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三津厳島神社の日常(330回目)愛媛県三津駅

【2月1日の言葉】鬼の話

投稿日:2023年01月31日(火)
2月朔日(ついたち)の言葉は「今月の御朱印」と「節分」にちなんで「鬼の話」を取り上げました。

日本古来の伝統行事「節分」は「鬼は外、福は内」と豆をまくのが一般的ですが、
最近は恵方(えほう)の方角を向いて食べる「恵方巻(えほうまき)」のイメージが強いようです。

「節分」とは旧暦で「季節の変わり目」を意味し、本来は立春、立夏、立秋、立冬それぞれの前日を指します。

旧暦では立春が新年の初めだったため「立春」の前日の「節分」が特に重要視され、
節分と言えば立春の前日を指すようになりました。

漢字の「鬼(き)」は元々「死者の霊魂」を表す言葉で、
「鬼門(きもん)」と呼ばれる「北東」の方角からやってくると考えられていました。

「北東」は干支で表すと「丑寅(うしとら)の方角」に当たる事から「鬼」というと「牛」の角をはやして「虎」の「牙」と「パンツ」をはいているイメージが定着したようです。

東洋の伝統的な思想では、季節の変わり目には邪気が生じるという考えがあり、
節分には、魔を滅する「魔滅(まめ)」に通じる「豆」をまいて、邪気を祓う行事が定着したようです。

今月の御朱印は障がいのある人の芸術作品「パラアート」で活躍する、藤原大輝さんの版画「赤鬼」です。
大胆な色遣いでインパクトのある御朱印になりました。

「鬼」は「鬼才」や「仕事の鬼」のように良い意味で普通の人間とかけ離れた才能や様子を表すときにも使われます。

当社の秋祭りに登場する、鬼の形相の「大魔(だいま)」も「青竹」を手に持ち「人並外れた鬼の呪力」で参拝者の厄祓いをします。

今年はパラアートの御朱印も定期的に頒布致しますので、発想や表現の豊かさをお楽しみください。

 
今日も良い一日を!

三津厳島神社(愛媛県)
三津厳島神社(愛媛県)

すてき

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