本昌寺では、法華経の言葉(教え)を少しでも知って頂こうと思い、『伝える御首題 法華経篇』を墨書押印してきました。
『伝える御首題 法華経篇』は、Episode28(28種)を以て完結し、現在は、日蓮聖人のお言葉を伝えるべく、『伝える御首題 御遺文篇』を墨書押印しております。
御首題を通じて、日蓮聖人の示唆に富んだお言葉を、その時々のお花の印と共にお伝えしております。
日蓮聖人のご遺文は多種多様にありますが、自分自身の『気づき』をテーマにお言葉をお伝えしていきます。
ご覧頂ければ幸いでございます。
⭕️Episode7『本尊供養御書』
「一生が間 賢なりし人も 一言に身を ほろぼすや」
一生涯、賢くて巧みな言動、振る舞いをしてこられた方であったとしても、たった一言が仇となってしまい、身を滅ぼすような事態を招いてしまうこともある。
人間は理性の働く生き物です。
仏教では、人間以外の動物たちのことを『畜生』と呼びますが、人間と畜生の違いとして挙げられることの1つに、
理性的か? 本能的か?
ということがあります。
人間が理性的な生き物で、畜生が本能的な生き物ということになるわけですが・・・
自分自身の言動を振り返ってみると、理性的に振る舞えず、
「やらかしてしまったなぁ」
という経験・・・誰しもあるのではないでしょうか?
かと思えば、本能的であるはずの動物たちの振る舞いが、
「人間より理性的かも?」
なんて感じられることもあったり・・・
(教えればちゃんと『待て』とかできますもんね。)
私自身もたった一言、たった一度の振る舞いで、信頼を失墜させてしまった経験があります。
一度発した言葉、行った振る舞いは、なかったことにはできないので、大事な場面であればあるほど、理性的であるよう心がけたいと思う今日この頃です。
⭕️Episode8『種種御振舞御書』
「かたうどよりも 強敵が人をば よくなしけるなり」
『強敵こそ自身を成長させる存在』
逆境に身を置いておられた日蓮聖人には、もちろん味方もいたが、それ以上に敵も多かった。
それこそ、命をも脅かされるような経験を幾度かしており、その自身の経験から述懐されたお言葉なので、非常に実感を伴うお言葉だと推察できます。
現代においては、強敵という表現を、ライバルと置き換えれば、伝わりやすいでしょうか?
『ライバル関係な二人』というテーマで二人あげよと言われたら、私は、フィギュアスケートの浅田真央選手とキム・ヨナ選手が思い浮かびます。
強敵であり好敵。本人同志にしかわかり得ないことはあるにせよ、少なくとも浅田真央選手の言動からは、キム・ヨナ選手の存在が、自身の競技人生において、大切な存在であったと認めておられるように感じます。
励まして応援してくれる味方の存在の有り難さもさることながら、良き競争相手、強敵の存在も成長には必要不可欠。
ビートたけしさんの子育て論に
「父親は、子供が最初に出会う、人生の邪魔者でいい。」
なんてのがあると聞いたことがある。
なんとなく、通ずるものがあるように思う。
「ライバルなんていないよ〜」
という方は、人生における試練を、ライバルと捉えれば良いんじゃないかと思います。
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