浄厳院のお参りの記録一覧

滋賀県 安土駅

回り込んで浄厳院様の御本堂の前まで進みました｡

浄厳院様は浄土宗のお寺様です｡

1577年に南近江の覇者 六角氏の菩提寺であった｢慈恩寺｣の跡地に織田信長が建立したのが浄厳院様です｡
少し前に京都の八幡市の参拝散策で触れた浄土宗と法華宗の｢安土宗論｣が行われたことで知られています｡

｢安土宗論｣の内容はさておき､歴史に刻まれた出来事が現地で繋がるのは感慨深いですね｡

　近江八幡市安土町にある　金勝山　浄厳院（じょうごういん）にお参りしました。
JR琵琶湖線　安土駅から徒歩10分ぐらいの所にあります
　先月　大垣市でレンタサイクルでのお寺巡りに味をしめた？😆ので　今回も安土駅前にある
レンタサイクルで・・1ヶ寺目です
駅から走ると　案内板が2ヶ所あり　わかりやすく到着！
どうやら　裏側の山門をくぐったようで　ちょっと赤っぽい山門を見て　あれっ・・と　境内はとても広くお墓参りにみえていた人が2人・・だけでした
本堂は事前予約が必要であったことを　今知って　残念😢　また事前に調べていなかったので
浄土宗の寺院で　御朱印はないと思い込んでいましたが　いただけるようですね　こちらも残念😔なことに
　歴史は　天正6年（1558）織田信長によって建てられました
この地は　佐々木六角氏頼が建てた慈恩寺（天台宗）の跡地であり　現在も大字慈恩寺として地名が残っていますが　近江八幡市多賀町にあった興隆寺のお堂を移し　栗太郡の金勝寺より明感という僧侶を招いて　金勝山浄厳院としました
信長公記に見られる法華宗と浄土宗との間で争われた『安土問答』の場としても有名です。
　
　

浄厳院にお参りしました。

1577年織田信長の命により応誉明感が開いた。
本堂は近江守護・佐々木六角氏の菩提寺であった慈恩寺跡に興隆寺の弥勒堂を移築したものである。室町時代後期の建築で重文指定されている。
楼門は天文年間（1532年～1555年）慈恩寺の楼門として甲良大工により建立されたもので、浄厳院創建の際にそのまま浄厳院の楼門として遺されたものである。重文。

　安土にある沙沙貴神社のすぐ南てにあります。　主要道路に面していない為、見落としそうなところにあります。　事前予約なしにお参りしたので　ご住職が居られず御朱印を頂くことができませんでした。　一部修復を大工さんがやっておられましたが　境内が広いため維持管理が大変だと思います。

今回は滋賀県の寺院巡りです。
先ず1寺目は近江八幡市に在る金勝山 浄厳院 (じょうごんいん)です。
浄土宗で、本尊は阿弥陀如来。
この阿弥陀如来坐像は重文です。他に銀造阿弥陀如来立像も重文ですが博物館に寄託しています。
こちらは観光寺院ではありませんので、堂内拝観には事前予約が必要です。が、当日ご住職にお聞きした所、1/1、4/10、8/5～15、10月初旬の4日間は予約無しで拝観可能との事でした。(拝観時間等含めて詳細は要確認)

織田信長が金勝山で鷹狩りをし、金勝寺の浄厳坊で休憩した時に応誉明感上人と会い、その高徳に感銘し、上人と僧を安土城下に招き（招くと言うと聞こえは良いが、信長が出した書状には「早く安土に来い。さもなければ寺領没収するぞ。」と脅している。）、1578年に慈恩寺跡地に浄厳院を建立した。（慈恩寺は六角氏が建立、織田信長の兵火により焼失。）
本堂は多賀町に在った天台宗興隆寺の本堂を移築したもので、本尊は甲良町に在った二階堂宝蓮院から遷したものです。尚、楼門は元の慈恩寺の遺構との事です。
また、1579年の浄土宗と法華宗(日蓮宗)との安土問答はこの寺で行われた。

裏門の横を抜けて楼門の横に出て駐車しました。(10台以上駐車できます。) ぶっちゃけ楼門の前は全て田畑、と言うか北側以外の周りは田畑。のどかで見晴らしはいいですね。境内も多数のお堂が建ち並び広いです。
拝観予約した際に庫裏に来てくれとの事でしたので庫裏に伺いました。庫裏に上がらせて頂いて、渡り廊下を通って本堂へ。須弥壇の裏側から堂内に入りました。入って直ぐに二天像と清凉寺式釈迦如来立像がありますが暗くてよくわかりませんでしたが江戸時代頃の作？
ぐるっと回って須弥壇の前に。高さ約273cm、丈六の堂々とした立派な定朝様の阿弥陀如来坐像です。また、本体から光背、天蓋まで造立当初のものであるとの事でよく残されていたものです。残念？なのは光背が高くて(お堂がやや低くて)先がカットされている事ですね。
仏像以外にも多数の文化財を所蔵していますが、殆どを近隣の博物館等へ寄託しており、写真になりますが一つ一つご住職から丁寧に説明頂きました。
庫裏に戻って拝観料(500円)を納めて御朱印も頂きました。字が下手だからとスタンプ式でした。（過去スタンプ式だったのは広隆寺、廣智寺）

小雨が降る中、お参りさせていただきました。
織田信長公が再興に関わったとても立派なお寺ですが、境内には私一人でしたのでゆっくりとお参りできました。
寺務所はご不在だったようで、御朱印をいただくことは出来ませんでした。

近江源氏佐々木六角氏の菩提寺として建てられた天台宗の慈恩寺威徳院の旧地に、織田信長が安土城築城とともに天正5年に創建し、近江・伊賀国両国の浄土宗総本山としたのが始まり。

信長の時代に、浄土宗と法華宗が問答を行った安土宗論の開催場所。浄土宗が勝利したとされてますがかなり信長の政治的圧力があったとか。今も昔も変わらないですね。とはいえ現在は静かな感じでした。