しょうりんじ|臨済宗建長寺派|母巣山
少林寺のお参りの記録一覧
所在地:埼玉県秩父市番場町7−9
山 号:母巣山
宗 派:臨済宗建長寺派
寺 格:
巡礼本尊:聖観世音菩薩
創 建:1878年(明治11年)※秩父大火により再建時期
#秩父三十四観音巡礼 第15番札所
線路を渡り、少林寺へお参りをしてきました。
他のお寺さんとはちょっと雰囲気が違いましたね。
歩いていたら、こちら側から入ることに、、、
階段下から見上げたところ
階段のすぐ横に達磨さん
納経所のすぐ横にあじさいがありました、きれいですね
【秩父三十四所観音霊場巡り】(過去の参拝記録)
少林寺(しょうりんじ)は、埼玉県番場町にある臨済宗建長寺派の寺院。山号は母巣山。本尊は十一面観世音菩薩。旧称は「蔵福寺」。秩父三十四所観音霊場第15番。
創建は不詳。江戸時代初期に近江商人某がお告げに従い本尊となる観音像を抱き当地を訪れ、領主に願い出て柞(ハハソ:母巣)の森(秩父神社の社地と推定される)に堂宇を建立し観音像を安置したのが始まり。開山は東雄朔方。その後、秩父巡礼の札所として隆盛するが、明治維新の廃仏毀釈で廃寺となり、住職は神官に転職し、本尊を小鹿野の十輪寺に売却してしまった。その後、観音信者の活動により、近隣の少林寺と廃寺の蔵福寺を合併する形を取って、秩父15番札所が存続することになったとのこと。
当寺は、秩父鉄道・御花畑駅の北北東400mの少し高い場所にある。参道の入口は線路の西側にあって、境内は線路の東側にあるため、参道上には当寺専用の踏切がある面白い造りになっている。境内は広くはないが、本堂と庫裏などが一体になった建物以外は、さまざまな植物に埋め尽くされていて、まるで植物園みたい。手入れが行き届いているので、いろんな種類の花が咲いていたのが印象的。本堂も少し変わっていて、明治時代の秩父大火の教訓から、和風様式に洋風建築の技法を取り入れた白の漆喰塗りの建物で印象に残る。
今回は、秩父三十四所観音霊場札所ということで参拝することに。参拝時は休日の午後で、自分以外は誰も参拝者を見掛けなかった。
ほぼ当寺専用の踏切を渡って境内に向かう。
線路の途中で右方向(南方向)を望む。遠くに御花畑駅と電車が見える。(o^―^o)
境内入口全景。(この日は入口周りを工事中。)
階段の右側にある石碑。「五葉山 少林禅寺」と書かれている。蔵福寺と合併する前の山号みたい。
いよいよ階段を登って<山門>をくぐる。
山門をくぐると正面には<本堂>。基本は和風ながらも、白い漆喰壁など洋風を感じる造り。
明治期の秩父大火の教訓から、防火対策のためとのこと。
<本堂>正面。上部には「五葉聖臺」と書かれた扁額が掛かる。向拝の天井には無数の千社札。
躯体が白い漆喰なので、千社札がまるでお洒落なデザインみたい。
境内の随所に綺麗なお花が咲いている。(o^―^o)
(参拝時は5月初旬。これは<つつじ>?)
山門をくぐってすぐ右手にある<秩父半僧坊大権現>。鎌倉・建長寺の山頂にある半僧坊の分身を勧請して祀っているとのこと。
境内南西端にある<地蔵堂>。
きれいな黄色いお花。
(これば何というお花?(^_^;))
境内の北側から山門方向を望む。境内がほとんど植物に占拠されている。(^_^;)
境内北東端にある<納経所>。御朱印はこちら。
納経所の近くで咲いている水仙(?)。
納経所近くから本堂を望む。本堂、庫裏、納経所が一列に繋がっている。
最後に、境内の東側、道を隔てたところにある当寺の参拝者専用駐車場。後ろには秩父のシンボル<武甲山>。(^▽^)/
令和4年4月 / 秩父1泊2日旅・2日目。
【札所十四番 / 今宮坊】から【札所十五番 / 少林寺】です。
こちらのお寺は【母巣山・蔵福寺』と【五葉山・少林禅寺】が合併したお寺だそうです。
【少林寺】と言えば【達磨】
今更ながら何でかなと思い調べたところ、
要約『インドの高僧である達磨大師が、中国の少林寺の裏山の洞窟に住んで、面壁9年の坐禅をするうちに求道者・神光が現れ、その熱意に感じ中国で始めて弟子をとり、慧可と名付けました。
この慧可にすべてを伝え、中国に禅宗の基礎を築かれたのです』
日本にも【少林寺】がいくつもありますし、授与品他でも【だるま】を頂く事がありますが、知らなかったなーと言う感じです。
そうなって来ると、なぜ必勝祈願に【だるまさん】が繋がるのかが気になりました。
要約『だるまのモデルとなった達磨大師は、5世紀後半のインドで王子として生まれ、長い修行を経て、中国に渡ったと言われています。
壁に向かって9年間座禅をし続けたという伝説や、150歳まで生きたという言い伝えが残っていて、絵画にもよく描かれました。
厳しい修行をしながら、倒れても倒れても起き上がる人形。そんな姿が、さまざまな願いをかなえてくれる縁起物となり、民間信仰の中で息づいてきたのです。
だるまの丸い形は、ゆったりした法衣を頭からかぶり、顔だけを出して座禅を組む達磨大師の姿を現しています。』
諸説はあるかと思いますが、だいたいの内容は大差が無いと思います。
少林寺・だるまの話からこちらの札所に戻ります。
本堂が蔵っぽいなと思ったら防火構造になっているとか。
(洋風の建築方法を取り入れた、漆喰塗籠で土蔵造りだそうです。)
本堂の右手に【秩父事件】で殉職した2人の警察官のお墓と当時の内務大臣の山形有朋の碑があります。
(生糸相場の大暴落や繭の不出来によって、現金収入が断たれた農民たちが武装蜂起し高利貸しなどを襲撃した事件だそうです。)
最後に、私がこちらのお寺に着いてご朱印を頂いたのは11時50分頃でした。
秩父三十四観音霊場で授与所の休憩時間は12時〜12時半とされ、こちらの授与所でもその旨の紙が貼られています。
12時10分過ぎに何回もインターホンを鳴らしてご朱印を頂いた方がいらっしゃいました。
こちらに登録されている方々にはこの様な方は居ないと思いますが、変なブームは去って欲しいと心底思いました。
次は【西光寺】へ向かいます。
第十五札所
わりと近代的な作りのお寺でした。 やっぱ名前から拳法の聖地とか定番のボケをかましたくなりますが、どことなく中国の僧院風にも・・・見えないかw
ここは秩父鉄道の線路のすぐ近くで、踏み切りを渡って山門へ向かいます。
これでちょうどSLパレオエクスプレスでも通れば雰囲気抜群でしたが、あいにく休日のみの運行。
さらに調べたら直後の13日まで点検運休中でかすりもしてなかったという・・・orz
とまぁ、いわゆる鉄ちゃん系趣味の人も(*´Д`)ハァハァできそうなお寺ですが、線路脇+街中+高台という三連コンボから想像できるように、車でアクセスするのはやや大変でした (たぶん方向音痴な自分だけw)
すぐ裏に駐車場があったようですが、これに気付かずかなり遠くに停めて歩いてしまった(^^;
すぐ目の前が秩父鉄道の線路
ここがあの有名な秩父事件の現場か!
半僧坊大権現とは?
調べてみたところ、無文元選禅師というお坊さんの付き人だった人のようです
だから「半僧」なのね
○○坊とか権現号が付いてる神様は天狗系が多いですが、この半僧坊という人もなぜか天狗視されてるようです
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