■言霊学■ ～高司神社の神さまの事～

祝詞・古事記・密教・呪術など色々調べていたら
「言霊学」が出てきまして
「神さまの名前」と「言霊」の関係を示した文書も出てきました。

へぇ～と思ったので簡潔に書いてみます。
高司神社の神さまは
　
男神の！属性！とされる
→高御産巣日神（タカミさん
　
女神の！属性！とされる
→ 神産巣日神（カミムスビさん
　
御利益は
縁結び・安産・心願成就など「成り成り」する事を司る神さま
（キーポイント）
　　
712年に 太安万侶（おおのやすまろ）の編纂によってできた「古事記」に
「高御産巣日神」「神産巣日神」の字が出てくるが
その、本当の意味とは！
　
漢字だと隠れて分かりにくい
カタカナに置き換えると
　
タカミムスビノカミ
　カミムシビノカミ
　
なんと頭の「タ」以外全く同じ
　
カミムスビの
「カミ」は
「噛む」の意。噛み合わさる事を指し
「ムス」は
「生まれる・生える・生じる」の意
「ビ」は
「霊」で言霊「子音」の部分

＊「子音」とは目覚めの活動が何やら活発に始まろうとする先天の部分
　
「カミムスビ」の意味は
「噛み合わさって現象である子音を生じる」となる
　
つまり、むしてできた
男の子は「むすこ、息子」
女の子は「むすめ、娘」
　
互いに噛み合わさる事を「感応同交」と呼び
　
「主体＝先導役」と「容体＝受入役」のお互いが
感応同交し現象が生じる
それが、男（主体）女（容体）であれば
子ができる
　
出発点と目的点、始まりと終わり、など
様々な事が主体と容体で成り立っている
　
最後にタカミムスビノカミの「タ」
音声学では
タ行のタチツテトは「積極的な音」とされ
　
単純に主体と容体が感応する時
主導を執るのは主体で、容体は受け身になるだけ
　
だから 高御産巣日神（タカミムスビノカミ）には
「タ」がついているんですって。

言霊学と神名を結びつけると
どのような働きの神さまなのか分かってしまう
長い複雑なお名前の神さまも
きっちり意味を成して名がついているんです。
子どもの名付けもしっかり意味をもって付けてあげないとですね。