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氷室神社のお参りの記録一覧
奈良県 近鉄奈良駅

神祇伯
神祇伯
2025年06月24日(火) 21時52分49秒
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大和国添上郡の式内社「高橋神社」の論社です。吉野川上流の春日野山にある月日磐に、第43代元明天皇さまの勅命によって氷の神様を祀ったことに始まり、春日野の氷池に氷を作って貯蔵する氷室を設けていました。その氷を平城京に献氷していましたが、平安京遷都後には廃止され、現在地に社殿を建立し今に至ります。

氷室神社(奈良県)

《鳥居と社号碑》

氷室神社(奈良県)

《鳥居奉納の顕彰碑》
製氷関係の会社の名前が連なっています。というかこんなにあるんですねそういう会社って…

氷室神社(奈良県)

《奉献者一覧》
まさかここにもいらっしゃるとは…
ちなみに明治に独立するまでは春日大社の所管社として扱われていました。

氷室神社(奈良県)

《住吉神社》

氷室神社(奈良県)

《手水舎》
普通の手水鉢の横に井戸があります。

氷室神社(奈良県)

《神門》
暑い…青空が憎い…

氷室神社(奈良県)

《御祭神》
中央の闘鶏稲置大山主命さまは右側の大鷦鷯命(仁徳天皇)さまに氷を献じたと伝わります。
またこの闘鶏稲置大山主命さまは大和国北東部にあった闘鶏国の国造(今でいう知事とか領主)で、かつての闘鶏国だった天理市福住に都祁の氷室と氷室神社、そして復元氷室があります。
氷の神様を奉斎した伝承は春日野ですが、御祭神としてこの闘鶏稲置大山主命さまを祀る由来はこの都祁の氷室神社からきていると思われます。

氷室神社(奈良県)

《外拝殿》🙏
👁チェックポイント‼️
氷室神社の中央には舞殿がありますが、この氷室神社に雅楽の伝承組織のひとつである「南都楽所」が置かれ、神主もその楽人たちが務めていたそうです。南都楽所は興福寺を中心に活動して伝承を続け、明治に東京に集結して現在の宮内庁学部となりました。現在も奈良の方では興福寺、東大寺、春日大社の各祭典には雅楽の管弦と舞楽が必ず奉納されるほど不可欠な存在となっています。
ちなみにこの雅楽の伝承組織は「三方楽所」と呼ばれて、京都の宮廷方、奈良の南都方、大阪の天王寺方がありました。
この3つの組織でも伝承内容に少し違いがあり、例えば舞楽で龍の面をつけて舞う「陵王」の番舞が、一人舞か二人舞かで「落蹲」「納曽利」に名称が変わるのですが、南都楽所とそれ以外とではその名称が反対になります。
(一般的には二人舞「納曽利」一人舞「落蹲」だが奈良市内の舞楽では反対で認知されている)

氷室神社(奈良県)

《氷》
冷たい!でかい!!

氷室神社(奈良県)

《本殿》
この辺りでは珍しく流造です。当社の創建が鎌倉時代まで下るそうなので、その時代には流造が基本だったのかもしれませんね。

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