大晦日23時より新年1月11日まで新春御朱印の頒布をいたします。
郵送を希望されます方は本日より以下のサイトより予約を承ります。
https://daihouji.official.ec/
令和三年は伝教大師最澄遷化1,200年を迎え、天台宗ならびに日本仏教界において、記念すべき一年となります。新春御朱印は、宗紋の三大星における菊の花を淡い茶金色に白く浮かび上がらせるデザインといたしました。また平時にはお書きしない「三重塔」の御朱印とともに、コロナウィルス退散の祈りを込めて、「薬師如来」の御朱印と「元三大師」の札もご準備いたしました。
白色の菊の花がほのかに輝き、新春にふさわしい大変品の良い出来上がりとなっております!
重要文化財「十一面大悲」は、平安時代に作成された東信地方最古の仏の一つであり、開運招福の仏として長く信仰を受けてまいりました。十一面観音経には、病魔退散、交通安全、商売繁盛等のご利益があるとされております。
「三重塔」は、仏教の教えや世界の象徴として鎌倉時代に建立されました。その美しい姿を旅人が振り返り眺めたことから、「見返りの塔」の名で親しまれております。地方にありながら奈良や京都の建築物に比肩する高い完成度から、1953年に国宝に指定されました。
「薬師如来」は、大法寺観音堂内に祀られるとともに、比叡山延暦寺根本中堂のご本尊でもあります。無病息災や病気平癒のご利益のみならず、疫病や社会全体の病を治すと考えられております。
境内に祀られる「元三大師」は、第十八代天台座主である良源元三大師が変化した姿とされております。全国で疫病が流行した永観二年(984)、疫病浄滅のために鏡の前で良源様が禅定に入ると、鏡に骨ばかりの鬼の姿が写し出されました。その姿を御札に写し、各家の戸口に貼ったところ、疫病がたちまちに消えたとされております。