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三津厳島神社の日常(198回目)愛媛県三津駅

【12月1日の言葉】「事始め」と「幸先詣で」

投稿日:2021年12月01日(水)
今年も年始の密を避ける為に、12月8日の「ことはじめ」の日より来年のお札や縁起物を頒布致します。


「事始め」は「物事を始める」という意味だけでなく「神様の事を始める」
すなわち「神様をお迎えする準備を始める」という意味もあります。
正月を迎える前に神様をお迎えする準備を12月8日から始めるわけです。


神様をお祀りするにあたり、まず家庭の中心に神棚をお祀りしましょう。
日本全国の守り神である、伊勢の神宮のお札「天照皇大神宮」と地域の守り神、
氏神様のお札(当社では「嚴島神社御璽」)をまずお祀りし、ほかに崇敬する神社のお札があれば一緒にお祀りします。


そして日々の暮らしの中で感謝の祈りを捧げるとともに、新たに迎える年の幸せをお祈りしましょう。
お札やお守りを受けて神祭りをすると同時に、神社へお参りをして新年の幸を先に戴く、これが「さいさきもうで」です。
昨年より、コロナ禍での感染予防のため、分散参拝をお願いする中で、年内にお参りをして先に幸を戴く「幸先詣で」を全国の神社でお勧めしております。
初詣の起源は「恵方詣り」といって、その年の「恵方」の方角にある社寺に参拝してその年の幸福をお祈りした事から始まります。
「恵方」というのは陰陽道でその年をつかさどる神様(年神様)がいらっしゃる方角です。
恵方は毎年方角が変わりますが、令和4年の恵方は「北北西」(北より少し西)です。恵方詣りの方法は
①自宅から見て、「北北西」の方角にある社寺にお参りする。
 
②北北西に向かって少し歩いてから、方向を変えて目的の神社へお参りする。
 
③目的の神社の位置が自分から見て北北西の位置になる所まで歩いて、そこから北北西に方角を変えてお参りする
 
どちらかの方法で年のうちに「恵方詣り」を兼ねて「幸先詣で」をされてはいかがでしょう!
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