ろくはらみつじ|真言宗智山派|補陀洛山
六波羅蜜寺のお参りの記録一覧(8ページ目)
清水からの戻りしなに近くまで来たのでついでにご参拝。
本堂内で頂けるおみくじだか何かが有名らしく、けっこう人並んでました。
個人的には六波羅さんといえばこのお寺らしからぬオシャンティ感。
赤さ。
元、平家屋敷跡であり平清盛の菩提を弔っている。
御朱印もいただいてきた。
京都のお寺はかなり回ったのですが、ここをこれまで参拝しなかったのは失敗でした。お寺の敷地は狭めなのですが、見所満載で濃密な時間を過ごせました。
まず入ってすぐ左にある弁財天像は金ぴか。見入ってしまいました。何気なく立つ石塔には「此附近 六波羅探題」とあり、まさしく歴史の舞台です。
本堂の十一面観音立像は秘仏ですが、3つの厨子が豪華絢爛です。これだけでも見応えがありました。
いよいよ宝物館。入ってすぐ右には薬師如来を囲む四天王。特に右前に立つ持国天は眼が飛び出しそうな憤怒の表情で剣をふるい、躍動感にあふれています。入り口正面の弘法大師は若い時の像だそうで、肌ツルツルの美男子でした。とりわけ興味をひかれたのが、裸の老婆姿の奪衣婆像。小さな像ですが、裸でしおれた乳が垂れた姿がユーモラスです。そういえば、そばの閻魔大王像も怒ってはいるのですが、どこかユーモラス。これらの像を造った人は一流の芸術家であると同時に情感豊かな粋人だったのでしょう。
入り口左側にはこのお寺を代表する空也上人立像があります。写真で見るよりも3Dというか4D的に感じるのは体を前に踏ん張りながら口から6体の像をはき出す動的な姿勢ととともに、苦悶なのか恍惚なのか他の像にはない強い感情があるからでしょうか。右から正面から左から、それぞれに違う空也上人の表情が感じられます。これまで仏像は如来にしろ菩薩にしろ人間でない像を中心に見てきましたが、人間の像は動き出しそうなほどリアルで、怖いようなすごみを感じます。
六波羅蜜寺の本堂
西国三十三霊場「六波羅蜜寺」
松原通近く住宅街の中。
駐車場はなく道の狭い。周囲の時間貸しは高い。
玄関入って手前で受付をし、左手に弁財天堂、その隣が朱色の本堂。
本堂裏では宝物館。有名な空也上人像や清盛坐像があり、一度は見る価値がある。
境内は狭い。
平清盛ら平家一門の邸「六波羅殿」を構えた地。
かなり広大な地だったが源平合戦後一回焼失してます。境内には清盛塚もある。
知人が六波羅蜜寺行ったことな〜いとか言い出し「は?」と思ったので雨の中無理やり連れてきて参詣。
でも喜んでいただけたので何より何より。私が源平オタってが大きいが、ここは絶対価値があるって思えるお寺。
西国33所めぐりで参拝。17番札所。
六波羅密寺に入る道の前(西福寺の斜め前)に「みなとや幽霊子育飴本舗」という飴屋がある。由緒によると、白い着物を着た女性が、雨の日も風の日も毎日夜更けに飴を買いに来るようになった。ある日、不審に思った店の主人が女の後をつけて行くと、鳥辺山の墓地あたりで姿が消えていた。付近を探してみると新しく盛られた墓土があり、その中から赤ん坊の泣き声が聞こえた。掘り返してみると女性の亡骸の横で赤ん坊が飴をしゃぶっていた。女性は墓の中で出産したが乳をあげることができず、幽霊となりここの飴を買い求め育てていたという話。
もともとこの辺りはあの世とこの世の境目があったと考えられており、こうした話が生れてる土壌があったのであろう。鴨川を境に御所側がこの世、先があの世であったと考えると分かりやすい。鴨川の河原がかつての処刑場であった事も、古来からのこうした考えの影響を受けていたのではないかと思われる。
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