ろくはらみつじ|真言宗智山派|補陀洛山
六波羅蜜寺のお参りの記録一覧(9ページ目)
【西国札所第17番】
重くとも 五つの罪は よもあらじ 六波羅堂へ 参る身なれば
おもくとも いつつのつみは よもあらじ ろくはらどうへ まいるみなれば
*ご詠歌の意味
仏教での大罪である五逆罪をおかしたものであっても、六波羅蜜寺にお参りし六波羅蜜行(布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧)を修行すれば、やがてその大きな罪も消えていくでしょう。
~「西国巡礼慈悲の道 パートⅦ 」より~
西国三十三霊場「六波羅蜜寺」
松原通近く住宅街の中。
駐車場はなく道の狭い。周囲の時間貸しは高い。
玄関入って手前で受付をし、左手に弁財天堂、その隣が朱色の本堂。
本堂裏では宝物館。有名な空也上人像や清盛坐像があり、一度は見る価値がある。
境内は狭い。
平清盛ら平家一門の邸「六波羅殿」を構えた地。
かなり広大な地だったが源平合戦後一回焼失してます。境内には清盛塚もある。
知人が六波羅蜜寺行ったことな〜いとか言い出し「は?」と思ったので雨の中無理やり連れてきて参詣。
でも喜んでいただけたので何より何より。私が源平オタってが大きいが、ここは絶対価値があるって思えるお寺。
西国33所めぐりで参拝。17番札所。
六波羅密寺に入る道の前(西福寺の斜め前)に「みなとや幽霊子育飴本舗」という飴屋がある。由緒によると、白い着物を着た女性が、雨の日も風の日も毎日夜更けに飴を買いに来るようになった。ある日、不審に思った店の主人が女の後をつけて行くと、鳥辺山の墓地あたりで姿が消えていた。付近を探してみると新しく盛られた墓土があり、その中から赤ん坊の泣き声が聞こえた。掘り返してみると女性の亡骸の横で赤ん坊が飴をしゃぶっていた。女性は墓の中で出産したが乳をあげることができず、幽霊となりここの飴を買い求め育てていたという話。
もともとこの辺りはあの世とこの世の境目があったと考えられており、こうした話が生れてる土壌があったのであろう。鴨川を境に御所側がこの世、先があの世であったと考えると分かりやすい。鴨川の河原がかつての処刑場であった事も、古来からのこうした考えの影響を受けていたのではないかと思われる。
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