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三津厳島神社の日常(133回目)愛媛県三津駅

7月1日の言葉「身清浄(みしょうじょう)  心正直(こころしょうじき) 

投稿日:2021年07月01日(木)
七月朔日(ついたち)の言葉は「身清浄(みしょうじょう)心正直(こころしょうじき)」です。

「神と申すものは正直なることを好み、また清浄(しょうじょう)なるものを好み給う。
それゆえ、神を拝むにはまず、おのが心を正直にし、またおのが体を清浄にして、
ほかに何の心もなく、ただ謹(つつし)み拝むべし、これが誠(まこと)の神(かみ)信心(しんじん)と申すものなり。」

これは幕末の思想家「吉田松陰」(よしだしょういん)の言葉です。
山口県萩市の「松陰神社」に祀られております。





三津厳島神社(愛媛県)

上記の文章は自分の妹に神道の心構えを「神信心(かみしんじん)」という表現で分かりやすく教えたものです。
すなわち「神様は清浄と正直を好まれるから、いつもこういう心構えで神様を拝みなさい」ということです。
三津厳島神社の自然
昔から「正直者の頭(こうべ)に神宿る」と申しますが、むしろ一般社会では「正直者が馬鹿を見る」ことも多々あります。

「身体は清らかに、心は正直に」簡単なようですが、私達は年を重ねるにつれて、
現実の社会の中で、本音と建て前を使い分け、自分の都合や利益を優先しがちです。
そしてこういう純粋な気持ちを維持するのはなかなか難しいものがあります。

しかしながら、我欲(がよく)や煩悩(ぼんのう)を超えたところに信仰の世界はあります。
三津厳島神社の手水
神社でご祈祷を受ける事を「お祓いを受ける」と言いますが、神道ではお祓いを受ける事によって、心身を清浄にすることを第一に考えます。

神道(しんとう)が清浄をこの上なく重視するのは、心身を清浄にすることで、生命の働きが活発になると考えるからです。

逆に汚(よご)れている事、穢(きたな)い事「けがれ」を忌み嫌います。
「けがれ」は「気枯(けが)れ」で生命力を衰退させるからです。

「けがれ」は生命力が衰退した状態を象徴し、「清浄」は若々しい生命力が満ち溢(あふ)れて躍動する状態を象徴しています。
三津厳島神社の手水
六月の夏越祭も、半年間の罪穢(つみけがれ)を祓い清めて、心身を清浄にして新たな生命力を甦(よみがえ)らせるために行なうものです。

新たな気持ちで残り半年を送るために、ご神前ではいつも「身清浄心正直」の六文字を忘れずに祈りを込めましょう。
そして新たな生命力を戴いて今日からの生活を高めて参りましょう。
三津厳島神社の本殿
当社では七月から夏詣と称して鯛風鈴や切り絵御朱印、十七夜祭に合わせて「みつはまいり」等諸行事を計画しておりますので、
この機会に残り半年の平穏無事を祈って三津地区の神社仏閣にもお参り頂きたいと思います。

 「清らかに 清らかに これ 神道の心なり」

すてき

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