![日蓮宗 妙光山 本昌寺さんのプロフィール画像](https://minimized.hotokami.jp/BDxY49sikvqIZun-4kvGspJviZbrykfZ14-Rsu9Il1M/s:50:50/q:20/plain/https://hotokami-user.s3.amazonaws.com/20231226-030843_G9sabo1Bt7.png@webp)
『伝えるご首題』は、ご首題を通じて、お経の言葉をお伝えしていくことを軸に据えております。
お経の言葉に触れて頂くきっかけになれば、嬉しく思います。
●Episode2
『諸法実相』
妙法蓮華経第2章『方便品(ほうべんぽん)』より。
私は円(縁)が好きなのでしょうか。
こちらの『諸法実相』は、Episode1『以慈修身』と同じタイミングで完成はしていました。
それから約1ヶ月の間に、インスピレーションが沸いてしまい、『十如是 special ver』が出来てしまいました(笑)
せっかく熟考して作ったので、2つともアップしておきます。
お好みで選んで頂けたら結構かなと✨
『諸法実相』、『十如是』にまつわるお話は、後日の投稿にてアップ致します。
●episode3
『慈悲喜捨』
妙法蓮華経第12章『提婆品(だいばほん)』より。
『慈悲喜捨』は、四無量心と呼ばれ、大切な4つの心がけを示した言葉です。
無量・・・量り知れない程大きい
ですので、量り知れない程大きな4つの心=四無量心です。
それぞれに意味が異なります。
慈・・・自分の欲求を押し通すのではなく、相手のことを考えて行動し、相手が幸せであることを望む心
悲・・・相手の悲しみ、苦しみに共感する心。相手の悲しみ、苦しみを自分事として捉える心。
喜・・・相手の喜び、楽しみに共感する心。相手の喜び、楽しみを自分事として捉える心。
捨・・・欲によって生じた自分の反応(怒り・妬み・嫉み、喜びなどの様々な反応)に気づき、その反応を手放せる心
これらを、自分の行動に据えることが出来れば、少しずつ景色が変わって参ります。
慈・悲・喜の3つはわかりやすいかもしれませんが、捨だけはわかりにくい上に、実践も少し困難かもしれません。
捨てる、手放すというのは、人間にとって難しいからです。
「◯◯したい」
「◯◯したくない」
これらの執着を手放すのは、なかなかに困難です。
最初は、そのような自分の心の反応に気づくだけでも充分かもしれません。
気づけると案外手放せます。
気づけない間が苦しかったりします。
「自分はめちゃめちゃ怒ってたな〜」
「自分は今とても嬉しいな〜」
そんな風に、自分の心を客観視出来ると、少し心が軽くなれます。
『慈悲喜捨』
綺麗事のように聞こえるかもしれませんが、人の喜びや悲しみに共感できずに、あるいは共感せずに生き、自分の心の反応に気づかずに生きているより、人の喜びや悲しみを、自分事として感じることができ、自分の心の反応に気づいて、自分自身を労わることが出来るならば、単純にその方が幸せだと思うのです。
幸せは環境ではなく、自身の心のありようで決まる。
私たちが皆、幸せでありますように。
そんなメッセージを込めて🙏
※この投稿は、自戒の念も込めて発信しています。
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『伝えるご首題』 Episode2『諸法実相』
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伝えるご首題 Episode3『慈悲喜捨』