いせのくに してんのうじ|曹洞宗|塔世山
伊勢の国 四天王寺の御朱印・御朱印帳
公式三重県 津駅
いせのくに してんのうじ|曹洞宗|塔世山
公式三重県 津駅
聖徳太子1400年限定御朱印(2種)と通常御朱印(2種)
①3月限定「宝石と観音さま」(直書き・書き置き・郵送対応あり)
②四天王寺を100年見守る薬師如来像の御朱印(直書き)
(西国四十九薬師霊場第三十四番札所)
③織田信長も祈った三面大黒天の御朱印(直書き)
(津七福神 大黒天)
合計3種類の御朱印を頒布しています。
3月限定「宝石と観音さま」【聖徳太子1400年限定御朱印】
5つのこだわりポイント
【御朱印に込めた想い・郵送対応など】詳しくは以下のページをご覧ください。
【医王殿】四天王寺を100年見守る薬師如来像の御朱印
伊勢の国 四天王寺のご本尊は薬師如来像です。
右上には「西国薬師第三十四番」、中央には薬師如来を表す梵字の印が押されます。
【三面大黒天】織田信長も祈った三面大黒天の御朱印
四天王寺は、伊勢の津七福神のうちの1つです。
三面大黒天という、弁財天・毘沙門天・大黒天の3つのお顔をもった像が特徴的です。
織田信長公が祈ったと伝わります。
右上には「伊勢の津七福神 五穀豊穣」、中央には大黒天を表す梵字の印を押します。
観音さまの御朱印帳
御朱印と同じデザインの「宝石と新しい観音さま」の御朱印帳です。
月参りの御朱印帳としてもお使いいただけます。
御朱印帳(3色)
聖徳太子1400年大遠忌記念御朱印が完成しました。
緑、紺、赤の3色ご用意しています。
お参りの記念にどうぞ。
授与場所・時間
御朱印をご希望の方は、本堂右手の納経所にお越しください。
御朱印の受付時間は、午前9時~午後4時です。
郵送お申し込みは以下のページからお願いいたします。
これまでの聖徳太子1400年限定御朱印
3月限定「梅と藤堂高虎正室」聖徳太子1400年限定御朱印
【梅に込めた想い】
四天王寺の境内では、3月に梅が咲きます。
梅は、曹洞宗をひらいた道元禅師が愛した花。
厳しい冬の寒さを越え、いちはやく花を咲かす梅に道元禅師は生命の強さを感じました。
春が来たから花が咲くのではなく、花が咲くから春の訪れに気付く。
お寺に来たときは、梅の花を愛でることで季節の変化を知り、生きる喜びや幸せを感じていただきたいです。
【藤堂高虎夫人に込めた想い】
津藩主をつとめた戦国武将・藤堂高虎の正室、久芳夫人です。
3月といえば、女の子の健やかな成長と幸せを願うひな祭り。
四天王寺所蔵の藤堂高虎夫妻の肖像画をもとに、高虎の正室 久芳夫人をデザインしました。
愛妻家の高虎は、久芳夫人のお墓がある四天王寺に供養の品々や新しいお堂を寄進されました。
男女平等や性のあり方の多様性が話題となる今日この頃ですが、物事に境界はありません。
人間が生み出した境界線にとらわれず、お互いを認め合っていくことが聖徳太子の願った和の世界だと思います。
4月限定「桜と禅語」聖徳太子1400年限定御朱印
【4月の桜に込めた想い】
四天王寺の境内に3月下旬から4月上旬にかけて咲くソメイヨシノをデザインしました。
桜は、卒業や新しい生活の始まりを連想させる花。
江戸時代の四天王寺では寺子屋が開かれ、10年ほど前までは境内に幼稚園がありました。昔から子供の教育とは縁が深かったようです。
四天王寺の桜も多くの子供たちを迎え、送りだしてきました。
美しく儚い桜の姿に、人生の苦楽と儚さを重ね、多くの人々の心を癒してきた桜。
コロナウイルスで不安定な世の中ですから、桜の花を見て、新しい生活への希望を感じていただきたいです。
【禅語「一華開五葉」】
「一華、五葉を開く(いっけごようをひらく)」は、ひとつの花に五枚の花びらが開く様子をあらわしています。
この言葉を残したのは、中国禅宗の祖といわれる達磨大師(だるまだいし)。
仏教が世界に広がり、その功徳が人々の心に安らぎを届けますようにという想いが込められています。
4月8日は、お釈迦様のお生まれになった花まつり。
「全てのものが仏であり、平等で尊い存在である」というお釈迦様の教えが花開くように、との想いをこめて書いた文字を御朱印に入れました。
まるでお釈迦様と仏教が誕生されたことを祝福するかのように、4月はたくさんの花が咲きます。
桜や4月の花々を愛でながら、お釈迦様の尊い教えが2500年続いていることに想いを馳せて、四天王寺にお参りください。
5月限定「藤と日本刀・かぶと」聖徳太子1400年限定御朱印
【5月の藤に込めた想い】
かつて四天王寺にあった幼稚園には、砂場の上に藤棚がありました。
夏に近づき、だんだんと強くなる日差しからこどもたちを守るように咲く藤の花。
5月に見ごろを迎えると、蝶や虫たちが集まります。
咲きほこる藤の下、自然と戯れながら遊ぶこどもたちの元気な様子が思い出されます。
子どもたちの健やかな成長を願い、藤の花を御朱印にデザインしました。
【津藩主・藤堂高虎に仕えた磯野家の日本刀・かぶと】
磯野家は津藩主・藤堂高虎に仕えた武士の家です。
現在も四天王寺の檀家さんなので、刀やかぶとをお寺で預かり保管しています。
御朱印のモチーフになっている「陸奥守藤原歳長」という刀は、
戦乱が終わった江戸時代前期、津藩お抱えの刀鍛冶がつくったものです。
5月5日はこどもの日。
こどもたちの健やかな成長を願ってかぶとを飾りますが、
私は平和への願いも込めて今回の御朱印をデザインしました。
「心休まる世が来るように」と人々が時には血を流し、涙を流しながら
歴史を重ねて、今の平和な時代があります。
古くは聖徳太子も、戦が終わり平和な時代が来ることを願い、
刀を持った四天王像を彫り戦勝祈願を行いました。
今の平和の感謝、これからの平和への願い、そんな想いを込めた御朱印です。
5月は本堂横で磯野家のかぶとを展示していますので、
お参りの際は、是非ご覧ください。
6月限定「紫陽花と山門」聖徳太子1400年限定御朱印
【6月の紫陽花に込めた想い】
山門のそばに咲く紫陽花を御朱印にデザインしました。
紫陽花は、奈良時代の万葉集にも詠まれた日本古来の花。
梅雨の時期は雨が続き、気分が沈んでしまう日もありますよね。
そんなときは、雨のなかしっとりと咲く四天王寺の紫陽花を見て、
美しさに癒されてはいかがでしょうか。
6月は、紫陽花を浮かべた花手水も境内を彩ります。
ぜひお参りください。
【おもてなしの山門】
江戸時代に建てられた山門です。
四天王寺の玄関口として、多くの人を受け入れてきました。
悪いものがお寺に入ってこないようにする結界の役割も果たしてます。
額に書いてある「應供閣(おうぐかく)」には、「おもてなし」のこころが込められています。
應供は、「施し」や「振る舞い」といった意味を持つ言葉。
山門をくぐった方は、皆等しく客人としておもてなしさせていただきます。
津市は名前の通り港町として栄えた土地。外からの疫病などが入りやすい場所でした。
だからこそ、山門で結界をほどこして悪いものを断ち切りながら、
皆さんをもてなすのが、1400年続く四天王寺の精神だと思います。
コロナ禍で様々な苦悩がある現代に、今一度「和」の心を蘇りさせていただきたく御朱印に想いを込めました。
特に和の文字は私が念じて書きました。
一つ一つにこだわり、今月の限定御朱印とさせていただきましたので、どうぞ宜しくお願いします。
7月限定「舞い散る蓮の花」聖徳太子1400年限定御朱印
【7月の蓮の花に込めた想い】
聖徳太子が35歳の7月にお経の講義をしたところ、蓮の花が空から降ってきたという逸話があります。
蓮は泥のなかで成長し、高くのびた茎に花が咲きます。
花びらが頭上から降ってくる世界を想像する時、私たちは泥中にいます。
混沌とした泥のような社会のなか、祈ることで、功徳が蓮の花のように降り積もっていくでしょう。
また、蓮はアジアをはじめとした国々で広く愛されている花です。
コロナ禍で世界が危機に直面する今、蓮の花を通じて世界中が平和であるようにお祈りください。
7月は参道の蓮も見頃を迎えます。皆様のお参りをお待ちしています。
コロナ禍で様々な苦悩がある現代に、今一度「和」の心を蘇りさせていただきたく御朱印に想いを込めました。
特に和の文字は私が念じて書きました。
一つ一つにこだわり、今月の限定御朱印とさせていただきましたので、どうぞ宜しくお願いします。
8月限定「アサガオと薬師如来」【聖徳太子1400年限定御朱印】
【薬師如来のデザインに込めた想い】
四天王寺のお薬師さまは、およそ1000年前に、お姫様の病気を治したいという願いからつくられた仏像です。
度重なる戦火を逃れ、今では国の重要文化財に指定されています。
さらに、奈良の薬師寺や滋賀の延暦寺などが名を連ねる「西国四十九薬師霊場会」の第34番札所が、この四天王寺です。
いま私たちは、新型コロナウイルスによる不安な世の中を生きています。
だからこそ1000年前の人々が原因も治療法も分からない病に直面し、
お薬師さまにすがった気持ちがわかる気がするのです。
私たちのご先祖さまは、困難にぶつかったときこそ、
自分や大切な人のために祈ってきました。
四天王寺のお薬師さまが1000年ものあいだ見守ってくださったご先祖さまの祈りを、
これからも私たちが繋いでいきましょう。
また、コロナ禍で様々な苦悩がある現代に、今一度「和」の心を蘇りさせていただきたく御朱印に想いを込めました。
特に和の文字は私が念じて書きました。
一つ一つにこだわり、今月の限定御朱印とさせていただきましたので、どうぞ宜しくお願いします。
9月限定「満月と彼岸花」【聖徳太子1400年限定御朱印】
【輝く満月に込めた想い】
秋は空気が澄んでいて、お月見にぴったりな季節です。
今年の9月21日は中秋の名月にあたり、満月になります。
古来より、人は月を見て大切な人に想いを馳せてきました。
太陽が大きな明るさで私たちを照らす一方、月は優しい光で私たちを包み込みます。
月を見上げ、ご先祖さまから繋がってきた命の尊さに想いを馳せていただけたら幸いです。
【聖徳太子の伝説に込めた想い】
満月に重なって空を飛んでいるシルエットで、
聖徳太子とその愛馬の伝説をデザインしました。
伝説によると、聖徳太子を乗せた馬が雲を突き抜ける高さまで駆け上がり、
その後3日間かけて全国各地を巡ったそうです。
聖徳太子は、人々の苦しみや悲しみの声を政治に取り入れるために
自ら地方に足を運んだ徳の高い方であったと、この伝説から読み取ることができます。
「一度に10人の話を聞けた」という聖徳太子の逸話がありますね。
これは、聖徳太子の耳の良さではなく、
十人十色の意見を汲み取る聖徳太子のお人柄を表しているのかもしれません、
一人一人の小さな声に耳を傾け、和の心を持って政治を行ったのが、聖徳太子なのです。
【真紅の彼岸花に込めた想い】
9月になると虫の声も秋らしくなり、あちこちに彼岸花が咲きます。
彼岸花は、私たちのご先祖さまが土地を守り、
次世代へ命を繋いでくださった想いを象徴するかのように、
毎年お彼岸の時期に咲くのです。
また、彼岸花は球根で増える植物なのに、花を咲かせて花粉を虫に与えます。
虫たちに花粉を分け与えることは、仏教において大切にされている「他者への施し」にも感じられます。
四天王寺の境内にも彼岸花が咲きます。
お参りの際にぜひご覧ください。
10月限定「柿と藤堂高虎」【聖徳太子1400年限定御朱印】
【秋の境内を彩る柿のデザインに込めた想い】
御朱印の左上の柿は、四天王寺の茶室前の庭に植えられた柿の木がモチーフです。
かつて四天王寺の境内に幼稚園があり、
そこに植えられていた柿の木を茶室前の庭に移植しました。
幼稚園の園児たちは、柿の木に登ったり、揺らしたりして遊んでいました。
柿の木を見ていると、園児たちが遊んでいた風景が蘇ってきます。
しなやかで味わい深い枝ぶりも見どころです。
お参りの際はぜひ柿の木をご覧いただき、四天王寺の歴史の一端を感じていただけたら嬉しいです。
【戦国武将・藤堂高虎公のデザインに込めた想い】
藤堂高虎公は、戦国時代から江戸時代にかけて活躍した武将です。
10月5日は藤堂高虎公の命日なので、今月の御朱印にデザインしました。
また「勝ち虫」と呼ばれ、前にしか進まないことから縁起の良い虫として武将たちに好まれた「トンボ」もデザインに取り入れました。
藤堂高虎公は1608年に津藩(現在の三重県津市)の初代藩主になり、
関ヶ原の戦いで戦場となり焼けてしまった津城や津のまちの復興に尽力しました。
四天王寺も焼失しましたが、藤堂高虎公の正妻の菩提寺として、高虎公により再興されました。
妻を大切に想う高虎公の愛情深い一面がうかがえます。
また、藤堂高虎公は、黒田官兵衛や加藤清正とともに「築城の名手」に数えられ、
城下町の発展を意識した城づくりに長けていました。
津城の修復と同時に伊勢街道を整備し、津藩が伊勢神宮にお参りする人の宿場町として繁栄するよう計画しました。
高虎公は人々の暮らしぶりまでも視野に入れ、まちづくりを行ったのです。
四天王寺にお参りの際は、ぜひ境内の山の中腹にある高虎公の妻・久芳院のお墓に手を合わせていただき、
人々の平安を願ってまちづくりをした藤堂高虎公に想いを馳せていただけたら幸いです。
11月限定「もみじと三面大黒天」【聖徳太子1400年限定御朱印】
【赤もみじと黄もみじのデザインに込めた想い】
真っ赤に色づいた赤もみじと、黄色いもみじを色鮮やかに表現しました。
もみじは、新緑の季節には青々と美しく、秋には真っ赤に色づきます。
冬、落葉したあとの枝ぶりもきれいです。
四季を感じやすく、昔から非常に愛されてきた植物だと思います。
四天王寺では11月から12月にかけて、もみじの色の移り変わりが楽しめます。
境内にはたくさんのもみじが植わっていますので、ぜひお参りください。
【三面大黒天のデザインに込めた想い】
織田信長公も祈願したと伝わる四天王寺の三面大黒天を、本堂でおまつりしています。
御朱印には、三面大黒天像のお姿と、150年前に使われていた「開運出世 三面大黒天」の版木を再現しました。
三面大黒天は比叡山延暦寺でもまつられている神様で、豊臣秀吉の守り本尊としても知られます。
平和な世を作るために天下をめぐって争った時代、天下人に信仰されたことから、開運出世・戦勝祈願の神様とされてきました。
四天王寺の三面大黒天も、大黒天・毘沙門天・弁財天の三つの神様が合わさったお姿をしていて、戦国時代に広まった三面大黒天信仰の影響で作られたのではないかと考えています。
また、大黒天は五穀豊穣の神様であり、にこやかなお顔やふくよかなお姿は、豊かな実りを思わせます。
11月は、これから厳しい冬を越えるにあたって、田畑や自然からの恵みを受ける時期です。
美しい実りの秋、三面大黒天の功徳に感謝して、手を合わせていただきたいと思います。
境内には織田信長公の母 土田御前のお墓もありますので、ぜひ合わせてお参りください。
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