元郷氷川神社の日常(43回目)|埼玉県川口元郷駅
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投稿日:2020年07月17日(金)
干支。
私達日本人の生活習慣において、とても馴染みのあるものですよね。
生年により自分は○年、あなたは? といった会話も普通になさってらっしゃることと思います。
令和2年も7月の半ばを過ぎ、今更感もあるのですが、少し干支についてのお話をさせて頂きたいと思います。
ここで質問です、今年の干支は何でしょうか?
この問いに対して正解を答えられる日本人は恐らく1割いるかいないか。
「そんなばかなこと…」と思われることでしょう、ですが実際にそうなのです。
「答えは“ねずみ(子)”」。そう、9割近くの方はきっと“ねずみ”と何ら疑うことなくお答えになられると思います。
日本人は干支に対して幾つか勘違いをしているといわれるのすが、ここに1つめの勘違いがあります。
皆さんが干支と思われている、「子(ね)」や「丑(うし)」といったものは、『十二支(じゅうにし)』と称されるもので、言わば干支の「支」の部分。要するに下半分のみとなり、上半分の「干」の部分が抜けているということになります。
つまり、干支とは本来、「干」と「支」とが組み合わさったものであり、干は「天干(てんかん)」、支は「地支(ちし)」と称します。
ですので、今年の干支は? と問われたときに、“ねずみ”だけでは不十分なのです。
天干とは、「甲(こう/きのえ)」・「乙(おつ・いつ/きのと)」・「丙(へい/ひのえ)」・「丁(てい/ひのと)」・「戊(ぼ/つちのえ)」・「己(き/つちのと)」・「庚(こう/かのえ)」・「辛(しん/かのと)」・「壬(じん/みずのえ)」・「癸(き/みずのと)」の十文字で表されることから「十干(じっかん・じゅっかん)」とも称されます。また陰陽五行(いんようごぎょう)の思想からそれぞれを「五行」の「木」・「火」・「土」・「金」・「水」の何れかに配し、それをさらに陽の作用である「兄(え)」と、陰の作用である「弟(と)」に分類しています。例を挙げますと「甲」は「木の兄(きのえ)」、「癸」は「水の弟(みずのと)」。
2つめの勘違いにお気付きになられましたでしょうか?
本来は、陽を意味する(兄/え)と陰を意味する(弟/と)の音の響きに由来しているものなので、天干の陰陽を表わす言葉なのです。
ここで、先程の「今年の干支は何でしょうか?」という質問の答えですが、
正解は、「庚子(かのえね)」となります。
(その2)へ続く…
私達日本人の生活習慣において、とても馴染みのあるものですよね。
生年により自分は○年、あなたは? といった会話も普通になさってらっしゃることと思います。
令和2年も7月の半ばを過ぎ、今更感もあるのですが、少し干支についてのお話をさせて頂きたいと思います。
ここで質問です、今年の干支は何でしょうか?
この問いに対して正解を答えられる日本人は恐らく1割いるかいないか。
「そんなばかなこと…」と思われることでしょう、ですが実際にそうなのです。
「答えは“ねずみ(子)”」。そう、9割近くの方はきっと“ねずみ”と何ら疑うことなくお答えになられると思います。
日本人は干支に対して幾つか勘違いをしているといわれるのすが、ここに1つめの勘違いがあります。
皆さんが干支と思われている、「子(ね)」や「丑(うし)」といったものは、『十二支(じゅうにし)』と称されるもので、言わば干支の「支」の部分。要するに下半分のみとなり、上半分の「干」の部分が抜けているということになります。
つまり、干支とは本来、「干」と「支」とが組み合わさったものであり、干は「天干(てんかん)」、支は「地支(ちし)」と称します。
ですので、今年の干支は? と問われたときに、“ねずみ”だけでは不十分なのです。
天干とは、「甲(こう/きのえ)」・「乙(おつ・いつ/きのと)」・「丙(へい/ひのえ)」・「丁(てい/ひのと)」・「戊(ぼ/つちのえ)」・「己(き/つちのと)」・「庚(こう/かのえ)」・「辛(しん/かのと)」・「壬(じん/みずのえ)」・「癸(き/みずのと)」の十文字で表されることから「十干(じっかん・じゅっかん)」とも称されます。また陰陽五行(いんようごぎょう)の思想からそれぞれを「五行」の「木」・「火」・「土」・「金」・「水」の何れかに配し、それをさらに陽の作用である「兄(え)」と、陰の作用である「弟(と)」に分類しています。例を挙げますと「甲」は「木の兄(きのえ)」、「癸」は「水の弟(みずのと)」。
2つめの勘違いにお気付きになられましたでしょうか?
本来は、陽を意味する(兄/え)と陰を意味する(弟/と)の音の響きに由来しているものなので、天干の陰陽を表わす言葉なのです。
ここで、先程の「今年の干支は何でしょうか?」という質問の答えですが、
正解は、「庚子(かのえね)」となります。
(その2)へ続く…
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