御朱印・神社お寺の検索サイト

楽しみ方

ひらのじんじゃ

平野神社のお参りの記録一覧(7ページ目)
京都府 北野白梅町駅

惣一郎
惣一郎
2021年12月30日(木) 17時56分57秒
1269投稿

平野神社は、京都府京都市北区平野宮本町にある神社。式内社(名神大)で、二十二社(上七社)の一社。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。祭神は今木皇大神、久度大神、古開大神、比売大神の4柱。本殿2棟が国指定の重要文化財。

創建は不詳。もともとは桓武天皇生母の高野新笠の祖神として平城京に祀られた神祠が、平安京遷都に伴い大内裏近くに遷し祀られたことに始まるとされる。国史の初見は奈良時代の782年に神階奉授の記載があり、平安時代の864年には四祭神のうち今木神が正一位の極位に達している。927年に編纂された『延喜式神名帳』には「山城国 葛野郡 平野祭神四社 並名神大 月次新嘗」と記載されている。『二十二社註式』によると平安中期に二十二社の一つとして上七社の5番目に列している。当時から当社例祭である「平野祭」では、皇太子からの奉幣を受けるという特別な位置づけにおかれた。
古くから平氏・源氏・高階氏・清原氏といった臣籍降下氏族・土師氏系氏族から氏神として崇敬されていたが、平氏とは特に強い結び付きがあった。981年には円融天皇の行幸があった。中世以降は荒廃したが、近世に入り寛永年間(1624年~1644年)に西洞院時慶により再興され、現在の社殿が造営された。また社領100石が与えられていた。明治時代の近代社格制度の下では官幣大社に列格した。

当社は、京福北野線・北野白梅町駅の北方500mの市街地にある。ほぼ一辺150mの正方形の境内は、南半分は桜が多く植えられた公園のような感じで、北半分に東向きの社殿などがある造りになっている。社殿は独特な形式で、神楽殿のような拝殿が手前にあって、奥の本殿は春日造の四殿を並べ、二段ずつが「合の間」で連結された「平野造(比翼春日造)」となっている。境内の桜は古くから有名で現在でも春には花見の名所となっているとのこと。

今回は、式内社、二十二社、旧官幣大社、別表神社であることから参拝することに。参拝時は週末の午後、特に観光名所という訳ではないようで混んではおらず、参拝客と地元民がぱらぱらと訪れていた。

平野神社の鳥居

境内東端にある<大鳥居>。扁額には<平野皇大神>の文字。

平野神社(京都府)

大鳥居をくぐり参道をまっすぐ進む。

平野神社の手水舎

参道右側にある<手水舎>。

平野神社の山門・神門

参道を進むと<神門>があり、そのすぐ右手は<授与所>。

平野神社(京都府)

<神門>をくぐる。提灯には当社の社紋の「桜」が描かれている。

平野神社(京都府)

神門をくぐると、目の前にあるはずの<拝殿>。2018年の台風21号で倒壊し再建工事中(2020年12月現在)。

平野神社の山門・神門

拝殿の後ろの<中門>。両側には回廊が接続している。中門・廻廊の上を見ると、本殿の4つの千木が見える。右から順に第一殿(今木神)、第二殿(久度神)、第三殿(古開神)、第四殿(比売神)。第一殿・第二殿は江戸時代初期の1626年造営、第三殿・第四殿は1632年造営。第一殿と第二殿、第三殿と第四殿はそれぞれ空殿を挟んで連結されており、この独特な形式を「比翼春日造」「平野造」と呼ぶ。これを2棟として国指定の重要文化財。

平野神社のその他建物

<中門>は江戸時代前期の1653年頃の造営、1937年に改造。桁行四間、梁行一間、唐破風造、檜皮葺。

平野神社(京都府)

<中門>正面。なお、本殿(第四殿)の左隣に摂社の<縣神社>の社殿がある。江戸時代初期の1631年造営、1937年に大修理。(中門からも見えない...)

平野神社の末社・摂社

中門に向かって右手(北側)にある末社の<四社併祀社>。左から順に、春日大神、住吉大神、蛭子大神、鈿女大神を祀る。

平野神社の末社・摂社

四社併祀社の右隣にある末社の<八幡神社>。

平野神社の自然

四社併祀社の手前に、柵で囲われて植わっている大きめの桜の木。立札によると<衣笠>という品種なのかな?

平野神社のその他建物

中門南回廊前にある<神楽殿>。

平野神社の山門・神門

神楽殿近くから<中門>を望む。

平野神社の自然

再建中の拝殿の南側にある巨木。注連縄は掛かっていないが御神木級の大きさ。

平野神社のその他建物

神門の北側にある<授与所>。御朱印はこの背後にある<社務所>にて。

平野神社のその他建物

社務所の前の桜の木が咲いている。狂い咲き?(^_^;)

平野神社(京都府)

季節外れの狂い咲きかと思いきや、立札によると<十月桜>という品種でその名の通り、秋と春に二度咲きするとのこと。

平野神社の鳥居

実は、実際に境内に入ったのは境内西端にある<西鳥居>。西大路通りに面している。

平野神社のその他建物

西鳥居から入ると、葉が落ち枝だけになった桜の木がたくさん立っているだけで、まったく神社の感じがせず、不安になりながら進んで突き当たったのが<手水舎>だった。。。(^_^;)

もっと読む
行きたい
行った
お問い合わせ

最新の限定御朱印情報が届く!
御朱印メルマガを受け取ろう

利用開始をもって利用規約プライバシーポリシー
同意したものとみなします。

※購読はいつでも解除できます。

This site is protected by reCAPTCHA and the Google
Privacy Policy andTerms of Service apply.

御朱印背景

ホトカミで困ったこと、不具合のご報告はこちらから

お問い合わせ