稲荷神社

北海道 阿分駅

増毛町阿分村タントシナイにあるお稲荷様。
明治時代に阿分村の人々が伏見稲荷の御分霊を奉斎して建てられた神社です。映画「駅 STATION」のロケ地として有名。人気のない神社ですが参道は草が刈られていました。海岸沿いなので海を望む景色が見られます。

正式には稲荷神社のようですが、他との区別をしやすいように阿分稲荷神社と称します。

緊急事態宣言も明けて久しぶりに息子が帰ってきたので、増毛方面を観光しました。
そのルート中の気になる神社に立ち寄りながら回ってきました。
増毛に行く途中に立ち寄ったのが阿分稲荷神社です。

参道を鉄道が横切っているという神社はいくつかあります。
これまで参拝した神社の中では、山越諏訪神社や白糠厳島神社がそうでした。
山越諏訪神社は線路を跨線橋で渡り、白糠厳島神社は警報機のない踏切が参道内に設けられています。
阿分稲荷神社も、参道を鉄道が横切る神社でした。

神社でしたと過去形にしたのは、残念なことに留萌本線の留萌～増毛間が廃線となったことで、鉄道が撤去されてしまったからです。
当時は参道を鉄道が横切り、踏切も何もありませんでした。
迂回する道もなく、そこを渡らなければ参拝できませんでした。

ちなみにこの阿分稲荷神社は、1981年に公開された映画「駅 STATION」で高倉健と倍賞千恵子が初詣をした神社です。
そんな見所たっぷりの阿分稲荷神社をようやく参拝しました。

以前、留萌に6年住んでいました。
増毛に行くときはいつもここに鳥居があるのを見ていましたが、当時は神社巡りをしておらず、こんな見所たっぷりの神社であることは知る由もありませんでした。
とても残念です。