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三味線堂について

美しくも怪しい白拍子の伝説を伝えるお堂。
正確な場所は不明だが、中町には他に塚や堂宇は見当たらないため、このお堂と仮定。

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名称

三味線堂

読み方

しゃみせんどう

詳細情報

ご本尊《本尊》黒姫の霊?
宗旨・宗派
創建時代

不詳

開山・開基

黒姫

ご由緒

正確な場所は不明だが、中町にはこの伝説に符合するような塚や堂宇は見当たらず。
小藤神社の参道横にある中公民館の横に高床式の堂宇があり、おそらくこれが三味線堂ではないかと思われる。小藤神社の鳥居前にある自然石が黒姫の墓か?
なお、中町のやや南に、唐沢山から連なる京路戸山・京路戸峠がある(読みは「きょうろど」)
山向こうの村檜神社近くにある大慈寺のHPによると、これは経論堂(きょうろんどう)が訛ったもので京都とは関係はないとのことだが、どこか「京からきた白拍子」である黒姫を偲ばせるものがある。
大慈寺には、黒姫と似たような境遇にある小野小町の伝説や墓所も伝わっており、何か関係があるのかもしれない。

【黒姫伝説】
中村に小高い塚があり、村人は女塚(おんなづか)といい、その上にある小さなお堂を三味線堂と呼んでいた。
昔、京都からはるばるやってきたという、黒姫と名のる白拍子がいつの頃からか、このお堂に住みついた。
一処束ねただけで、長くたれ下がった美しい黒髪、透きとおるように白い顔に黒く澄んだ瞳、昔から「東男と京女」といって、京都の女は美しいと言われていたが、まさにそのとおりの美しさだった。
しかし、じっと人を見つめる時の眼差しは、妖精のような美しさと、ぞっとするような冷たさを感じ、村人は薄気味悪がって誰一人近づく者がいなかった。
黒姫は、毎日京都から持ってきたという古い三味線を弾きながら、不思議な歌を唄っていた。

あかきくちびる 女のうわき
切れぬはずだよ 女のくびは
こいのうらみで 刃が折れる

黒姫が中村に住みついて二十年あまりの月日が経った。ふくよかな美しい顔も深いしわにやつれはて、丈なす黒髪もずっと短くなり白さが目立ってきた。
いつも閉めきったお堂の中から聞こえてきた三味線の音も途絶えがちになり、そのうちにぷっつりと聞こえなくなった。黒姫はひとり寂しく死んでしまった。村人はあわれに思ってお堂の脇に丁寧に葬った。
ところが、後に残された三味線に黒姫の魂が乗り移ったのか、三味線の三本の糸の一本一本が、先が丸くて平たい蛇の頭となって、その裂け目から細く赤い舌を出し、三本の尾はもつれあってパタパタと動き、ピンシャンピンシャンと三味線の音のように聞こえ、死んだ黒姫の呪いの音のように響きわたった。
この三味線がお堂にあるためかお堂の近くの山や畑では蛇にかまれる人が多かった。村人たちは「これはきっと、あの女のたたりにちがいない」と恐れ、女の墓のそばに三味線をうずめ、寺の和尚に頼んでねんごろに供養した。すると不思議なことに、それからは蛇に噛まれる人がほとんどいなくなったという。
このことから、塚を女塚といい、お堂を三味線堂と呼ぶようになった。

体験伝説
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