子守神社と木花咲耶比売

今日は兼務社のご奉仕です✨

岩地町諏訪神社　境内社　子守神社例祭を斎行いたしました。
お諏訪さまに並び鎮座する子守さまはかつては南にあったと伝わり現在地に移されています。
ちなみに土山とつく地名は、もともと前方後円墳が存在していたところか付けられました。

御祭神は、木花咲耶比売

隣接する長塚町村上神社には石長比売をお祀りしており、姉妹で祀られます。
当時の信仰が伺い知れ、この地域にも富士の信仰が見られます。

土地改良、宅地造成により古墳が消滅し、神様の場所が移動しておりますが、山を拝するこの地域の信仰を見ることができます。

神社と地形を見れば、地域が分かる。


かつては五畿七道の東山道、江戸時代以降は五街道中山道が整備され東山道と中山道がそれぞれの時代で地域を発展させてきました。


山神、山の講、石長比売、木花咲耶比売などの信仰に見られるのは、山に囲まれた美濃の地域は、生命の根源である隠り世を川の恵みをもたらす山に求めました。

今日の『祭』から生命の循環を感じながら、祈りを続けてきた先人の息づかいを感じることができました。


江戸時代に旗本徳山氏から奉納された社額が残っています。



陣屋跡、石灯籠、社額

徳山氏
https://www.city.kakamigahara.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/005/328/22tokuyama.pdf