文化財の調査

昨日は拝殿、本殿の調査です⛩️

本殿の軒下の板が落ちてきたり、拝殿に板材が空いてきたり。

３５０年の建物ですので。
何もなく建っている方が奇跡的でして。
古文書や木簡を見ると度重ねて修復を続けてきて今に至っております。

今日は本殿の屋根と拝殿の高低差や傾斜や歪みを調査していただきました。
次回は床下調査です。

本殿は市内最古の木造建築で指定文化財指定になっております。

実は、市内２番目の木造建築の拝殿は指定文化財になっておりません。


本殿は小動物が侵入したのでしょうか。腰板が抜けている部分があるため屋根に侵入して弱い板が外れた可能性があるようです。

拝殿は葺き替えにより、それまで軽くなっていた屋根が通常の重さに戻り、柱に負荷がかかりました。
その結果、足元に遊びがあったところに沈んでいる状況です。
５０年以上の時間をかけて軽くなって、また元の重さに戻って。

来年は本殿再建より３５０年の節目の年です。
大きなことはできませんが、できることを少しずつ進めていきたいです。

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