拙いながら、私たちの心の水に、仏さまの光が現れる、(三密)加持の様子をイメージしてみました。真言宗の宗祖・空海さんがとても大切にしていたことばでもあります。
A5見開きサイズになります。必ずスマートレターで折らずにお送り致します。
流れとしては、写経1セット(※1巻)を郵送いただいた後、こちらから御朱印をお送りします。同封の振込用紙から、1枚600円の御朱印代をご入金ください。振込手数料のご負担もお願い致します。
実質、送付の際に切手代もご負担いただくことになるため、御朱印発送の送料は、お寺で負担させていただきます。その代わり…というわけでもないのですが、2枚目以降も変わらず600円頂戴致しますこと、ご了承ください。
※9月10月は予想外の用事が重なってしまい、お寺に届いてから1週間くらいお日にちをいただくことが多くなってしまいました。今季も念のため、投函されてから、2週間程度お待ちいただけましたら幸いです。
【写経(納経)に関するきまり】
今回、お納めいただく写経については、用紙・筆記用具・お経の種類は問いません。ご奉納いただきましたものはすべて、有り難く仏さまにお供えさせていただきます。
【おすすめ課題(おうちでプチ写経)について】
写経をもっと身近に感じていただきたく、この御朱印専用の「おすすめ課題(おうちでプチ写経)」もご用意しました。こちらの送付(納経)も大歓迎いたします。
こちらについては、本投稿の最後に詳しくご説明させていただきますね。
以上が、本企画の基本形になりますが、ご希望の方には「日付の選択(消印から5日以内)」や、「8文字程度の文言の追加」なども対応させていただきます。
といいますのも、実は、昨年参加しましたオンライン写仏の企画にて、「大切な記念日にどこにも行けない悲しみ」「お参りしたい時にお参りできない寂しさ」をお抱えの方がいらっしゃることを知りました。
(自粛も予防も本当に大切なことですが…寂しいものは寂しいし、辛いものは辛いですよね…)
私も初めてのことで、悩みながらの試みになりますが、少しでも、そういった辛い気持ちにお応えできたらと思っています。少し長くなりますが、ご希望の方は必ず以下をご確認の上、お気軽にリクエスト内容を明記ください。
(※念のため表記しますが、リクエストにあたり、追加料金・追加納経の必要はございません※)
◎日付リクエストについて
【消印のおよそ5日以内に限り】、前後の日付のリクエストを承ります。(リクエスト当日、仏さまに思いを馳せることをお忘れなくお願い致します。)
※本当は3日以内、と思いましたが、お寺の側が「消印」から判断するしかないため、誤差込みで「およそ5日以内」とさせていただきました。1週間以上の間隔には対応しかねること、ご了承くださいませ※
※こちら、2月21日から3月20日までのデザインになります。3月21日以降の対応は現時点で未定です。ご了承ください。
◎文言リクエストについて
この御朱印の右上部分に、「およそ8文字以内」で対応させていただきます。
(※すべてを慈しむ仏さまの教えの範囲内での受付となります。適宜やわらかく言い換えたり、想定を遥かに超えるものについては、見なかったことにさせていただく場合もあること、ご了承いただければと思います)
何もないとリクエストもしづらいかと思い、いくつか例を考えてみました。
例1)「奉納」系~「写経を奉納した証の御朱印」と明記してほしい方に
「お寺に写経を納めた証」…「奉納」
「お願いごとがあり、写経を奉納した証」…「奉納 為 ○○」など。
「般若心経を三巻納めた証」…「奉納 般若心経 三巻」
※巻…写経の数え方
「大切な方のお弔い・供養のために写経を奉納した証」…「奉納 為 (○回忌)追福菩提」など。
「誕生日という大切な節目に、写経を奉納した証」…「誕生日記念奉納」など。
例2)「お祝い」系~大切な節目を、仏さまにも祝ってもらえたら有り難いという方に~
「一生に一度の還暦を仏さまにも祝って欲しい」…「祝還暦」など。
「誕生日を仏さまにも祝って欲しい」…「誕生日おめでとう」など
例3)その他、私には思いつきませんが、およそ8文字以内で何かリクエストしてみたい文言がありましたら、お気軽にお寄せください。
時に悩んでしまうかもしれませんが、真剣に、仏さまのお心に適う(ように感じる)範囲で、お応えしたいと思っています。
◎おすすめ課題(おうちでプチ写経)について
実はお寺の写経会の常連さんからも「家で写経をしようと思っても、なかなか出来ません…!」という切実なお悩みを、いただいております。
写経がなぜ修行になるかをよくよく考えてみますと、「仏さまの(教えの)香りのする文言を手ずから書き写す」ことが大切なのだろうと思います。
そう考えますと、お寺で背筋を伸ばし、伝統的な形式に沿って、たっぷりと時間をとって写経いただくのも尊いことですが、もっと身近に・気軽に「写経の楽しさ」が味わえた方がいいような気がしました。
…そこで、「楽しく取り組めること」最優先に、「おうちでプチ写経」というお手本をご用意しました。お好きな用紙に、お好きな筆記用具で、心静かに、以下を写してみてください。
(※フリガナは再現しなくて大丈夫です。)
半紙に筆ペンでも、お気に入りの便箋にボールペンでも大丈夫です!書き進めていくうちに、心地よい集中の時間がやって…きますように!!
(※実際の写経の例)
半紙に筆ペンでも…
お気に入りの便箋にボールペンでもOKです!
◎「オンライン写経」風に取り組みたい方…なぞり書き用にお手本データ作りました。お手元の用紙に印刷の上、お楽しみください。
薄くないお手本データ:
https://drive.google.com/file/d/1vwqT43RLXYnkQIDDAp3tVVJaNvkBPYv8/view?usp=sharing
◎課題文についての解説
この課題文は、厳密に言うと「お経」ではないのですが、「仏さまの(教えの)香りのする文言を手ずから書き写す」ということを念頭に、私たちがとても大切にしている真言宗の宗祖・空海さんの『即身成仏義(そくしんじょうぶつぎ)』という本から、一文を書き下しで引用しました。
昔は光のことを影と呼びました。仏さまの「日の光」が、私たちの「心の水」に現われること、また私たちが自らの「心の水」に、仏さまの「日の光」を感じ取ろうとする「三密加持(さんみつかじ)」について説いているところになります。
実は今回の御朱印のモチーフになった文章でもあります。ぜひ一度、空海さんの原文に触れてみていただけましたら幸いです。
最後に、この課題を現代的に言い直したものを、ご紹介します。
“「加持」とは、如来の限りのない悲(いつく)しみと、人々の信心との相互関係を示している。加持を二つの語に分けて考えて、仏の限りない悲の心である日の光が人々の心の水に現われることを、「加」といい、行者の心の水が如来の日の光を感じることを「持」という。
行者がもしこの道理を心得て、心に留めるならば、もともと身口意の三密が互いに相応しあっているから、人々の中に本来具え持っている自性(じしょう)と受用(じゅゆう)と変化(へんげ)の三種の法身が、速やかに現在の身体のままに現われ、それを身につけることが出来る。こういった意味で「速疾に現わる」と名付けたのである。普通にいわれている、即時とか即日という言葉と、即身の意味も同じ意味として受け取ってよい“
(以上、松長有慶『訳注 即身成仏義』現代表現より)
私にもまだまだ難しく、大きな顔で解説できるほどの自信はないのですが、ご一緒に、空海さんの息吹を感じていただけましたら幸いです。