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三津厳島神社の日常(489回目)愛媛県三津駅

【9月15日の言葉】「暁(あかつき)の宮出し」と「けんか神輿(みこし)」

投稿日:2024年09月15日(日)
今年も秋祭りが近づいて参りました。
神社では、春、神様に「五穀豊穣や地域の発展、住民の幸せ」などをお祈りします。
すなわち「神様にいろいろとお願いする」のが「春祭り」です。
それに対して「おかげさまで五穀豊穣、地域も順調に発展し、住民も幸せに暮らしております」と「神様に感謝申し上げる」のが「秋祭り」です。

まず「祭典(さいてん)」(10月6日 午前10時)で神様に感謝の祈りを捧げ、その後
「神輿」(みこし)に乗り、町内をお回り戴き、より一層のご加護をお願いします。

神様が神社を出られるのが宮出し(7日午前1時)です。

宮出し前(午前零時半)には初代松山城主の加藤嘉明の朝鮮での虎退治にちなんだ「虎舞」が奉納され、祭りムードが一気に高まります。

宮出しは夜明け前に行なわれることから「暁(あかつき)の宮出し」と呼ばれます。

薄暗い中、提灯の明かりと共にかき手が一斉に社殿に走りこんでいく様子は、当社独特の勇壮で幻想的な雰囲気があります。

そして宮出しの際に行なわれるのが「けんか神輿」(はち合わせ)です。

これは私たちも飛んだり跳ねたりすると体が熱くなってくるように「神様も豪快に練ったり、激しくぶつけ合うことで、神様の力がより大きくなり、ご利益を戴ける」との信仰から行なわれる神事です。

「けんか神輿」で、何度も神輿をぶつけることによって、ご神威をよりパワーアップして町内を回って頂き、ご利益を戴くために行なうわけです。

そして各地区をお回りになった神様が、神社にお帰りになるのが宮入り(7日午後9時頃)です。

宮入りでも再び豪快な鉢合わせを行い、再びご神威を高めて本殿にお戻り頂きます。

今年も秋祭りに是非お参り頂き、よりパワーアップした神様のご利益をお受け下さい!
多数のご参拝をお待ちしております!
三津厳島神社(愛媛県)

すてき

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