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ねづじんじゃ

根津神社のお参りの記録(3回目)
東京都根津駅

投稿日:2025年01月18日(土)
参拝:2025年1月吉日
根津神社は、東京都文京区根津に位置する由緒ある神社で、東京十社の一社に数えられています。古くは「根津権現」とも呼ばれ、文京区の歴史や文化を象徴する存在です。境内は約7,000坪に及び、ツツジの名所としても有名で、毎年多くの参拝者や観光客で賑わいます。

● 創建と歴史的背景
根津神社の創建年代は定かではありませんが、伝承によれば、景行天皇の時代に日本武尊が千駄木の地で創祀したとされています。その後、文明年間(1469~1487年)に太田道灌が社殿を再建し、江戸時代には五代将軍徳川綱吉が六代将軍家宣の産土神として現在地に遷宮、社殿を造営しました。これに伴い、500石の社領を拝領しました。この社殿群は現在も現存し、国の重要文化財に指定されています。

● 徳川家との深い関わり
根津神社の現在地は、かつて徳川綱吉の兄、綱重の別邸があった場所です。家宣が誕生した地でもあり、徳川家との縁が深い神社です。家宣が将軍となった後、綱吉はこの地を神社に献納し、華麗な社殿を建設しました。現在も境内には、家宣の胞衣塚や産湯の井戸が残され、徳川家の歴史を物語っています。

● 文化財としての価値
根津神社には、宝永3年(1706年)に造営された本殿や楼門、唐門などが現存し、国の重要文化財に指定されています。また、正徳4年(1714年)に行われた天下祭の際に奉納された神輿三基や獅子二頭も文京区指定文化財として大切に保管されています。さらに、境内には庚申塔や神楽面など貴重な歴史遺産も点在しています。

● 神仏習合と明治以降の変遷
江戸時代、根津神社は神仏習合の影響を受け、「根津権現」として信仰を集めていました。しかし、明治時代の神仏分離令により「権現」の名称が廃され、現在の「根津神社」に改称されました。さらに、明治天皇の東幸に伴い准勅祭社に列せられるなど、近代においてもその格式は高いまま保たれています。

● ツツジの名所としての魅力
根津神社は「つつじが岡」とも呼ばれるほど、ツツジの名所として広く知られています。境内には約100種3,000株ものツツジが植えられ、春には見事な花々が咲き誇ります。この美しい光景は、参拝者のみならず観光客にも人気を集めています。

● 文学との関わり
根津神社は、文学の世界にもその名を残しています。文豪森鷗外の小説『青年』には「根津権現」として登場し、彼の地元愛を感じさせる逸話が伝わっています。さらに、2021年には鷗外の旧邸が根津神社に移築されることが決定し、文化的価値をさらに高めています。
根津神社(東京都)
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すてき

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