加賀てまり

女の子の遊び道具として親しまれてきた手毬。成人式の振袖や七五三の女児の祝い着にもよく描かれています。つるし飾りにも使われていて女児の健やかな成長を願う雛まつりの飾りとして社殿内に飾っています

　
加賀てまりは、中に鈴が入っていて振ると柔らかい音が鳴るのが特徴です。音がよく鳴ると、持ち主の運も良くなると言われているそうです
　
徳川家から嫁いだ珠姫が金沢へ持ってきたのが加賀てまりの始まりとされ、金沢では、今でも娘が嫁ぐときに幸せを願って持たせる習慣が残っているそうです

（こうした親の子を想う「祈り」の風習が途絶えないように、後世にしっかりと伝えていきたいと思います）
　
　
　
手毬には健やかな成長を願う祈りが込められており
　
　
・何事も丸くおさまりますように

・子どもが健やかに丸々と育ちますように

・ご縁（円）に恵まれますように

・夫婦円満

・弾むような幸せな人生をおくることが出来ますように
　
　
手毬には様々な絵柄がありますが、菊や麻の葉、菱つなぎ、亀甲柄など縁起の良い文様がよく使われています。ちなみに投稿写真の柄は「菊」です

皆さんも是非是非、お子さまの健やかな成長を祈りつつ、桃の節句、雛まつりの室礼を楽しんでください！
　
　
　
社殿内の飾りつけについては、外からご覧いただくことは出来ませんが、ご参拝の際には季節ごとの境内の飾りつけをお楽しみください。皆さまのご参拝お待ちしております！

　
　
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