みょうぶいなりしゃ
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御祭神 正一位命婦稲荷大明神
すぐ側に縁切りの鉄輪井戸があります
鉄輪井戸には少し怖い伝説があり、縁切りではよくないと言うことで、その隣に伏見稲荷から勧請した稲荷明神が祀られるようになりました。その御利益は「縁結び」強力な縁切りの効果と、強力な縁結び🪢
私有地に鎮座されているので、迷惑がかからないようにお参りです。
京都四条烏丸から南東へ進んだ先、住宅地にある。通称である「金輪の井戸」で検索すると色々でてくる。
京都ならではの狭い路地裏から共用の通路を行った先にあり、門扉はあくまでも住宅のもの。
仏教では故人を仏様とするように、神道では故人を神様として弔う。過去にはこのように故人を奉る稲荷社が多数存在したのだが、その殆どは明治の廃仏毀釈によって廃社となった。
ただし呪いや怨念にまつわるものだけは管理者や地域住民の嘆願により、そのいくつかは例外として廃社をまぬがれた。ここもその一つである。
ここは呪いの藁人形の元となった(※)鬼女「宇治の橋姫」の住居跡、または最後を迎えた地とされており、それを弔うための呪い封じの社である。
「金輪」とは囲炉裏に鍋などを置くための道具なのだが橋姫はこれを頭に冠して蝋燭立てとしたとされている。
女の側から誘うのがご法度だった時代、惚れていた男が他の女と結婚したことにショックを受け、貴船の大神(水の神様)に相談したところ、宇治橋のたもとに一週間篭もりなさいと神託を受けた姫。(貴船大神としては頭を冷やせの意味だったのだろうが)積もり積もった恨み辛みでそこで鬼女と化し、京の都で猛威を奮った。その結末は諸説あるらしいが、そういう由来もありこの社では縁切りの利益があるとされているものの、あくまでも呪いの類であり、惚れた腫れたの恨み辛みが古今脈々と残り続いているということでもある。
そういう事情のある社であること、現在はあくまでも個人の敷地内であること、有名にしてフィーバー!やっほい!という手合とは真逆の存在であり、肝試し云々等の悪戯や冷やかしで来てもらっては困る、という理由もあり、あえて目立たせないようにしている。
ここはあくまでも鎮魂のための場である。
※:俗に言う「丑の刻参り」は貴船大神が貴船の地に来られた時刻に合わせてお祈りする正式な神事であり、いわゆる呪いの類と混同するのは失礼に当たるので注意すること。
入口。あくまでも個人の敷地であり、上には表札がある。
「命婦稲荷」。あくまでも呪いを鎮めるための社。
「金輪の井戸」。ご由緒書きを頂いていける。
謡曲"鉄輪の井戸"がある「命婦稲荷社」
鍛治屋町あたりを散歩してたら見つけたので、多分次は見つからないでしょう(笑)
お寺と住宅街のど真ん中。家とお店の間の狭い狭い扉付きの門を通り(狭すぎて傘広げられない)、右手に命婦稲荷社。境内に鉄輪の井戸あり。
伏見稲荷を勧請した神社で廃社を繰り返し昭和初期に再建。
"鉄輪の井戸"は縁切りしたい相手にその水を飲ませると悪縁が消えるという言い伝えあり。
非常に狭くて入るのに躊躇します。周囲は普通に住まわれているお家なのでお静かに。
左から全体(狭くて全部おさまらない)
拝殿
右から全体(やっぱりおさまらない)
入り口。誰がわかんねん!
命婦稲荷社の基本情報
住所 | 京都府京都市下京区堺町通松原下る鍛治屋町 |
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行き方 | 地下鉄烏丸線五条駅より徒歩約7分 四条駅より徒歩約12分/京阪電車清水五条駅より徒歩約9分/阪急京都線烏丸駅より徒歩約12分 |
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