角五重塔>。境内は屋台がめちゃくちゃ多いので、屋台抜きで五重塔の全景を写真に収めるのは至難の業。この場所しかなかった。<六角五重塔>は<中興塔>とも言われ、1984年建立。
大本堂の左手にある<不動堂>。1890年創建、1964年再建。本尊の不動明王は成田山新勝寺から勧請。
大本堂と不動堂の間にある<福徳稲荷堂>。境内諸堂で唯一、大戦中の米軍空爆を逃れた堂宇。
不動堂への参道脇にある<大本坊>。寺務所。右隣は信徒会館。
同じく不動堂への参道脇にある<鐘楼堂>。
境内には見どころとしている場所がいくつもあるが、そのすべての前に屋台が出ている。こちらは<祈りと平和の像>。文化勲章受章者の円鍔勝三の作品。
境内の南端にある、<つるの池>とそこに架かる<やすらぎ橋>、橋の先に<釈尊像>。
<つるの池>のほとりから見た<八角五重塔>。屋台は不動門から不動堂までの参道沿いに林立。屋台にとっては一等地みたい。
最後、南側の<不動門>から出る。<不動門>はかつての<三門>で、現在の<大山門>建立に伴い移設。
不動門の外からの眺め。すごい人数、すごい屋台数、すごい活気。これで普段よりも人が少ないというからスゴイ。
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