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三津厳島神社の日常(665回目)愛媛県三津駅

【2月1日の言葉】春は枝頭(しとう)にあって、すでに充分(じゅうぶん)

投稿日:2026年02月01日(日) 09時26分13秒
二月朔日(ついたち)の言葉は、漢詩からとった
「春は枝頭にあって、すでに充分」です。

この言葉は、中国・宋の時代の詩人 戴益(たいえき) の詩
『探春(春を探る)』 に由来します。

尽日 春を訪ねて 春を見ず
(一日中、春を探し歩いたが、春らしいものは見つからなかった)

杖黎 踏破す 幾重の雲
(杖を頼りに、幾重にも重なる山道を歩き回ったが、徒労に終わった)

帰り来たりて 試みに 梅梢を把ってみれば
(家に帰り、何気なく梅の枝を手に取ってみると)

春は 枝頭に在って すでに 充分
(いつの間にか蕾はふくらみ、そこに春は訪れていた)

この「春」を、「幸せ」や「生きがい」と置き換えて読んでみると、
作者の伝えたかったことが、より身近に感じられます。

幸せや生きがいは、遠くに探し求めるものではなく、
実はすでに、私たちの身近な日常の中にある――
それが「枝頭にあって、すでに充分」という言葉の意味なのです。

立派な家に住んでいても争いの絶えない家庭がある一方で、
小さな家でも、笑顔の絶えない家庭があります。
幸せかどうかは、環境よりも、そこにいる人の心の持ちようによって決まるのでしょう。

身近なところにある小さな楽しみや、小さな幸せを大切に重ねていけば、
それはやがて、大きな幸せへと育っていきます。
心が変われば、見える景色もまた変わってきます。

そうして迎える毎日は、まさに 「立春大吉」。
心の中は、いつも春で満ちていることでしょう。

今日も、どうぞ良い一日をお過ごしください。
三津厳島神社(愛媛県)

すてき

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