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本昌寺の日常(6回目)大阪府岸和田駅

伝えるご首題 Episode8

投稿日:2022年04月18日(月)
『#伝えるご首題 』Episode8
【今此三界 皆是我有 其中衆生 悉是吾子 而今此處 多諸患難 唯我一人 能為救護】

妙法蓮華経譬喩品第三より
「今此の三界は、皆是れ我が有なり。其の中の衆生は、悉く是れ吾が子なり。而も今此の處は、諸の患難多し。唯我一人のみ、能く救護を為す。」

4月8日は釈尊御降誕の聖日です。

もっと親しみやすく言えば、お釈迦様のお誕生日です。

仏教徒にとって大切な日でありますが、12月25日ほど浸透してはいないので、簡単な覚え方を記しておきます。

お釈迦様は、衆生の四苦八苦を取り除くために、この世にお生まれになられた。

四苦八苦を4月8日に変えればいいだけです。

とっても簡単♪

さて、Episode8は、お釈迦様のお誕生日に因んで、法華経の言葉を選びました。

Episode8のお言葉は、少々長くなってしまいましたが、日蓮宗における釈尊降誕会(お釈迦様の誕生を讃える法要)では、必ずこの経文を読み上げ、法要を営みます。

このお経の言葉で注目すべきは、私たちのことを『我が子』と表現している点です。

お釈迦様にとって、衆生(私たち)は子供です。

逆に言えば、お釈迦様は私たちの『親』です。

お釈迦様と私たちとの関係性を『親子』と示された意図を、私は次の様に受け止めています。

断とうと思っても断ち切ることのできない関係性であること。

お釈迦様は、『親』のように慈愛を持った存在であるということ。

お釈迦様ご自身は、いつでも両手を広げて私たちを迎えて下さる存在なのですが、それに対して私たちの態度はどうでしょうか?ということが問われています。

一心に信ずることが出来ず、右往左往していたり・・・というのが私たちです。

迷いを断ち、安らかな気持ちでお釈迦様の元に飛び込むためには何が必要なんでしょう?

お釈迦様には、多くのお弟子様がいらっしゃいました。

とりわけ著名なお弟子様10人のことを十大弟子と称し、お一人お一人がそれぞれに『類稀なる才覚をお持ちであった』というのは有名なお話です。

『類稀なる才覚をお持ちであった』ということが強調されるため、どうしても秀でた『能力』に注目がしてしまうのですが、重要なのはそこではありません。

この十大弟子が共通して備えていたものがあり、実はそれが最も重要なこと。

それは、『素直さ』です。

お釈迦様のお言葉を素直に聴聞すること。

素直な『信』で以て聞き入れること。

『能力』の差は関係なく、大切なことは『素直』であるかどうかです。

このように言われると、多くの大人は耳が痛いですね。

はい、私も耳が痛いです(⌒-⌒; )

『素直』と言えば、やはり子供が思い浮かびます。

幼稚園児や小学校低学年ぐらいの子供たちは、概ね素直です。

ですが、大人になるにつれ、その素直さはどこへいくのやら・・・

お釈迦様は、私たちが『素直』であることを願っておられます。

お釈迦様の御降誕会に際し、忘れかけた『素直さ』を取り戻すことが出来ますように。

そんなメッセージを込めて🙏


●ご志納の目安
1000円
散華の有無や色は選択可能

※直接参拝、遥拝でのご対応も承っております。お気軽にお問い合わせください。

※インスタを中心に発信していますので、ご利用の方は、繋がって下さると嬉しいです。

※Episode9も発表していますので、ご覧ください。
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