真源寺（入谷鬼子母神）

東京都 入谷駅

入谷鬼子母神こと眞源寺に参拝してきました。

真源寺（しんげんじ）は、東京都台東区下谷に位置する法華宗本門流の寺院で、仏立山と号します。万治2年（1659年）に光長寺の第20世高運院日融上人によって創建され、入谷鬼子母神としても知られています。

●歴史と信仰

真源寺は、創建当初から鬼子母神を中心に信仰が広まりました。鬼子母神は、母親と子供を守る仏教の女神であり、特に子宝や家庭の幸福を願う人々に崇敬されています。江戸時代には「恐れ入谷の鬼子母神」という地口も知られ、多くの人々に親しまれてきました。
また、真源寺は下谷七福神の一つとして、福禄寿を祀っています。

●入谷朝顔市

毎年7月6日から8日の間には「入谷朝顔市」が開催され、真源寺の境内は色とりどりの朝顔で賑わいます。このイベントは、明治時代に入ってから始まり、江戸後期から続く朝顔栽培の伝統を受け継いでいます。約60軒の朝顔業者が出店し、毎年40万人以上が訪れる夏の風物詩となっています。

正式名：仏立山真源寺
通称：入谷鬼子母神
東京都台東区下谷にある法華宗本門流の寺院である。
万治2年（1659）に光長寺20世・日融が当地に法華宗本門流の寺院を開山したことによる。
鬼子母神を祀っていることで「入谷鬼子母神」の名称で有名な寺院で、大田南畝の狂歌「恐れ入りやの鬼子母神」という洒落も有名である。また、7月の七夕の前後に当寺院の境内で入谷朝顔市が開かれることで、入谷の名物であることはもとより、東京下町の夏の訪れを伝える行事として、全国的にも知られている。