うんりんいん|臨済宗大徳寺派
雲林院のお参りの記録一覧
京都市北区にあるお寺です。
また京都市内散策を始めました。この前と同じく上京区を歩いていたつもりでしたが こちらの雲林院
さんは北区のお寺でした。区の境目が分かりませんでした。
例によって京都市の由緒書の看板があったので これは由緒あるお寺だろうと分かりました。
源氏物語で 光源氏が籠ったとされるお寺でした。紫式部はこちらの雲林院を取材したかも知れませんね。
山門が開いていたので中に入ることもできました。
観音堂があることはネットで調べて知っていたのですが 本堂?と思って撮った写真とネットの写真が違いました。
??他にはお堂がなかったような??
地蔵堂と境内摂社がありました。
由緒については
雲林院は 京都市北区紫野にある臨済宗の寺院。
臨済宗大徳寺派大本山大徳寺の塔頭である。
かつて天台宗の大寺院として知られた 平安時代の史跡でもある。
もとは 淳和天皇の離宮・紫野院として造成された。
紫野一帯は野の広がる狩猟地であったが 桜の名所でもあった。
文人を交えてたびたび行幸したという。
その後仁明天皇の離宮となり やがて皇子常康親王に譲られた。
869年(貞観11年)親王が亡くなった後 僧正遍昭に託し ここを官寺「雲林院」とした。
884年(元慶8年) 遍昭はこれを花山元慶寺の別院とし 年分度者3人を与えられて天台教学を専攻。
その後 鎌倉時代までは天台宗の官寺として栄え 菩提講・桜花・紅葉で有名であった。
雲林院の菩提講は 『今昔物語集』 『大鏡』にも登場する。
雲林院は桜と紅葉の名所として『古今和歌集』以下の歌集の歌枕であり 在原業平が『伊勢物語』の筋を夢で語る謡曲『雲林院』の題材にもなった。
鎌倉時代に入って衰退したものの 1324年(正中元年)に復興され 大徳寺の塔頭となった。
以後は禅寺となったが 応仁の乱(1467年–1477年)の兵火により廃絶した。
現在の雲林院は 1707年(宝永4年)にかつての寺名を踏襲し 再建されたものである。
とありました。
山門
由緒書がありました
源氏物語ゆかりの地でした
山門
本堂でしょうか
手水
境内社の鳥居
本殿
地蔵堂
庫裏かな
清荒神さんから寺町通りの寺社をお参りしながら北上。
ほんとは下鴨神社などもお参り予定だったのだけど、思いの外じっくりお参りしちゃったのと、霙がすごくて断念💦
市バスに乗り、次の目的地・紫野方面へ向かいました。
こちら雲林院さんは小さなお寺さんだけど、ワタクシには思い入れがございまして…
をとめの姿しばしとどめむ…かの百人一首の中でも大好きな和歌の作者・僧正遍昭が興したお寺さんであり…
あらっ、さりげなく西行法師の歌も書いてあるぢゃないの😳
紫式部が生まれ育ったとされ、名前の由来になったとされる紫野にあり、また源氏物語の中で藤壺さまにツレナクされた光源氏が伯父さんが坊さんしてたこのお寺に来て「もう!ボクちゃん出家しちゃうもんね」っと引きこもったお寺さんでもありますので。
まあ、つまり源氏物語好きにはコタエられないお寺さんなんであります。
閉ざされた扉の中には十一面観世音菩薩。
その横には良いお顔のお賓頭盧さんがおられました。
今日もお目々をナデナデ…
弁天堂
境内、どなたもおりませぬ。
ああ、コレだコレだ!
例の遍昭さんの歌碑。
五節の舞姫を見て詠んだ歌ね。
大河ドラマの中で吉高由里子さんが舞姫に扮してたけど、きれいだったワネ〜🥰
雲林院を出て堀川の大通りを行くと、紫式部のお墓がありました。
事業所だのビルだのに挟まれて気づけず、一度は通り過ぎちゃった💦
閻魔大王の補佐官・小野篁とおんなじ敷地にお墓があるのね。
源氏物語がフテキセツな小説で、作者が地獄行きになるのを心配した当時の人々が、小野篁のお墓を隣に作って紫式部を救ってあげたんだとか。
そういう言い伝えがあるんだそうです、ハイ。
で、これがお墓
小さな塚の上にささやかな五輪塔。
式部様、ありがとうございます。フテキセツだろうがなんだろうが、ワタクシは源氏物語好きよ❤️
父方のおばあちゃんが亡くなる時に、谷崎潤一郎訳の源氏物語全巻をワタクシに遺してくれてから、ずっと😊
京都一日目…オマケ編
お参りは出来なかったので記録として。
ちょっと時間が押していたのでお昼御飯を優先してしまった😅(でも結局食べそびれた)
船岡山辺りを巡って帰り道「(;゜゜)っ!閉門してる」
ショック😱⤵️⤵️
花散里さんの投稿見られて嬉しかったのとショックと記録してなかったのを思い出した😆
閉まってた😢
雲林院200メートル先の木材店の敷地、平安時代の遺構が発掘されました
昔はこの辺りも雲林院の境内でした
不幸にも火災にあって片づけていたら…と京都を巡るテレビで言ってた
オマケ
お目当て「松屋藤兵衛の紫野松風」と三時間に一度の切り落としと織姫という砂糖菓子(絶品!)
宝印の光背が繊細で素晴らしいと思います。
左下の寺名印の藤は,源氏物語の賢木の藤壺にちなんででしょうか?
印-十一面千手観世音菩薩 紫野 雲林院(藤)
墨-南無観世音菩薩 雲林院
京都府のおすすめ2選🍁
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