願成寺

神奈川県 戸部駅

お庭の掃除中でしたが、お声がけをしたところ、快く対応していただきました。

お遍路などの巡礼、霊場巡りにおいて、常に自分には弘法大師がついていてくれる、弘法大師が共にいてくれるという意味で書きつける語、同行二人を深く想う寺です。

コロナ禍で、多くの建物が鍵をかけていたが、寺社仏閣の庭に独りで入るのは自由だ。建物内に入るのは禁止されていた所も多かったが、それでも、お寺の庭にいると、心が穏やかになっていった。

キリスト教会は、いつも🔓が掛かっていて夏目漱石の門を想う。
他の信者との交わりのない期間に、独りで本を読み、考えた末、私は、どこかの教会や寺院には属さない生き方を選んだ。

私が生きているのは、強い門に守られた安全な室内ではない。
だからこそ、同行二人を強く願うのだ。弘法大師様は「同行二人」。共に歩いてくださるのだ。ここの寺の弘法大師様に辛い時にはいつも会いにきています。

さてさて、こちらの寺なのだが、平沼一家のお墓がかなりの場所を占めている。
たまたま、平沼一族の方がお墓の掃除に来られていたので、
「平沼赳夫さんの親せきですか？」
などと、頓珍漢な事を言って笑われてしまった。
平沼赳夫さんは、岡山県の方で横浜とは関係ないとのこと。
元横浜市長を務め、横浜市西区に「平沼」という町があって、その町名は平沼家から来ている、と教えていただいた。

平沼は横浜市西区にある地区で、ほぼ帷子川とその派流・石崎川にはさまれた地域に当たる。現行行政地名は平沼一丁目及び平沼二丁目で、主として商店街・住宅地になっている。住居表示は実施済み区域。この地域を開発した江戸時代の豪商、平沼家の名にちなむ。

帰宅後に、平沼氏について検索。
横浜市長をされておられ、日本のスポーツ発展に貢献された方のようだ。

今日、ここに来られたことを感謝します。

所用が早く済み、足を延ばしてみました。
幼稚園が併設されており、園児たちが可愛らしい挨拶でお出迎えしてくれました。
参拝時にちょうど空殿の入れ替え作業を行なっていて、お寺の管理をなさっている園長さんのご厚意で中で作業を拝見させていただきました。仏様が三体祀られており、今回入れ替えしたのは中央の仏様。ご本尊と仰ってたので、もしかしたらあれは秘仏の延命地蔵尊だったのかな…⁈
園長さん、ありがとうございました。大変よきものを拝ませていただきました。作業中でしたので、今回は御朱印を拝受していません。またの機会にとっておきます♪