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鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮ではいただけません
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ちょうかいさんおおものいみじんじゃふくらぐちのみや

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮
山形県 吹浦駅

御朱印について
御朱印
あり

真ん中に鳥海山大物忌神社、その左に吹浦口ノ宮と書かれ、右上に出羽國一宮、真ん中に社印が押されています。
蕨岡口ノ宮、丸池神社の御朱印もいただけます。

限定
-
御朱印帳
あり
パーキング
駐車場
-

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮について

最北端の一宮


秋田県最高峰の鳥海山を御神体とし、その登山口のひとつである吹浦口側の里宮として信仰を集めています。
出羽国一宮であり、名神大社として延喜式神名帳にも載っています。

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惣一郎
2021年10月22日(金)
1269投稿

鳥海山大物忌神社(ちょうかいさん・おおものいみ~)吹浦口ノ宮(ふくらくちのみや)は、山形県飽海郡遊佐町吹浦布倉にある神社。式内社(名神大)で、出羽国一之宮。旧社格は国幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。祭神は、大物忌大神。歴史的経緯から、鳥海山山頂と吹浦と蕨岡の3つの社殿があるが、これを一体として鳥海山大物忌神社と称し、山頂の権現堂が本殿で、吹浦と蕨岡はそれぞれ口ノ宮(里宮)という変則的な祭祀体制となっている。

創建は不詳。鳥海山は主たる登山口だけでも吹浦、蕨岡、矢島、小滝の4カ所があり、登山口ごとに信徒が一定の勢力を構成し、異なる伝承が伝わるうえ、登山口間の争いが多かったことから伝説がゆがめられることも多く定説をみない。
吹浦の社について、江戸時代に記された『大物忌小物忌縁起』では、景行天皇の御代に出羽国に神が現れ、欽明天皇の御代の564年に飽海郡山上に鎮まり、平安時代初期の806年に吹浦村に遷座と記載されている。
蕨岡の社については、同じく江戸時代に記された『鳥海山記并序』、『鳥海山縁起和讃』では、天武天皇の御代に、山の神の命により役行者が山中に出没する鬼を退治して開山し、行者が山に登った際「鳥の海」を見たことから「鳥海山」と名付けたとしている。

平安時代には六国史にもたびたび登場するが、927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「出羽国 飽海郡 大物忌神社 名神大」に比定され、『延喜式』の「主税式」においては、国家の正税から祭祀料2,000束を受ける記載(他は陸奥国鹽竈社、伊豆国三島社、淡路国大和大国魂社)があり、国家から特別な扱いを受けていたことが伺える。中世において当社は出羽国一之宮とされるとともに、鳥海山と月山の双方を祀る「両所宮」と称されていた。また、六国史の記載によると、平安時代以降、神仏習合が進み、仏教隆盛の元、当社は本地垂迹説により鳥海山大権現と称して社僧が奉仕した。江戸時代になると、山頂の鳥海山大権現の管理、社殿の立替、一之宮の称号の使用を巡って登山口間の争いが頻発し、その度に庄内藩、江戸寺社奉行が裁定に入ったが、最終的には明治時代に有栖川宮熾仁親王の通達により、現在の変則的な祭祀体制をもって争いは収束した。

当社(吹浦口)は、JR羽越本線・吹浦駅の北方500mの、海に近い鳥海山の麓にある。駅前の住宅街の外れにあって、平地に境内入口の鳥居や社務所があり、百数十段の階段を登ると拝殿、さらに少し上がったところに本殿があるという境内の造りとなっている。他の一之宮と比べると、境内社の数は少なく、見て廻るエリアは広くはない。

今回は、出羽国の一之宮、式内社、旧国幣中社ということで参拝することに。参拝時は週末の午後、自分たち以外にも、地元風の人々、観光客と思しき人々がぱらぱらと訪れていた。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の鳥居

境内南端入口にある<一の鳥居>と<社号標>。小さな街のメインストリートの突き当りにある。他の一宮と比べると小さく控え目かな。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の建物その他

鳥居に掛かる扁額。<正一位大物忌神社 鳥海山出羽國一宮>と書かれているようだが、かなりユニークな字体。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の鳥居

境内全景。<二の鳥居>の先の森の上に社殿があり、右手には<下拝殿>と<社務所>がある。写真外左手には大きな<斎館>がある。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の手水

二の鳥居をくぐってすぐ右側にある<手水舎>。大きな岩の趣のある手水盤。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の建物その他

境内右手、一段高いところにある<社務所>。御朱印はこちら。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の本殿

境内右手、二段高いところにある<下拝殿>。1879年建立。桁行7間梁間5間、入母屋造銅板葺、正面に3間向拝が付く。内部空間は特殊で、中央後方の桁行3間梁間2間を上段として格天井を張り、背面の突出部に宮殿を祀る。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の本殿

<下拝殿>と小丘の上にある<拝殿>との機能分担は分からないが、<下拝殿>だけでも大きく立派。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の建物その他

下拝殿での参拝後、二の鳥居のあるメイン参道のところまで戻る。森の中に突っ込んでいくイメージ。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の建物その他

まず手前の階段を上がったところ。やっと奥にある社殿への階段が見える。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の狛犬

手前の階段上、左側の<狛犬>。風化した状態を見ると、石の削り出しではないみたい。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の狛犬

手前の階段上、右側の<狛犬>。こっちは顔の部分が削れてしまってちょっとかわいそう...(^_^;)

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の建物その他

いよいよ社殿への階段。引いて写真を撮ると大したことなさそうに見えるが、段数は120段以上あり、なかなかきつい。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の本殿

階段を登り切ったところ。大きな拝殿があり、手前にわがままな古大木が立っている。拝殿がポツンと建っているだけの、一之宮としては意外にシンプルな社殿周り。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の本殿

<拝殿>全景。1885年建立、1990年改修。桁行5間梁間3間、入母屋造銅板葺、正面に1間向拝、背面には方1間の突出を設け、中門への登廊が付く。円柱で組物は大斗肘木。正面中央3間に板唐戸を吊り、両脇間は連子窓となっている。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の本殿

<拝殿>正面。扁額などはなく、扉の奥に厳粛な空間を感じる。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の本殿

<拝殿>内部。非常にシンプルな空間。奥に階段のようなものがあるけど、何でかな?

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮(山形県)

斜めから拝殿を撮影しようと移動してみると、拝殿の後ろの高い場所には立派な建物が。ここから眺めてやっと一之宮らしい豪壮さを感じる。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の建物その他

拝殿の右手に登り階段があるので登ってみる。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の末社

階段を登り切ると、正面に3つの境内社が見える。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の本殿

そして右側を見ると朱塗りの大きな建物が見える。奥が<本殿>で、手前が<月山神社本殿>。1711年建立、1963年改修。一間社流造銅板葺。2つの建物は似ているように見えるが、彫刻など細部が異なるらしい(柵の中に入れないので確認できない)。
<月山神社>は『延喜式神名帳』における「出羽國 飽海郡 月山神社 名神大」に比定されており、2つの式内社(名神大)が並び建っていることになる。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の末社

境内社3社のうち、一番左にある<白山姫神社>。扁額には<白山大神社>と書かれている。軒の立体的な彫刻が美しい。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の末社

境内社3社のうち、真ん中にある神社。扁額に社名の記載なし。小さいが、きれいで立派。境内図案内板によると、こちらの神社か一番右の神社のどちらかが末社の<雷電神社>。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の末社

境内社3社のうち、一番右にある神社。扁額に社名の記載なし。小さいが、きれいで立派。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の建物その他

本殿と摂社月山神社本殿の前方にあるのは<中門と回廊>。1939年建立。登廊上端に接して妻入の中門を開き、その東西に桁行5間の廻廊が延び、両端間を切妻造銅板葺の神饌所で間仕切る。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の建物その他

二の鳥居近くにある<御池>。中央に浮かんでいる島は<おのころ島>と名付けられている。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の景色

当社から少し離れた場所にて、御神体の<鳥海山>。「出羽富士」とも呼ばれ、海抜0mから頂上の2236mまで一気に立ち上がる珍しい形態の山。古墳時代から奈良時代にかけては大噴火をし、霊山として恐れられたらしい。

鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の御朱印帳

初めての出羽國の神社参拝なので、オリジナル御朱印帳を購入。当社では同デザインで5色のバリエーションがあり、どれも綺麗でけっこう迷った...(^_^;)

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歴史

神社の創祀は欽明天皇二十五年(1400余年前)の御代と伝えられている。鳥海山は活火山で、噴火などの異変が起こると朝廷から奉幣があり、鎮祭が行われていた。本社は山頂に鎮座し、麓に「口の宮」と呼ばれる里宮が吹浦と蕨岡の二ヶ所に鎮座する。
大物忌神社は貞観四年(862)十一月官社に列し、延喜式神名帳には名神大社として、吹浦鎮座の月山神社と共に収載されている。後に、出羽国一宮となり、朝野の崇拝を集めた。特に歴代天皇の崇敬篤く、八幡太郎義家の戦勝祈願、北畠顕信の土地寄進、鎌倉幕府や庄内藩主の社殿の造修など時々の武将にも篤く崇敬されてきた。
中世、神仏混淆以来、鳥海山大権現として社僧の奉仕するところとなったが、明治三年神仏分離に際し旧に復して大物忌神社となり、明治四年五月吹浦口の宮が国幣中社に列したが、同十三年七月に山頂本社を国幣中社に改め、同十四年に吹浦・蕨岡の社殿を口宮と称えて、隔年の官祭執行の制を定めた。
昭和三十年に三社を総称して現社号となる。
山頂の御本社は、伊勢の神宮と同じく二十年ごとに建て替える式年遷宮の制になっている。
平成二十一年境内他、国の史跡に指定される。

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鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の基本情報

住所山形県飽海郡遊佐町大字吹浦字布倉1
行き方

JR羽越本線「吹浦」から徒歩5分

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名称鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮
読み方ちょうかいさんおおものいみじんじゃふくらぐちのみや
通称鳥海山大権現
参拝にかかる時間

約20分

参拝料

なし

御朱印あり

真ん中に鳥海山大物忌神社、その左に吹浦口ノ宮と書かれ、右上に出羽國一宮、真ん中に社印が押されています。
蕨岡口ノ宮、丸池神社の御朱印もいただけます。

限定御朱印なし
御朱印帳あり
ホームページhttp://www9.plala.or.jp/thoukai/
お守りあり
SNS

詳細情報

ご祭神《主》大物忌大神,月山神
ご神体鳥海山
創建時代第二十九代欽明天皇二十五年(564)
ご由緒

神社の創祀は欽明天皇二十五年(1400余年前)の御代と伝えられている。鳥海山は活火山で、噴火などの異変が起こると朝廷から奉幣があり、鎮祭が行われていた。本社は山頂に鎮座し、麓に「口の宮」と呼ばれる里宮が吹浦と蕨岡の二ヶ所に鎮座する。
大物忌神社は貞観四年(862)十一月官社に列し、延喜式神名帳には名神大社として、吹浦鎮座の月山神社と共に収載されている。後に、出羽国一宮となり、朝野の崇拝を集めた。特に歴代天皇の崇敬篤く、八幡太郎義家の戦勝祈願、北畠顕信の土地寄進、鎌倉幕府や庄内藩主の社殿の造修など時々の武将にも篤く崇敬されてきた。
中世、神仏混淆以来、鳥海山大権現として社僧の奉仕するところとなったが、明治三年神仏分離に際し旧に復して大物忌神社となり、明治四年五月吹浦口の宮が国幣中社に列したが、同十三年七月に山頂本社を国幣中社に改め、同十四年に吹浦・蕨岡の社殿を口宮と称えて、隔年の官祭執行の制を定めた。
昭和三十年に三社を総称して現社号となる。
山頂の御本社は、伊勢の神宮と同じく二十年ごとに建て替える式年遷宮の制になっている。
平成二十一年境内他、国の史跡に指定される。

体験祈祷おみくじお宮参り絵馬七五三御朱印お守り祭り札所・七福神巡り一の宮伝説

Wikipediaからの引用

概要
鳥海山大物忌神社(ちょうかいさんおおものいみじんじゃ)は、山形県飽海郡遊佐町にある神社。式内社(名神大社)、出羽国一宮。旧社格は国幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。
歴史
歴史[編集] 創建に関する諸説[編集] 景行天皇または欽明天皇時代の創祀と伝えられるが、創建時期には諸説があり、山頂社殿が噴火焼失と再建を繰り返しているための勧請も絡んでいて、時期の特定は困難である[1]。鳥海山の登山口は、主要なものだけで矢島、小滝、吹浦、蕨岡の4ヶ所(鳥海修験 も参照のこと)があり、各登山口ごとに異なる伝承が伝わるうえに、登山口ごとに信徒が一定の勢力を構成して、互いに反目競争することも多かったため、それらの伝承が歪められることも多く、定説をみない状況である[1]。 吹浦の伝承[編集] 吹浦の社については、元禄16年(1703年)に芹沢貞運が記した『大物忌小物忌縁起...Wikipediaで続きを読む
行事
祭事[編集] 1月1日 歳旦祭 御頭舞奉納 1月5日 五日堂大祈祷 (五穀の占) 4月8日 祈年祭 (吹浦口之宮) 5月3日 蕨岡口之宮例大祭 蕨岡延年奉納 5月4日 吹浦口之宮例大祭 吹浦田楽奉納 5月5日 吹浦口之宮例大祭 7月1日 鳥海山夏山開祭 (吹浦口之宮) 7月14日 鳥海山火合せ神事 (山頂、御浜、西浜、飛鳥、宮海など) 7月15日 月山神社祭 (玉酒神事) 11月8日 新嘗祭 (吹浦口之宮) 11月9日 新嘗祭 (吹浦口之宮) 11月12日 新嘗祭 (蕨岡口之宮)
引用元情報鳥海山大物忌神社」『ウィキペディア日本語版』。
この版のURL:https://ja.wikipedia.org/w/index.php?%E9%B3%A5%E6%B5%B7%E5%B1%B1%E5%A4%A7%E7%89%A9%E5%BF%8C%E7%A5%9E%E7%A4%BE&oldid=97314356

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