ながたじんじゃ
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長田神社について
長田さんと地元から親しまれる神社
長田神社は、商工業をはじめ、あらゆる産業の守り神が鎮座する神社です。
また、地元の人々に「長田さん」の愛称で親しまれています。
神の化身「赤えい」が宿る御神木
御神木は楠です。かつて、台風により増水した際に、赤えいが浸水した境内に入り込みました。
それをみた人が後を追い、捕獲しようとしたが楠の付近で見失ってしまったことから、この楠には神の化身である「赤えい」が宿るとされ古くから信仰されています。
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長田神社
~神戸の地名由来と鶏~
主祭神 事代主神
(於天事代於虚事代玉籤入彦厳之事代主神)
祭配神 天照大御神
応神天皇
社格等 式内社(名神大)
旧官幣中社
別表神社
創建 神功皇后元年(201年)
本殿様式 三間社流造
例祭 10月19日
追儀式 2月節分
(長田神社古式追儀式)
(兵庫県重要無形民族文化財)
札所等
神仏霊場巡拝の道第71番(兵庫第6番)
神戸七福神(恵比主さま)
鎮座と沿革
神功皇后摂政元年(201年)2月、神功皇后が新羅から難波へ御帰還の途中、武庫の水門(みなと:現在の駒ケ林辺)に於いて「吾を御心長田の国に祠れ」とのお告げにより、山背根子(やましろねこ)の女、長媛をして創祀せしめられた全国有数の名社である。
(日本書紀)古来、皇室をはじめ武門の崇敬あつく、延喜の制には名神大社、祈雨八十五座に数えられ、明治二十九年には官幣中社に列せられた。
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この御由緒から、平成13年(2001年)には御鎮座1800年を迎えられた、太古からの歴史深い長田神社です。
延喜式神名帳では名神大社、更に祈雨八十五座に列され、社に奉祀する神戸(かんべ)41戸によって護持されていました。(『新抄格勅符抄』)
現在まで続く「神戸(こうべ)」の地名は、この神戸職に由来しています。
近代社格制度のもとで明治4年(1871年)に県社に列格し、その後明治18年(1885年)に明治天皇の西国巡幸の際、初めて官幣社に列し官幣小社に、明治29年(1896年)には官幣中社に昇格しました。
平成7年(1995年)1月17日には本殿こそ倒壊を免れたものの、大きな被害を受けた、阪神・淡路大震災。長田地区の被災された第一報と、火災の凄まじさは記憶から消えることはありません。
参集殿は震災時、避難所となり、氏子の寄進等により、平成12年(2000年)夏に復旧されました。
現在は境内には鳩が放されていますが、かつては境内には数百の鶏が飼われており外国人からは「チキンテンプル」と呼ばれていました。
その由来から祈願の際には、境内に鶏を奉納したり、鶏の絵馬を捧げる風習があり、神職さまや氏子さんは鶏肉や卵を一切食さず、婦女の歯を鶏の羽根を用いて染める風習もありました。
拝殿の立派な彫刻は鶏説もあるそうです。
明治時代末期まで55代、約1000年にわたり大中家が代々神職を務めて来られました。
御船山旧跡
旧西国街道から長田神社に至る参道の中ほど東方、新湊川沿いに碑石が立ちます。かつては30坪ほどの丘があり御船山もしくは御船の森と呼ばれて、長田神社付属の土地です。長田大神御鎮座の際、神功皇后が御船具を埋めた場所とされており、黄金の船が埋まっているといわれています。近隣の町名、御船通はこの旧跡の伝説にちなんだものたそうです。
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◇霊験あらたかな楠宮稲荷神社◇
御神木「樟」と痔病平癒の赤えい絵馬・初午祭
長田神社は、茅淳の海の入江に流入する苅藻川の河口の上流、北に約三五〇㍍程の川中の中洲、旧字名中島の樟(くす)等照葉樹林の繁茂する社に鎮座する。(現在は 2.5km程はなれる。六世紀以前の海抜等高線や池の痕跡から海岸線が推定される)
現社頭の八雲橋架橋は文化九年(1812)、古来参拝者は川の置石を裸足になって渡っていた。
古伝によると、六世紀頃の初秋、繁栄の為岸辺近くに寄ってきた赤えいの群れが、夜の台風による暴風雨で増水した苅藻川を遡り、水でひたひたの境内に入り、近所の人がこれを発見捕獲しようと後を追ったが、御神木の「樟」の付近で見失ってしまった。
以来、この御神木「樟」は、神の化身である「赤えい」の宿る処「長田神社摂社・楠宮稲荷社の御神木」と崇敬敬仰されてきた。
昔も今も、赤えいは、瀬戸内海に多く棲み、その繁殖期は夏の終わりから秋の初めであり、当時海浜漁業によって多量に得られる赤えいは、安価で貴重な蛋白源であり、現今の牛肉にも匹敵するものであった。この美味で貴重な赤えいを食べることを断ち、諸願を掛け祈ったのであるが、その内、腫物(できもの)でも特に痔疾(ぢのびょうき)に効き目があるとの評判が高くなり、広く信仰されてきた。
絵馬奉納の始まりは、明治二十五年(1892)頃、楠宮稲荷社の傍らで茶店を営み、放し飼いの鶏(長田神社の神使)の餌の大豆を売っていた谷本もんと云うお婆さんが、細長い尾の先端にある棘(とげ)を取り除いた赤えいを書いた絵馬を作り、参拝客の願掛けに勧めたのに始まると伝える。
茶店は大正十三年(1924)の火災で廃絶、以来神社が引き継いで授与し今日に至っている。
赤えい絵馬に、年齢、干支、男女別を書き 御神木周囲の透垣に掛けて祈願するが、あらゆる疾病に効験があるとの病気平癒の深い信仰があるが、その九〇%は痔病平癒の祈願であり、楠宮稲荷社は「痔の神様」と言われている。
兵庫県では神功皇后所以の歴史があり
廣田神社・生田神社とともに名社とされます。
楠宮稲荷社の初午祭が終わりお忙しい中
神職様より長田神社と兵庫県の神社について
ご丁寧で楽しい説明をお受けできました。
ありがとうございました。
神戸市長田区長田町3―1―1
八雲橋
神門
松尾社
月読社
楠宮稲荷社
初午祭
絵馬「赤えい」
楠宮稲荷社の赤えいには棘がありません
御神木「樟」
手水舎
社務所前に眼鏡碑
長田神社御朱印帳
今回は神戸七福神巡りでお参りさせていただきました。
神戸三大神社は「生田神社」「湊川神社」、そして「長田神社」となります。
この長田神社は歴史が古く、廣田神社、生田神社、住吉大社(一説には本住吉神社という説もありますが)と並び、神功皇后と関係があります。
神功皇后摂政元年(201年)、皇后が新羅よりご帰還の途中、海が荒れ進むことができなくなりました。
そして、天照大神が現れ「荒御魂を廣田国に祀れ」と言われ祀ったのが廣田神社。
次に、稚日女尊が現れ、「活田長峡国に居りたい」と言われ祀ったのが生田神社。
更に、事代主尊が、「長田に祀れ」とのことで祀ったのが長田神社。
最後に、表筒男・中筒男・底筒男が「我が和御魂を大津の渟中倉の長峡に祀りなさい」と言われ祀ったのが住吉大社。
日本書紀にはこのように記載されているそうです。
東鳥居
神門
拝殿
蛭子社と出雲社
その間には恵比寿様と大国様
本殿(西側)
八幡社
本殿北側に位置する楠宮稲荷社
古伝によると、6世紀ごろの初秋、繁殖のため岸辺近くに寄ってきた赤えいの群れが夜の台風による暴風雨で増水した苅藻川を遡り、水で浸された境内に入り込んだそうです。
それを捕獲しようと住民が追いかけたそうですが、御神木の楠の辺りで見失ったため、神の化身である赤えいの宿る御神木として崇敬されてきました。
楠宮稲荷社拝殿
こちらが赤えいの宿る御神木
赤えいの絵馬
神撫山遙拝所
本殿北側
本殿(東側)
天照社
名優 中村時蔵 奉納
歌舞伎役者の中村時蔵さんですが、明治15年になっているということは初代ですかね。
月読社
松尾社
後ろには酒樽がずらっと!
手水舎
境内から見た西鳥居
社務所前のつくばい
偶然、一滴の水が落ちてきれいな波紋。
廻廊
神楽殿
神戸市の天然記念物に指定されている東鳥居近くの大きな楠
境内には鳩がたくさん!
御朱印
神戸七福神
神戸七福神恵比須神の御朱印
歴史
神功皇后摂政元年(西暦201年)御神意を受け此の長田の里にお祀りされたと伝える我国有数の名社です(日本書紀記載)
事代主神は古来皇室守護国土統一の神として宮中八神殿にお祭りされ神話では国譲りの神とて広く語り継がれます。御神名の「事代」は全ての事柄を知り司りあらゆる業を教え導かれる事を顕し開運招福・心願成就・商工業の守護神・福の神として篤く信仰されています。
毎月朔日は「長田さん」の「おついたちまいり」とご神徳を仰ぎ商売繁盛・家内安全・厄除解除・無事息災の神恩感謝を捧げる参拝で賑わいます。節分の追儺式は7匹の鬼が長田大神の化身となり松明の炎と太刀で天地四方国土の隅々人々の徐災消滅と平安を願って奉仕する御祓が特殊神事として有名です。
名称 | 長田神社 |
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読み方 | ながたじんじゃ |
通称 | 長田さん |
御朱印 | あり |
限定御朱印 | なし |
御朱印帳 | あり |
電話番号 | 078-621-3410 お問い合わせの際は「ホトカミを見た」とお伝えいただければ幸いです。 |
ホームページ | https://nagatajinja.jp/ |
絵馬 | あり |
巡礼の詳細情報
神仏霊場巡拝の道 | |
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神戸七福神 第1番 | 御本尊:恵比寿神 |
詳細情報
ご祭神 | 《主》事代主神 |
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文化財 | 本殿、幣殿、拝殿、東楽所、西楽所、透塀及び門、天照社、八幡社、月読社、出雲大社、蛭子社、松尾社、神門、神符授与所及び附属屋、廻廊及び脇門、神楽殿(国登録有形文化財)
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ご由緒 | 神功皇后摂政元年(西暦201年)御神意を受け此の長田の里にお祀りされたと伝える我国有数の名社です(日本書紀記載)
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体験 | お宮参り絵馬七五三御朱印重要文化財祭り札所・七福神巡り |
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