きゅうこさん せいがんじ|曹洞宗|吸湖山
吸湖山 青岸寺のお参りの記録一覧
滋賀県湖北地域の寺院巡りの5寺目は、1寺目の在った米原市に戻って、米原市米原に在る吸湖山 青岸寺です。
曹洞宗で、本尊は聖観音。
この本尊・聖観音坐像は県指定文化財で、十一面観音立像は市指定文化財です。
こちらの境内には国指定名勝・青岸寺庭園があり、予約無しで拝観出来ます。但し、火曜日と第4、第5月曜日はお休みです。
延文年間(1356~61年)に当時の近江守護であった佐々木京極道誉が創建した米泉寺があったが、1504年の兵火で焼失。本尊の聖観音像のみが難を逃れ、その後小堂に祀られていた。江戸時代に入り、彦根の大雲寺三世の要津守三和尚が当地を遊行していた折に、朽ちた小堂に祀られた観音像を拝しひどく心を痛め、1650年に再興を期して当山に入山。敦賀の伊藤五郎助の尽力を得て再興。伊藤五郎助の諡号の青岸宗天から寺名を青岸寺としたとの事です。
JR米原駅から東へ500m、とても便の良い所に在ります。10台以上停めれる駐車場も参道手前にありましたので停めさせて頂きました。短めの参道を進むと山門、山門をくぐるとほぼ正面に本堂、右側に庫裏、庫裏の向かいに鐘楼です。庫裏に入り、呼び鈴を鳴らすと寺の方が来られて、拝観料(300円)をお支払いして、併せて御朱印帳を渡して御朱印をお願いしました。下駄箱に靴を入れて上がらせて頂きます。失礼ながら夏の時期の日中の一番暑い時間帯のため参拝者はおらず、貸切状態かなと思いきや下駄箱の履物の数から5、6組の参拝の方々がいらっしゃいました。
庫裏と本堂の間の客殿の脇を抜けて先ずは本堂へ。本堂須弥壇に本尊・聖観音坐像、高さ約80cm、像内の墨書から南北朝時代の1376年に京都の三条仏師が米泉寺の本尊として制作したとわかっています。願主・安置場所・仏師・制作年がわかる仏像は少ないと思います。バランスが良く、彫りが深めで鋭く感じます。お顔もきつ目で、じっと見詰められている感じでした。
左側の脇間(観音堂)には十一面観音立像、高さ約56cm、一木造、素地で彫眼、鎌倉時代後期の作と考えられています。すらっと細身ながらウエストは更に細いです。眼は閉じている様、「大丈夫、大丈夫」と目を細めて笑みを浮かべているのだろうか。
本堂の裏側に廻り込んで少し階段を上がると六湛庵という書院。庭園を上から眺める事が出来ます。庭園に沿って回廊があり客殿へ。客殿には寺院には珍しく喫茶コーナーがあります。コーヒーや抹茶を頂きながらのんびりと庭園を眺めるのも乙なものだと思います。
預けておいた御朱印帳を頂いて失礼する事にしました。
御朱印
山門
本堂
庫裏
鐘楼
本尊・聖観音坐像
左側の脇間(観音堂) 右側から十一面観音、三十三観音、役行者
十一面観音立像
役行者
客殿からの庭園
(安物の)スマホで撮ってみました
国指定名勝・青岸寺庭園
書院・六湛庵
書院から庭園方向
本堂側から山門方向
醒ヶ井に梅花藻を観に行き、次に庭園で有名な青岸寺を参拝しました。
広くて立派な庭園を眺めながら、ゆっくりさせて頂きました。
残念ながら、当日は、お寺カフェはお休みでした。
せせらぎに咲く梅花藻です。
直書きして頂きました。
青春18きっぷ 寺社めぐり最終日。大阪スタートで1社目 岐阜垂井の南宮大社を目指していましたが乗り換えの米原発の電車が事故で運休。
米原駅からすぐのところにこちらがあるということを調べて行ってきました。
地元米原の豪族米原氏によって築かれたと云われています太尾山城跡の登山道そばにあります。
看板があるので迷いませんが、山門くぐっても外観は普通の住居。
狸の置物に出迎えられインターホン押して拝観申し込み。
あまり期待していなかったのですが、山壁を利用して作られた庭園は山水画のようでなかなかであり、拝観者のためにテーブルと椅子が用意されていました。
利用していなかったのですが、拝観者のみが利用できるカフェがあり、建物内にカウンターとべっしつにテーブルと椅子があります。
どちらも和モダンでおしゃれでした。
山門
本堂ですが、横の拝観受付の入り口から入り建物内から入ります。
入口
受付
庭園①
庭園②
#青岸寺
ご本尊は聖観音。本堂の玄関に福禄寿を祀る。
#福禄寿
中国出身の神様で、南極老人星の神格化とされる。りゅうこつ座α星カノープスのことだ。
ところで、ここ青岸寺の福禄寿の像のそばに、真言「オン マカリシ ソワカ」と書かれていた。須磨寺(神戸市須磨区)も同様。確証は無いが、マカリシは梵語のマハーリシが訛ったものだと思う。仙人を意味する。
インド神話にはマハーリシが何人も登場する。軒並み神々よりも強い。その中でも最強と言われるのがアガスティヤ。ラーマーヤナでも、ラスボスにあたるラーヴァナにとどめを刺す武器を主人公のラーマに与えた。
奇しくもインド神話伝説辞典には、南インドではカノープスがアガスティヤとして崇められている、とある。原文はアルゴ座のLanopusだが、アルゴ座は大き過ぎたためりゅうこつ座を含む4つの星座に解体された経緯を持つし、Lanopusという星は無いので、Canopusの誤記だと思う。
福禄寿が中国の神様であることは疑いの余地がない。少なくとも、アガスティヤが弁才天や大黒天と共にマンダラのパンテオンに取り入れられ、中国に伝わったのが福禄寿だ、などという話は全く聞かない。
カノープスが中国とインドで共に仙人を表す星とされるにとどまらず、中国の福禄寿に梵語でも意味が通る真言があり、その内容が彼の仙人としての徳性を讃えるものであることは、偶然にしろ作為にせよ驚きだ。
JR米原駅から徒歩5分。曹洞宗寺院。ご本尊は聖観世音菩薩です。
室町時代に近江守護の佐々木道誉により開創。一度消失しましたが、のちに伊藤五郎助の寄進により再興。その諡(おくりな)である青岸宗天から「青岸寺」と名づけられました。
今年の紅葉は、少し早めと言われていたようでしたが、よい塩梅の見頃を迎えていました。
絨毯を敷き詰めたとまではいきませんが、少しずつ赤や黄色の回廊が出来つつありました。
本堂です。
手水鉢に落ち葉が・・・。
青岸寺の庭園はこちらから入ります。
中へ入ってお参りもできますし、喫茶で一服もできます。
形からして「キリシタン灯籠」でしょうか?
この庭園は、昭和9年に国の名勝に指定されています。
山肌は6分くらいの色づきでしょうか?
書院です。
切り絵障子です。虎の他にリス、猿、鯉、雀でしょうか?
こちらにも「虎」です。
平日の昼間でしたが、静かに紅葉を楽しむことができました。
前から気になっていた青岸寺へ!
名勝青岸寺庭園でお茶を頂き、のんびり穏やかな時間を過ごすことが出来ました。
本尊 聖観世音菩薩も木造坐像で、見応えありました。
本堂前に可愛らしいお地蔵さんがお出迎え
名勝青岸寺庭園の中にもお地蔵さん
こちらにも!
切り絵障子
抹茶のカフェアートと抹茶ガードショコラ
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