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じょうどじ|高野山真言宗極楽山

浄土寺のお参りの記録一覧
公式兵庫県 小野駅

nomuten
2023年06月25日(日)
808投稿

兵庫県寺院巡りの4寺目は、小野市に在る極楽山 浄土寺です。新西国三十三ヶ所 客番札所。
高野山真言宗で、本堂(薬師堂)本尊は薬師如来、浄土堂(阿弥陀堂)本尊は阿弥陀如来。
この浄土堂本尊・阿弥陀如来立像及び日光、月光菩薩立像の阿弥陀三尊像は、かの快慶作で国宝、もう1躯の快慶作の阿弥陀如来立像と重源坐像は共に重文で、奈良国博に寄託中です。

1180年に平重衡の南都焼き討ちにより焼失した東大寺大仏殿の再興のため、重源上人は東大寺勧進職に就いた。その際に伊賀・紀伊・摂津・播磨・備中・周防に別所を築き、東大寺造営事業の拠点とし、この播磨別所に1194年に造られたのがこの浄土寺です。

3寺目の加古川市から北へ30分強で到着しました。県道75号沿いに広めの無料駐車場がありましたので停めさせて頂きました。国宝仏コンプリートを目指している私としては、予てから拝観したかった浄土寺、やっと来る事ができました。浄土寺の境内は無料で拝観できますが、浄土堂(阿弥陀堂)を内部拝観する場合だけ有料で、12~13時は拝観休止ですので注意が必要です。
浄土寺は国宝のお堂や仏像を所蔵していますが無住で、浄土寺の両サイドには塔頭寺院(宝持院、歓喜院)があります。駐車場から向かうと突き当りとなり、左右どちらへ行っても境内に行けますが、手水のある右側から。山門はありません。30段程の石段を上がると境内で直ぐ左に手水、正面には鳥居があって八幡神社、左側は西側で国宝の浄土堂(阿弥陀堂)、右側は東側で本堂(薬師堂)です。
早速、浄土堂(阿弥陀堂)へ、北側の戸口から堂内に入ります。入った所に拝観受付があり、拝観料を納めて併せて御朱印をお願いしました。堂内中央の須弥壇に阿弥陀三尊。中尊の阿弥陀如来立像は高さ5m30cm、両脇侍の観音菩薩立像と勢至菩薩立像の高さは3m70cm、巨大です。阿弥陀如来立像は通常の阿弥陀如来像の逆で右手を差し出していて宋風の造りで、また脇侍も左右逆配置となっています。快慶は緻細な彫りが凄いのですが、流石にこの巨像は大味になっていますが、流石、快慶といった感じです。阿弥陀三尊像は雲に乗っていて、西方浄土から飛雲に乗って来迎する情景を表現しています。浄土堂は極楽浄土のある西側に建てられており、阿弥陀三尊像は東向きで、背後から西日が入って堂内全体が赤色に光り輝くとの事で、昼過ぎに伺った訳ですが生憎の曇り空で残念ながらその様子は観れませんでした。
浄土堂から出て、鐘楼、八幡神社、不動堂、本堂(薬師堂)、開山堂、経蔵の外観を見ながら境内を一周しました。(浄土堂以外は堂内には入れません。)
また機会があれば赤く光り輝く阿弥陀三尊を観てみたいです。

浄土寺(兵庫県)

御朱印(瑠璃光殿)

浄土寺(兵庫県)

境内案内図

浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)

手水

浄土寺(兵庫県)

国宝・浄土堂(阿弥陀堂)

浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)

国宝・阿弥陀三尊像
(ネットから転載)

浄土寺(兵庫県)

鐘楼(県指定文化財)

浄土寺(兵庫県)

八幡神社

浄土寺(兵庫県)

拝殿(重文)

浄土寺の本殿

割拝殿

浄土寺の本殿

本殿(重文)

浄土寺(兵庫県)

不動堂

浄土寺(兵庫県)

本堂(薬師堂)(重文)

浄土寺(兵庫県)

開山堂(県指定文化財)

浄土寺(兵庫県)

経蔵

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四季
2023年05月09日(火)
469投稿

国宝 極楽山 浄土寺 

~お花まつり供養会~

🪷🐇🐈‍⬛🌎🐘🐮💐🪷🐺🌈

お釈迦さまのお誕生日を祝う行事、お花まつり。
また 仏生会(ぶっしょうえ)、灌仏会(かんぶつえ)ともいいます。
このお花まつりには、花御堂(はなみどう)を飾り、右手で天を指し左手で地を指していれ誕生仏に、甘茶を注いでお祝いをします。
お釈迦さまによる広大な恩恵に感謝し、その御誕生を讃え、また諸仏菩薩の徳を讃えて、懇ろに供養することによって、ご先祖様や新仏様の御霊もまた回向供養することとなります。

5月8日 午前8時~11時までにお参りにおいでの方より順に読経供養を下さいました。

施 浄土寺 浄土堂普通供養受付へ

普通供養 お布施 1000円

山号  極楽山 
宗派  高野山真言宗 
御本尊 薬師如来 
    阿弥陀三尊(国宝) 
創建年 建久5年(1194) 
開山   行基菩薩
    (広渡寺) 

札所 
新西国三十三箇所 客番 
御詠歌 
もうずれば この世ながらの 浄土寺(じょうどでら) 
るり安養(あんにょう)の 極楽のさと 

加東準四国八十八所 第61番

文化財
浄土堂、木造阿弥陀如来及び両脇侍立像(国宝)
薬師堂、木造阿弥陀如来立像、木造重源坐像ほか(重文)

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#小野市浄谷町(きよたに)
#兵庫県

小野市浄谷町2094

歓喜院
TEL(0794)62-4318
宝持院
TEL(0794)62-2651

浄土寺の御朱印
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺の建物その他
浄土寺の建物その他
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
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くるくるきよせん
2023年05月22日(月)
1466投稿

兵庫県小野市にあるお寺です。
先に塔頭を投稿してしまいました。
山号は極楽山
宗旨宗派は高野山真言宗
ご本尊は、薬師如来、阿弥陀三尊(国宝)
です。
のどかな田園風景に囲まれた地にあるお寺です。
駐車場も広くてお参りしやすいです。
歴史については、今回は省略させてください。
1517年再建の薬師堂(重要文化財)
1197年建立の浄土堂(阿弥陀堂、国宝)
室町時代再建の本殿(重要文化財)
鎌倉時代再建の拝殿(割拝殿、重要文化財)
1632年再建の鐘楼堂(兵庫県指定有形文化財)
1520年再建の開山堂
どの建物も歴史を感じる古い建物です。
浄土堂には、国宝阿弥陀三尊像が安置されています。浄土堂は素晴らしい。
触ろうと思えば触れる距離に国宝があるんです。(もちろん触りませんけど)
仰々しく安置される寺がほとんどですが、浄土寺は違う。
民のための阿弥陀像だという思いが伝わります。
裏山には、江戸時代後期のものとされる四国八十八箇所石仏群があります。
アジサイ園もあり、6月にはこの裏山だけでも巡りたいものです。
いやぁ本当に好きになりました。
またお参りします。

浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)

浄土堂

浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)

鐘楼

浄土寺(兵庫県)

鎮守八幡神社

浄土寺(兵庫県)
浄土寺の狛犬
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)

四国八十八箇所石仏群入り口

浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)

一番札所

浄土寺(兵庫県)

途中省略して 八十八番札所

浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)

開山堂

浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)

薬師堂

浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)

芭蕉句碑

浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
浄土寺(兵庫県)
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四季
2023年04月09日(日)
469投稿

国宝 極楽山浄土寺 

~ お釈迦様のお誕生日に 
  天竺様 西方お浄土 ~

山号  極楽山 
宗派  高野山真言宗 
御本尊 薬師如来 
    阿弥陀三尊(国宝) 
創建年 建久5年(1194) 
開山   行基 
    (広渡寺) 

札所 
新西国三十三箇所 客番 霊場
御詠歌 
もうずれば この世ながらの 
浄土寺(じょうどでら) 
るり安養(あんにょう)の 極楽のさと 

加東準四国八十八所 第61番

文化財
浄土堂、木造阿弥陀如来及び両脇侍立像(国宝)
薬師堂、木造阿弥陀如来立像、木造重源坐像ほか(重文)

浄土寺は、俊乗房重源上人により、東大寺領大部之荘(小野市中心部で加古川東岸地一帯)内に建てられた。
浄土堂は、重源上人が入宋して学んだ『天竺様』という建築技法を用い、建久五年(1194年)に上棟された。
天井を張らない化粧屋根裏、太い円柱に差し込まれた肘木、それにかかる虹梁、鼻隠板を打った軒などにその特徴がうかがえる。
東大寺南大門とともに「天竺様」を伝える貴重な建物で、お堂としては、わが国唯一のものである。

阿弥陀如来及び両脇侍立像
三尊像とも名仏師 快慶の作である。
浄土堂の御本尊で、観音、勢至菩薩を両脇侍として立つ丈六の巨大木像である。
好天の日には、堂背の蔀戸から射し込む西日が床に落ち、その反射を背景に、西方浄土から雲に乗り、早来迎される阿弥陀三尊のお姿を拝することができる。
※「天竺様」「大仏様」ともいわれる。

♪Gandhara♪
In Gandhara, Gandhara
They say it was in India
Gandhara, Gandhara
The place of light Gandhara 
はたまた頭に流れました♪

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薬師堂や開山堂、八幡神社、四国八十八所写など

小野市浄谷町2094

歓喜院
TEL(0794)62-4318
宝持院
TEL(0794)62-2651

浄土寺の本殿
浄土寺の御朱印

国宝 浄土寺 瑠璃光殿 御詠歌

自分神仏習合巡拝の道御朱印帳に
拝受できました

浄土寺の御朱印

四月五月限定 お釈迦様のお誕生日
灌仏会御朱印

浄土寺の本殿
浄土寺の本殿
浄土寺の本殿
浄土寺の本殿
浄土寺の本殿
浄土寺の本殿
浄土寺の本殿
浄土寺の本殿
浄土寺の本殿
浄土寺の授与品その他

国宝浄土寺 パンフレットより

浄土寺の本殿

国宝浄土堂で御朱印をお書き入れ頂きました

浄土寺の本殿
浄土寺の建物その他

浩宮徳仁親王殿下御参拝記念樹

浄土寺の建物その他
浄土寺の建物その他
浄土寺の手水
浄土寺の建物その他
浄土寺の建物その他
浄土寺の建物その他
浄土寺の仏像
浄土寺の仏像
浄土寺の歴史
浄土寺の自然
浄土寺の自然
浄土寺の建物その他

四国八十八所写

浄土寺の建物その他
浄土寺の建物その他
浄土寺の庭園
浄土寺の末社

八幡社へ

浄土寺の末社
浄土寺の末社
浄土寺の末社
浄土寺の自然

藤の花 藤房 藤ぼっくりみたい

浄土寺の御朱印
浄土寺の御朱印
浄土寺の御朱印
浄土寺の御朱印
浄土寺の御朱印
浄土寺の御朱印
浄土寺の御朱印
浄土寺の御朱印
浄土寺の御朱印
浄土寺の御朱印
浄土寺の授与品その他
浄土寺の歴史
浄土寺の授与品その他

おまけ
4月8日に頂戴しました授与品

浄土寺の授与品その他
浄土寺の庭園

塔頭 歓喜院にて

塔頭寺院は後日記録させて頂きます

浄土寺の御朱印

新西国三十三箇所 客番 霊場
御詠歌 
もうずれば この世ながらの 
浄土寺(じょうどでら) 
るり安養(あんにょう)の 極楽のさと 

浄土寺の周辺

浄土堂 西方から

浄土寺の周辺
浄土寺の本殿
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きどっち
2023年01月24日(火)
1161投稿

高野山真言宗 極楽山 浄土寺

最近は塔頭寺院の歓喜院さんへ毎月お参りするようになり、必然的に浄土寺にも月一回のお参りとなっています。
こちらの浄土堂と阿弥陀三尊立像は国宝なので、毎月国宝のお寺に気軽にお参りできることに感謝です。

建久5年(1194年)、俊乗房重源上人による創建。
境内の西側に浄土堂(阿弥陀堂)、東側に薬師堂(本堂)を配し、それぞれ来世と現世を表しています。
その中間には池があり、「三途の川」を表現していると言われています。

浄土寺の建物その他

浄土堂(国宝)
堂内に安置されている阿弥陀三尊立像(国宝)は名仏師快慶の作です。

浄土寺の建物その他

鐘楼
普段は扉が閉められているんですが、この日は開かれていました。

浄土寺の建物その他

下から見上げた鐘楼

浄土寺の手水
浄土寺の末社

鎮守社の八幡神社

浄土寺の末社

八幡神社 本殿
国の重文指定を受けています。

浄土寺の狛犬
浄土寺の狛犬
浄土寺の仏像
浄土寺の建物その他

不動堂

浄土寺の本殿

薬師堂(重文)

浄土寺の歴史
浄土寺の建物その他

薬師堂 南側

浄土寺の建物その他

開山堂

浄土寺の建物その他

開山堂の裏にまわってみると・・・

浄土寺の本殿

薬師堂の背面に初めてまわってみました。

浄土寺の建物その他

経蔵

浄土寺の建物その他

文殊堂

浄土寺の塔
浄土寺の建物その他
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きどっち
2022年10月23日(日)
1161投稿

高野山真言宗 極楽山 浄土寺

今回、浄土寺に到着したのが15時30分。
10月~3月末の期間は、拝観時間が午後4時までなのでギリギリじゃない?と思われるかもしれませんが、今回は意図的にこの時間を狙ってお参りしています。
実際に浄土堂の拝観者は昼間だとそれほど多くはないのですが、この時間帯は20人くらいが既に堂内に。

こちらの浄土堂は夕方になると西陽が西側の蔀戸(しとみど)から差し込み、床に反射した光が朱色の化粧屋根裏に照り返されて、国宝の阿弥陀三尊(阿弥陀如来:5.3m、観音菩薩:3.7m、勢至菩薩:3.7m)が赤く染められる設計になっています。
皆さんそれを目当てに夕方にお参りされるのですが、まだ若干日が高かったせいかそこまで堂内に日が差し込まずほんのり赤くそまっているかな?という感じでした。
夏から9月頃の夕方が一番見頃になるようです。

鎌倉時代、東大寺の再建工事の大勧進職となった俊乗房重源上人が所領として与えられた大部荘に大きな寺院を建立、それがこの浄土寺となります。
浄土堂は、建久5年(1194年)に上棟され、昭和32年の解体修理工事まで一度も解体されず風雪に耐えてそのままの姿で残っていたそうです。

この浄土堂(阿弥陀堂)と、本堂(薬師堂)は池を挟んで向かい合うように配置されています。
堂内を拝観できるのは浄土堂のみで、本堂は拝観できません。
また浄土堂内部は撮影禁止ですのでご注意ください。

浄土寺の建物その他

県道75号線(小野藍本線)を走るとこの看板が目印です

浄土寺の建物その他

国宝 浄土堂(阿弥陀堂)
南東方向から

浄土寺の建物その他

こちらは浄土堂を南西方向から

浄土寺の建物その他

浄土堂の瓦には「南無阿弥陀佛」の文字

浄土寺の建物その他

鐘楼堂

浄土寺の塔
浄土寺の末社

鎮守八幡神社

浄土寺の建物その他

八幡神社前から収蔵庫と不動堂

浄土寺の本殿

薬師堂(本堂) 国指定重要文化財

浄土寺の建物その他

本堂扉の格子

浄土寺の建物その他

開山堂

浄土寺の建物その他

経蔵

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きどっち
2022年07月26日(火)
1161投稿

高野山真言宗 極楽山 浄土寺

今回は加東市方面へ向かう途中、浄土寺には1年以上お参りしていないなと思い、立ち寄らせていただきました。
浄土寺は、浄土堂とそこに安置されている阿弥陀三尊が国宝となっています。
よく晴れた日の夕方、西日が浄土堂内に差し込む頃に訪れると、阿弥陀三尊の背後から西陽が差し込み、床に反射した光が天井、そして阿弥陀三尊を照らし、赤く染められます。
この日は絶好の晴日だったのですが、この後に予定があり夕方まで待つことができなかったため断念。
赤く染まった三尊はまたの楽しみに取っておきます。

この浄土寺は重源上人の建立になります。
重源上人といえば、源平合戦で灰燼に帰した東大寺を復興させるため大勧進職となり、見事東大寺を復興させた僧侶になります。
その復興過程で、各地に東大寺の別所を創設。
七つの別所のうち、播磨別所と呼ばれるのがこの浄土寺になります。

もともとは行基上人が建立した広渡寺が荒廃、重源上人が現在地に移して浄土寺として復興。
その広渡寺の本尊だった薬師如来坐像を薬師堂に安置して本尊とされたそうです。

浄土寺の建物その他

駐車場に車を停めて、境内へは左右どちらかの石段を上ります。

浄土寺の建物その他

国宝 浄土堂(阿弥陀堂)
建久5年(1194年)に上棟

また同じく国宝の阿弥陀如来と両脇侍立像が安置されています。
三尊とも名仏師快慶の作になります。

浄土寺の建物その他
浄土寺の歴史
浄土寺の歴史
浄土寺の仏像

浄土堂内は撮影禁止のため、小野市観光協会HPよりお写真をお借りしました

浄土寺の手水
浄土寺の自然
浄土寺の手水

手水の水は止まっていました。
その理由が、「アライグマが洗いに来るのでしばらく水を止めます」とのこと。

浄土寺の建物その他

浄土堂越しに鐘楼堂

浄土寺の建物その他

経蔵

浄土寺の建物その他
浄土寺の建物その他
浄土寺の建物その他

開山堂

浄土寺の本殿

薬師堂(本堂) 国指定重要文化財
建久8年(1197年)に建立されたものの明応7年(1498年)に焼失。
永正14年(1517年)に再建。

浄土寺の建物その他
浄土寺の歴史
浄土寺の自然

百日紅(サルスベリ)

浄土寺の建物その他

不動堂

浄土寺の仏像
浄土寺の建物その他

裏山には四国八十八ヶ所が設けられています。

浄土寺の建物その他

第一番入り口

浄土寺の末社

鎮守八幡神社

浄土寺の末社

拝殿及び本殿は国指定重要文化財

浄土寺の自然

浄土堂前の池にはコガマがモコモコ

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惣一郎
2022年07月01日(金)
1269投稿

【播磨國 古刹巡り】

浄土寺(じょうどじ)は、兵庫県小野市浄谷町にある高野山真言宗の寺院。山号は極楽山。本尊は薬師如来と阿弥陀三尊。浄土堂、木造阿弥陀如来及び両脇侍立像は国宝、薬師堂、木造阿弥陀如来立像、木造重源坐像、八幡神社本殿・拝殿等は国指定の重要文化財。

寺伝によると、奈良時代の僧・行基が当地近隣に当寺の前身である広渡寺を建立したのが始まりとされる。平安時代末期に僧・重源が荒廃していた広渡寺を浄土寺として復興させた。重源は1180年の平重衡による南都焼討で焼失した東大寺の大仏・大仏殿復興の大勧進で、復興事業の拠点として全国7カ所に東大寺の「別所」を創設したが、その一つ「播磨別所」として当寺を復興させている。1194年に現在地に移転し、寺名を浄土寺と改め、1197年に薬師堂(国重文)と浄土堂(国宝)を大仏様で建立した。薬師堂は戦国時代の1498年に焼失し、1517年に再建されている。

当寺は、JR加古川線・河合西駅の東南東4kmの田園地帯の平地にある。境内西端は大通り(県道75号線)に面していて、大きな駐車場があり、車でのアクセスなどは良い。大通りから少し奥まった位置にある境内は土地が少し高くなっていてフラット。中央に池と八幡神社、西側に浄土堂、東側に薬師堂(本堂)という構成。国宝の浄土堂内だけが有料拝観で、その他の重要文化財だけなら無料で拝観して廻ることができる。やはり、なんといっても強大な国宝・木造阿弥陀如来及び両脇侍立像と、これら仏像に合わせて建てられたという国宝・浄土堂が見どころ。浄土堂内にはこの3体の仏像が中央にあるのみなので、他の参拝者が多少多くても、あらゆる角度からゆっくり見ることができる。

今回は、浄土堂、木造阿弥陀如来及び両脇侍立像が国宝で、他にも国指定の重要文化財の建物が多数あることから参拝することに。参拝時は休日の午後で、自分以外にも家族連れなど多くの参拝者が訪れていた。

浄土寺の建物その他

境内西方入口。目立つ看板のおかげでスムーズに到着。手前は広い駐車場。伸びる参道は、普通の公道。

浄土寺の建物その他

参道の右手(南側)には、きれいな建物に洋食店が入っている。(関連施設?)

浄土寺の建物その他

参道の突き当りは入口ではなく、ここから道が右側(南側)に逸れる。

浄土寺の建物その他

境内は一段高くなっていて、こちらは境内に向かう階段。

浄土寺(兵庫県)

階段を登り切ったところ左側にある<水屋>。

浄土寺の建物その他

境内の西側にいきなり現れる、国宝<浄土堂>。鎌倉時代初期の1194年上棟。開基の重源上人が入宋して学んだ建築技法「天竺様(大仏様)」を用いた、日本で唯一のお堂。(「天竺様」の建物としては、他には東大寺南大門がある。)

浄土寺の塔

水屋の後ろにある<宝篋印塔>。

浄土寺の建物その他

<浄土堂>を南側から。建物側面。

浄土寺(兵庫県)

<浄土堂>を南東側から。有料拝観入口は北側にある。

浄土寺(兵庫県)

浄土堂内の国宝<阿弥陀如来及び両脇侍立像>。名仏師・快慶による丈六の巨大木像。阿弥陀如来は像高5.3m、両脇侍は像高3.7m。
浄土堂は、この像を納めるためだけに造られた専用設計だそうで、巨大な厨子とも言えそう。
(浄土堂内は写真撮影禁止のため、紹介看板を撮影...(^_^;))

浄土寺の建物その他

浄土堂の北側にある<鐘楼>。現在の建物は江戸時代初期1632年の建立。和様を基調とし部分的に唐様を用いた折衷様式。

浄土寺(兵庫県)

境内中央部は<八幡神社>のゾーンになっている。南側からの<八幡神社>全景。

浄土寺の鳥居

八幡神社の社号標。「郷社 八幡神社」とある。この後ろに大きな池がある。

浄土寺の鳥居

八幡神社の鳥居。

浄土寺の狛犬

拝殿前左側の<狛犬>。

浄土寺の狛犬

拝殿前右側の<狛犬>。

浄土寺の本殿

拝殿内部は壁や仕切りがない形式。<拝殿>、<本殿>ともに国指定の重要文化財。

浄土寺の末社

八幡神社の本殿。

浄土寺の末社

東側から<八幡神社・社殿>全景。拝殿が大きい。

浄土寺の建物その他

八幡神社社殿の東側にある<収蔵庫>。

浄土寺の仏像

収蔵庫の東側には、「浄土寺 裏山四国八十八カ所巡り」の入口がある。江戸時代後期文政年間に造られたとのこと。観音像が目印。紫陽花が名物みたい。

浄土寺の建物その他

境内東端のゾーンを見て廻る。まず北側にある<不動堂>。

浄土寺(兵庫県)

不動堂の右側(南側)には、<傷痍軍人菩提所>。

浄土寺の本殿

つづいて境内東側のメインの建物<薬師堂(本堂)>。現在の建物は室町時代の1517年の再建。宝造形、本瓦葺。和様、唐様、天竺様の折衷形式。国指定の重要文化財。

浄土寺の建物その他

<薬師堂>正面。東に東方浄瑠璃世界の教主・薬師如来を配置し、西に西方極楽浄土の教主・阿弥陀如来を対応させた配置になっている。

浄土寺の建物その他

<薬師堂>を南側から。本尊は、もともと廣渡寺の本尊であった薬師如来を移して安置したとのこと。

浄土寺(兵庫県)

薬師堂の南側にある<開山堂>。開基である重源上人を祀る。木造重源坐像は国指定の重要文化財。現在の建物は、室町時代の1520年の再建。方三間、宝形造。

浄土寺(兵庫県)

開山堂の前、境内南端にある<経蔵>。

浄土寺の像

<経蔵>内部には、いろんな像が安置されている。

浄土寺(兵庫県)

境内中央の池の南側にある<藤棚>。ちょうど見ごろ。

浄土寺(兵庫県)

すごくきれいで、良い香り。自分を含め皆さん写真を撮っているが、蜂がいっぱい...(^_^;)

浄土寺の建物その他

最後にもう一度、国宝<浄土堂>。端正で美しい建物。(^▽^)/

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きどっち
2021年03月28日(日)
1161投稿

とにかく立派なお寺です。
浄土堂の阿弥陀如来立像は大きく、とても見事でした。
500円の拝観料は高いかな?と最初は思いましたが、それだけの価値は有りかなと思いました。

境内の東側にはお大師山があり、八十八ヶ所霊場もありましたが、また次の機会に。

浄土寺の建物その他

県道75号線を走っていると大きな看板が立っています

浄土寺の建物その他

国宝 浄土堂(阿弥陀堂)
ここに高さ5.3mの木造阿弥陀如来と、その両脇に高さ3.7mの観音菩薩と勢至菩薩が安置されています。

この浄土堂のみ拝観料500円が必要です。
ここで御朱印もいただくことができます。

なお浄土堂内は撮影禁止でした。

浄土寺の授与品その他

堂内撮影禁止のため、いただいたパンフの写真です。

浄土寺の歴史

浄土堂及び阿弥陀如来の説明書き

浄土寺の手水

浄土堂正面にある手水

浄土寺の建物その他

鐘楼堂

浄土寺の本殿

本堂(薬師堂)
桁行五間、梁間五間、単層、屋根宝形造、本瓦葺。
室町時代の中頃に焼失したため、永年14年に再建されたものとのこと。

浄土寺の歴史

本堂説明書き

浄土寺の鳥居

境内内にある八幡神社

浄土寺の建物その他

八幡神社 拝殿

浄土寺の建物その他

八幡神社 本殿

浄土寺の御朱印

八幡神社由緒

浄土寺の建物その他

拝殿内

浄土寺の建物その他

開山堂
浄土寺の開基である重源上人の坐像が安置されています。

浄土寺の歴史
浄土寺の建物その他

経蔵

浄土寺の建物その他

不動堂

浄土寺の手水

浄土堂の南側にある手水舎

浄土寺の建物その他
浄土寺の建物その他

南側階段
この階段を降りて少し進むと塔頭寺院の一つである歓喜院があります。

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空海和尚
2020年10月23日(金)
835投稿

浄土寺の8月の花御朱印2種類、新西国三十三所客番の御朱印、歓喜院の御朱印4種類です。

浄土寺の御朱印

8月花御朱印

浄土寺の御朱印

8月花御朱印

浄土寺の御朱印

新西国三十三所御朱印

浄土寺の御朱印

御朱印

浄土寺の御朱印

御朱印

浄土寺の御朱印

御朱印

浄土寺の御朱印

御朱印

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